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柴犬の去勢後のケアや注意点などがあります

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オスの柴犬を飼う場合、去勢をするのか、去勢はしないのかを選択する時があります。去勢は必ずしないといけないという事ではないものの、去勢をすることでオスの柴犬は喧嘩が少なくなるなどメリットはあるものです。去勢をする場合は、動物病院で手術を行うだけではなく、手術当日に心がけることや、術後に注意することやケアが必要なことなど、飼い主としての対応がいくつかあります。

人間も簡単な手術であっても色々と精神的負担はあるもので、それは愛犬にとっても同じことです。事前に知識として色々と知っておく事は必要です。ここでは去勢手術の前や去勢後の注意点などを紹介します。

去勢後に注意することや出来る事について

柴犬のオスを飼う場合、去勢を考える飼い主は少なくありません。去勢をしないという選択もありますが、去勢をするという選択をした場合、柴犬の去勢後にはいくつか注意したりケアをする必要があります。手術する当日からは食事の管理と運動を控える事がポイントです。去勢後5~6時間程度で麻酔が切れますが、食事を与える場合には、麻酔が切れて餌をあげるようにします。

餌の量は普段の量の半分程度にしますが、もし食事を嫌がるようであれば無理にあげる必要はありません。水は少しずつあげて運動が好きな柴犬ですが、去勢後は散歩も極力控えるようにして安静にします。飼っている柴犬が外でしか排泄をしない場合には、抱っこして外に連れ出すなど歩かせたり運動するような行動は避けるようにします。

去勢の手術をすると発情するというストレスがなくなって、気持ちが安定するため手術をする前よりも去勢後は食欲が増したり、エネルギーの消費量が変わるなど、今までと同じ量をあげても太ってしまう可能性があります。そのため、去勢後に柴犬の食欲が増しても餌は今まで通りの量をあげるようにします。

術後、1ヶ月の間に体重が増えるような事がある場合には、獣医に相談して専用の食事に変えたり、食事の内容を見直すことなどが必要です。柴犬の去勢後の当日に注意することは、食事の量と運動量の調節です。手術の翌日から6日後、抜糸までの間は、運動量のコントロールと傷口のケア、薬の管理などをすることが大切です。

麻酔が切れた翌日からも注意することがあります

柴犬の去勢手術後は、当日だけではなく、手術の翌日から抜糸、抜糸後にも注意やケアが必要になります。麻酔が切れた翌日の食事は普段通りの食事の量にします。食べない場合には、ウエットフードなどに替えてみるのも良い方法です。動物病院によっては薬を処方する場合もあるので、その場合は薬の苦みをカバーするためにウェットフードなどで薬を覆ってあげるようにします。

傷口が気になって愛犬が傷口を舐めてしまうと菌が傷口から入って化膿してしまう可能性もあるので、抜糸する場合には抜糸が終わって傷口の赤みがひくまでエリザベスカラーをつけます。運動が好きな柴犬は走ったりジャンプすることもありますが、抜糸するまでは過度な運動をすると傷口に痛みが出る事もあるため、ドッグランなど愛犬が興奮するような場所には連れて行かないように心がけます。

抜糸をすると傷口はふさがっていますが、柴犬がきにして舐めると炎症を起こす可能性があるのでエリザベスカラーをつけるようにします。シャンプーは、抜糸後2~3日後に行うと良いです。それまでは極力濡らさないように注意し、体のにおいが気になる場合には、濡れタオルで傷口を避けて拭きます。シャンプーの時期がわからない場合には、手術を受けた獣医に相談し確認すると良いです。

去勢後は、食事の量に注意したり、抜糸までは運動を制限したり、抜糸後もしっかりと傷口がふさがるまでエリザベスカラーをつけて舐めたりしないようにケアするようにします。

柴犬は古来から日本に存在しています


日本だけではなく海外でも人気のある柴犬は、縄文時代から日本に存在しています。縄文時代の遺跡から柴犬の祖先犬の骨が出土しており、当時は狩猟犬としての役割をもち、山岳地帯を駆け回っていました。明治時代に入ると日本にも洋犬が入ってきて、洋犬との雑種化で一時、絶滅の危機にさらされ、日本犬を保護する目的で保存会が設立して、昭和11年には柴犬は天然記念物に指定されました。

柴犬は他の犬種に比べると野性味が強く、どの犬種よりも犬の祖先にあたるオオカミに近いとされてます。狩猟犬として熊などにも向かって行くことができる勇敢な性格と不屈の精神力が要求されました。素朴な印象ですが、がっしりとしたバランスの良い体つきで、凛々しいい風貌です。派手ではないものの親しみやすさがあり、ピンと立った立ち耳や巻いた尻尾なども特徴的です。

どれも同じような顔と思われがちですが、柴犬には額から鼻筋にかけた部分が浅く平坦で、面長なきつねのような顔や、頬が張って丸い顔をしているたぬきっぽい印象の顔と大きく2タイプに分けることができます。柴犬は番犬に向いている性格で、オスはメス以上に好奇心が旺盛で積極的に行動をします。運動量も豊富なので散歩は欠かせない事です。オスを飼う場合には去勢をするか、しないかを考える場合があります。

どちらの選択も可能ですが、去勢をすることで性ホルモン減って、オスの闘争心や独占力などが和らぐことが考えられます。他の犬と喧嘩をするようなオスの場合は、以前よりも喧嘩の回数は減る事が期待できます。好奇心旺盛なところなど基本的な性格は変わらないため必要以上に心配する必要はありません。

柴犬の去勢後は心のケアも大切です

手術をするという事は、人にとっても精神的なダメージはあるもので、それは柴犬にとっても同様です。飼い主は、去勢手術前の当日や術後のケアを柴犬にすることも必要なことです。手術当日や術前は、愛犬になるべく普段通りに接するようにします。柴犬のことを思って怖くないから、などと大袈裟に接すると、いつもと違う主人の態度に気付いて柴犬は不安が増し、手術前に落ち着かなくなる事があります。

術前に不安にさせないために必要以上に言葉をかけることはせずに、診察室から出る時もさらっとした態度をするように心がけます。手術が終わり去勢後は柴犬も精神的なダメージをおっているものです。スキンシップを積極にとってリラックスさせてあげることが必要です。食欲があればおやつをあげるのも良い事です。手術の翌日になっても何も食べないなど、いつもと違う様子の場合には獣医に相談します。

また、去勢の手術をした愛犬が可愛そうに感じる場合もあり、甘やかしてしまいますが、それは愛犬を混乱させることにもなるので、通常であれば術後2日後からは留守番などをさせても問題はありません。去勢後に動物病院が嫌いになってしまう柴犬もいます。

診察のたびにストレス感じて健康にも影響が出る場合もあるので、去勢後は散歩のコースに動物病院を入れたり、病院の前でおやつをあげるなど、大好きな散歩とおやつを上手に利用することで動物病院の印象を良くしておくことも大切なことです。

まとめ

柴犬のオスは好奇心旺盛で少しやんちゃな所もありますが、それが魅力的な部分でもあります。去勢をすると喧嘩ばかりしているようなオスは喧嘩が少なくなる事がよそうできますが、好奇心旺盛などの基本的な性格は変わる事はありません。去勢手術は、犬にとっても負担が大きいものです。主人にとっても愛犬の手術は辛いもので、つい普段と異なる行動をとってしまうとそれが逆に愛犬の不安をあおる事にもつながるため、手術の前日や当日は主人も落ち着いて普段と変わらない態度で愛犬に接するように心がけます。

また、去勢後には食事の量や傷口を舐めさせない工夫など、術後にも色々と注意をすることも必要なことです。

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