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柴犬の体のニオイがきつくなったとき考えられる病気と原因は

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柴犬の体臭をきつく感じたときは、病気のサインの可能性があります。体から発する臭いがきつかったり明らかに変な臭いがするときには、体や皮膚の異常が考えられます。6歳以上のシニア犬に多い糖尿病や腎不全で体の抵抗力が落ちると、皮膚に存在する常在菌への抵抗力が弱くなり、体臭が強くなることもあるのです。柴犬はアトピー性皮膚炎を発症するケースが多いですが、皮膚が化膿する膿皮症やカビのような臭いがするマラセチア皮膚炎(脂漏性皮膚炎)を発症するケースもあるのです。

病気で体臭がきつくなっているときは、適切な治療が大切です。病気がないのに柴犬の臭いをきつく感じるときは、毎日食べているドッグフードが原因の可能性があるのです。

柴犬の体臭がきつくなったとき、飼い主が注意するべきこと

柴犬の体臭が、急にきつくなった感じることはないでしょうか。人も体のニオイで悩まされることが多いように、生き物はさまざまな臭いを発しています。健康な状態では気にならなくても、病気になると強い悪臭になるのです。雑食の犬は歯垢や歯石がつきやすいため、口臭がきつくなる場合もあります。そして体からも異常なニオイがするときには、何らかの病気を発症している可能性があるのです。

体の臭いといえば汗のイメージが強いですが、犬の体には汗腺がありません。皮膚の内側に脂分を分泌する皮脂腺があるのです。分泌した皮脂が酸化して独特の臭いを発生させます。加齢による衰えや病気で体調が悪く、抵抗力が下がった状態だと皮膚に存在する細菌の活動が活発化して、さらにニオイがきつくなるのです。シニア犬に多い糖尿病では口臭が果物のような甘酸っぱいに臭いがしたり、腎不全を発症していると口から尿のような臭いが発生することもあるのです。

臭いはさまざまな病気のサインを示しています。我が家の柴犬が健康に年齢を重ねる体調維持のためにも、体の臭いの確認は大切です。病気を発症していないのに体臭が強くなり、便の状態に異常があるときは腸内環境の悪化が考えられます。原因として考えられるのが、毎日食べているドッグフードです。品質が悪く、柴犬の消化器官に負担をかけるドッグフードが腸内バランスを乱して悪玉菌を増やして腸内環境を悪化させ、その結果、悪臭の原因になることがあるのです。

腸内環境の悪化は、さまざまな病気の原因にもなります。体の臭いを改善し病気の発症を防ぐためには、最適なドッグフードを選び、注意するべきポイントがあるのです。

柴犬がかかりやすいといわれる病気

柴犬は一般的な犬種のなかでも非常に健康的な犬種だといわれています。ただ柴犬でもかかりやすい病気として言われているのが、アトピー性皮膚炎です。このアトピー性皮膚炎の原因としては、ダニやハウスダストなどがありますが、身体を頻繁に掻くようになったり、皮膚が赤くなってしまう症状が起こります。まずは動物病院で診察してもらうことが必要ですが、普段からしっかりシャンプーをするようにして皮膚を清潔な状態に保つことが必要です。

またドッグフードについても、アレルギーによってアトピー性皮膚炎が引き起こされる場合があります。この食物アレルギーというのは柴犬によっても違いがありますので、とくに新しい食材やドッグフードを与える場合には、少しずつ与えるようにすることが大切です。ふだんから糞便や体臭などにも気を配り、少しでも変化があれば動物病院で診てもらうようにしましょう。

このアトピー性皮膚炎以外に柴犬がかかりやすい病気としては、角膜炎もあります。目が充血してしまったり、涙が止まらないという症状がある場合には、この病気の可能性があります。ほかにも耳のよごれ や耳ダニによって引き起こされる外耳炎があります。普段からなるべく栄養価の高いドッグフードを与えることに加えて、清潔にしておくことが大切です。

普段からよく観察しておき、少しでも変化があったら必ず動物病院につれていくように習慣づけるようにしましょう。

柴犬のドッグフードには体臭を抑制できるタイプもあり


柴犬を含んだ犬全般は体臭が非常に強く、人間の数倍と言ってよいでしょう。何らかの病気によって体臭が強くなるケースはありますが、食べ物が関係しているケースもあります。食べ物が身体を構成しているのは人間も柴犬も変わりないのです。現在食べているドッグフードが合わない、または粗悪品といった場合は体臭・便臭を強くしてしまう可能性があります。柴犬の健康維持のためには腸内環境を整えることが大切です。

腸内バランスの悪化は便秘・下痢の原因となりますし、ニオイを強くするケースもあります。格安ドッグフードは家計には大助かりですが、柴犬の健康を阻害しているケースもあります。安いものには必ず理由がありますので、健康を増進するためには少し高いドッグフードを選ぶのが得策です。安価なドッグフードには添加物がたくさん含まれていることが多いです。値段を抑えて風味を維持し、かつ品質を長持ちさせるためには添加物は必須となります。

柴犬にとって無添加タイプのドッグフードが好ましいのは間違いなく、免疫力が向上することで体臭が軽減することが多いです。添加物を摂取してもすぐに体調に反映されるわけではありませんが、高齢犬になるほど影響は出やすくなります。健康と安全対策・病気予防のためにも無添加タイプのドッグフードをおすすめします。ほかにも乳酸菌のサプリを摂取して腸内環境を改善する方法もあり、免疫向上・体臭予防などが期待できるでしょう。

柴犬の体臭予防に効果的なドッグフードを選ぶ

柴犬の体臭を予防したいという場合、最適なドッグフードの選び方をチェックしておきましょう。柴犬はもともと肉食寄りの雑食動物であり、穀物の消化は苦手であると言われています。穀物の多いフードは上手く消化できず、腸内環境を悪化させる原因になってしまうので注意しましょう。腸内環境の悪化は臭いの原因になってしまうため、柴犬が消化しやすい動物性タンパク質を多く使ったドッグフードを選ぶことが大切です。

ちなみに、動物性タンパク質が豊富でも粗悪な原材料を使っていたら意味がありません。安いドッグフードの中にはミートやミール、副産物といったよく分からない肉が使われていることがあります。このような肉は病気の動物の肉や犬が本来食べないような部位が使われていることもあるので注意しましょう。原材料の質が悪いと消化不良を起こしやすくなりますし、腸内環境が悪化してしまう可能性もあるのです。

チキンやビーフといった表記があれば安心です。ドッグフードに含まれる添加物が体臭の原因になってしまうこともあります。ドッグフードは加工品なので全く添加物を使わずに作ることはできません。そのため無添加のフードではなく、危険な添加物が含まれていないフードを選ぶことがポイントです。化学的に合成された添加物ではなく、天然由来の成分なら安心です。

もちろん柴犬の体質にもよっても変わってきますが、安全性の高いフードで臭い対策をしましょう。

まとめ

柴犬の体臭に困っている人も多いでしょう。実は気になる臭いは少し気を付けるだけで改善できることもあります。病気が原因で発生している場合は治療が必要となりますが、まずは臭いの原因を見極めることが大切です。体臭とドッグフードは何の関係もないように感じられるかもしれません。しかし、ドッグフードも犬の臭いの原因の一つと言われており、臭いを抑えるためのドッグフードの選び方も知っておくのがおすすめです。

安価なドッグフードには穀物や質の悪いタンパク質が大量に使われているため、柴犬のためにも避けた方が良いでしょう。

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