ドッグフード

柴犬のドッグフード、計量器できちんと量って。

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ドッグフードはただ食べれば良いというものではありません。柴犬には柴犬用の犬種別のものがあり、更に同じく柴犬でも月齢で分類されています。ドライフードの大袋を買っているでしょうがその量も決まっているので、計量器できちんと量って与えるようにしてください。とはいえ、人間だって毎度同じ分量を食べているとは言い切れず季節や体調によって変動します。

犬だって同じですから、きちんと量ったドッグフードをどれくらい食べているのかもよく観察していれば大きな病気の兆候を見逃すことはありません。なぜ食べる量が減ってしまうか、そこには原因があり対策を取ることも出来ます。

柴犬の年齢とドッグフードの与え方

同じ柴犬のためのドッグフードでも、幼犬用・成犬用・シニアと年齢に応じて商品は異なります。それぞれに入っている栄養素の内容や量・一度に与えるべき量などが違っているのです。まだ顎の骨が発達していなかったり、逆にすでに退化してしまっている状態でドライフードを噛み締めるのは困難ですから、粒も小さめで少しでも食べやすくなっているでしょう。こちらの方が安かったからと違った年齢のものを与えるのは止めておきましょう。

ドライフードはそれなりに大袋に入っているはずです。犬達は人間よりも寿命が短く、あっという間に年齢を重ねていきます。そのため買った当初と使いきる頃とで年齢が違うと、同じ商品でも与える量が違ってくることもあるので注意してください。できれば袋の中に計量カップやスプーンスケールといった計量器を入れておくと量る作業がスムーズです。最近では100円ショップなどで安価に手に入りますから、犬用と人間用で分けるようにしてください。

ドッグフードを量った計量カップは、すでに獣臭が付いてしまっています。それを人間用の食事作りに使ってしまうと、せっかくのおいしいお料理が獣臭くなってしまうので注意しましょう。あくまで与える量は目安であり個体差はあります。体調などによっても食欲が落ちるときもあるのである程度は量を調節してください。できれば量はそのままに、調理によって食べやすくしてやる方が栄養が落ちずお薦めです。

柴犬のドッグフードの量や与え方

柴犬にドッグフードを与える場合には計量器などを使用して、適度な量を与えることがすすめられています。とくに柴犬の場合、年齢によっても運動量や必要なエネルギーがかなり変わってきますので、年齢にあった量やドッグフードの与え方というのがとても重要になってきます。たとえば子犬期の場合、生後2ヶ月くらいであれば1日のドッグフードの量は約145g程度で、4回ほどに分けて与えるのが理想的です。

生後10ヶ月くらいになれば約155gほどに増やしてあげて、2回から3回に分けて与えれば大丈夫だと言われています。1歳から10歳までは成犬期ということになりますが、運動量が増えますので1日のドッグフードの目安は最大190gまで増やすことができます。また与え方も1日2回ほどにすることができるでしょう。ただ柴犬の大きさや体格によっても調整することができますので、大きめの柴犬や運動量が多い柴犬の場合には、多めに与えることで必要なカロリーを補給することができます。

10歳以上になるとシニア期になりますが、この時期になると消化器系が衰えてきますので、1日に3回から4回に食事を分けて、消化しやすいようにしてあげるのは良い方法です。またドッグフードの量も最大150gに減らしてあげることがすすめられています。噛む力が弱くなっているのであれば、ミキサーなどで細かくしてあげると消化には良くなっていきますし、お湯で柔らかくして与えても良いでしょう。

季節別の柴犬に与えるドッグフードの量と与え方


季節によって、柴犬への食事を与える量を考慮することも大切です。まず、春は1年で最も過ごしやすい季節ですので、柴犬にとっても過ごしやすい季節となります。その為、春の食事量が基準となります。この時期に、愛犬の適量を把握しておき、計量器などに目印をつけてわかるようにしておきましょう。次に夏ですが、暑さの為に運動量が低下してしまいます。

中には食欲がなくなってしまう柴犬もいますので、栄養不足に注意が必要です。ウェットフードを毎日食べている犬の場合には、栄養価の高いドッグフードを混ぜるなどして工夫する事が大切です。一方で、ドライフードばかりで食欲が減退している場合には、食いつきが良く水分量の多いウェットフードを与えてあげてもいいでしょう。そして、過ごしやすくなってくる秋には、食事量・運動量共に増えてきますので、増えた運動量に合った量の食事を与える事が大切です。

次に、冬場ですが犬は寒さに強いので、秋に引き続き、動く量も増えていきます。ただし、冬場にはある程度の皮下脂肪も必要ですので、それらを考慮して他の時期よりも食事量を増やしてみてもいいでしょう。その他の注意点としては、外で飼われている柴犬の場合は、体温を保つために栄養もエネルギーも必要となりますので、しっかりと必要なエネルギーを計算してあげることが大切です。

このように、季節によって柴犬の運動量などが違ってきますので、それらを考慮して食事量を決めていきましょう。

柴犬がドッグフードをあまり食べなくなったら

柴犬に与えるドッグフードはしっかり計量器で量ってから与えているという人もいるでしょう。多くの柴犬は食べることが大好きです。いつもと同じドッグフードなのに急に食べる量が減った場合、まずは体調不良の可能性が考えられます。嘔吐や下痢、熱、目の充血といった症状がないか確認しましょう。食欲がなくて他の症状がある場合は何かの病気が隠れているのかもしれません。

その場合はすぐに病院に連れていくことが大切です。特に他の症状がなくて元気もあるのにドッグフードを食べる量が減った場合、柴犬の我儘の可能性があります。おやつや他のドッグフードは食べるのに普段のドッグフードをあまり食べないなら、もっと美味しいものを食べたいと考えているのかもしれません。そして、ご飯を食べなければもっと美味しいものが食べられると知っているのです。

その場合の対策としてはいつも通りに食事を与え、5分経っても食べない場合は片づけるようにしましょう。これを何度か繰り返すことで犬は出された食事をきちんと食べるようになります。なかなか食べないと心配になるかもしれません。しかし、健康な成犬なら2~3日食べなくても問題ありません。水は十分飲ませるようにしましょう。嗅覚は犬にとって欠かせない感覚ですが、年齢を重ねるごとに衰えてしまいます。

匂いのしない食事にはあまり魅力を感じない犬も多いです。老犬の食欲が落ちた場合、病気だけでなく嗅覚が衰えてしまったことが原因かもしれません。その場合はトッピングで興味を持たせるといった方法が効果的です。

まとめ

柴犬にとって食事は1日の中で最も楽しみな時間です。たくさん欲しがるからという理由で食事を与えすぎてしまうという人もいるかもしれません。しかし、犬も人間と同じように食べ過ぎれば太ってしまいます。犬の肥満の主な原因は食事の量や与え方であり、犬が太ってきたと感じたら普段の食生活を見直してみましょう。肥満になるとさまざまな病気の原因となりますし、健康を維持するためには正しいドッグフードの与え方を守ることが大切です。

柴犬の食べる量が減った場合、いくつかの原因が考えられます。病気の場合は心配ですが、我儘で食べないこともあるので様子をしっかり見ましょう。

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