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柴犬に与えるドッグフードの種類

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柴犬に与えるドッグフードにはドライタイプだけでなくウェットタイプもあります。このタイプの特徴は水分量が多いということであり、70~75%が水分となっています。ドライフードに比べて肉や魚の素材がしっかり使われており、犬にとって美味しく感じられることも特徴です。また、とても柔らかいため、子犬や老犬でも食べやすいでしょう。さらに、ウェットタイプのドッグフードは開封しなければ賞味期限が長く、管理しやすいというメリットもあります。

無添加のドッグフードなどもありますが、その場合は賞味期限が短くなるので注意しましょう。

柴犬にウェットタイプのドッグフードは良いのか

柴犬にウェットタイプのドッグフードを与えたいという場合、そのメリットをチェックしておきましょう。このタイプのメリットとしてはまず、原材料の肉がそのまま使われているため、柴犬の食欲を刺激してくれるということです。ドライタイプのドッグフードと比べて食いつきが良いため、食欲のない犬に与えてみると良いでしょう。また、水分を含んでいるので水をあまり飲まない犬にもこのタイプのフードがおすすめです。

水を飲まないと脱水症状を起こしてしまうこともあるので注意しましょう。このタイプのフードにするだけで食事と一緒に水分を摂取できますし、脱水症状の予防に繋がります。老犬や歯の悪い犬はドライタイプのドッグフードだと硬くて食べられないこともあるため、柔らかくて食べやすいこのタイプのドッグフードに切り替えてみると良いでしょう。開封しなければ長期保存ができるというメリットもあります。

そのため災害時の柴犬の非常食として用意しておくこともできるのです。ウェットタイプのドッグフードはドライタイプと比べて消化しやすいこともメリットです。柴犬のお腹の調子が悪い場合、フードを上手く消化できていない可能性もあります。その場合も水分の多いフードを与えることで改善できることが多いのです。特に子犬や老犬には注意が必要です。子犬は消化器官が未熟ですし、老犬の場合は機能が衰えているため、消化吸収しやすいドッグフードを与えるようにしましょう。

柴犬に合ったウェットタイプドッグフードの選び方

柴犬のウェットタイプのドッグフードには様々な種類があります。どれを選べばいいのか、無添加が良いのか、柴犬に合ったものはどれかなど悩む飼い主さんは多いですが、これから挙げるポイントを参考にして下さい。最初に、平成21年6月1日より施行されました「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」により、使用した原材料(添加物含む)を全て記載、原材料名は使用料の多い順に記載、が義務づけられましたことを記載しておきます。

ポイントはドライフードと同じです。まず人間の食べるものと同じ品質のものが入っている(ヒューマングレード)のかということです。中には人間では食べられないものが入っている場合があります。次にグレインフリー(穀物不使用)なのかを確かめます。柴犬は穀物を消化する機能が弱いことや穀物アレルギーになりやすいため、穀物は身体に必要ではないからです。特に小麦やトウモロコシはアレルギーになりやすいため十分注意して確認してすることが大事です。

また原材料に何が含まれているかも確認しましょう。動物性脂肪や動物性油脂と記載されているものや、ミートミール・チキンミールなどの○○ミールや○○パウダーなどと記載されているものには人間が食べないくず肉や皮膚などを使用しています。美味しくないのでもちろん添加物も入っています。最悪の表現ですとコスト削減のために廃棄するはずのものに、添加物を加えて美味しく見せている粗悪品と言っても過言ではないです。

柴犬のウェットフードを購入するときは、必ず裏面の原材料の表記を確認するようにして下さい。

柴犬大好きウェットフードとその注意点


嗜好性が高く食い付きのいいウェットタイプのドッグフードですが、それ故の注意点もあります。その嗜好性の高さから柴犬も好んで食べるため、肥満になりやすくなる原因になったり、一度ウェットタイプのフードを食べるとその後ドライフードを食べなくなる柴犬の子もおり、偏食になってしまう可能性があります。またウェットタイプのドッグフードは柔らかくて食べやすい分、歯に食べカスが付着しやすくなっています。

付いた食べカスは歯垢や歯石、歯周病、歯槽膿漏に掛かりやすくなってしまう危険性があるので、食後の歯磨きを習慣付けておきましょう。また、ウェットフードをドライフードのトッピングや味付け、おかずとして与えるなら「一般食」で問題ありませんが、主食として与える場合は「総合栄養食」を与えてください。総合栄養食は栄養バランスを考慮して作られていますから、それと水だけでも柴犬の身体にとって必要な栄養素を摂取することが出来ます。

また、柴犬の健康を考えると無添加のものを与えてあげることをおすすめします。それから、ウェットタイプのドッグフードは腐りやすいということも注意しなければなりません。夏場は特に危険なので、なるべくその日のうちに使い切ってください。そして残したフードは必ず廃棄しましょう。最後に、ウエットタイプのドッグフードはドライタイプに比べるとやはり高価なものが多いです。毎食与えるとなると、コストパフォーマンスが高いとは言い難いものですね。

食べきれるサイズを選びましょう!柴犬用ウエットドッグフード

ウェットタイプのドッグフードは、缶詰やレトルトパックで売られているため、開封しなければ長く保存することができます。また加熱殺菌処理されているので中身はとても衛生的で安心して食べさせることができます。ウェットタイプのドッグフードのデメリットは、ドライタイプと比較して水分量が多いため傷みやすいことが挙げられます。そのため添加物が多く含まれているものもあるため注意が必要です。

開封した場合は、できるだけその日に使いきることが理想ですが、食欲が落ちている場合などは食べ切れる分だけ取り出し、残りは保存容器やジッパー付の袋などに移し替え冷蔵庫で保存すると良いでしょう。また、開封後も長期間保存したい場合は冷凍することも可能です。ジッパー付の袋やラップなどを使い、できるだけ空気を抜いて冷凍することで、風味を落とさず解凍後もおいしく食べることができます。

酸化したフードを食べ続けるとアレルギーなどの原因になることもあるため、ドッグフード保存には細心の注意が必要です。容量のあるドッグフードの方が安く売られていたりするため、ご利用の方も多いと思いますが、開封後の日持ちや保存のことまで考えて選ぶ必要があります。節約のため購入しても酸化させてしまい捨ててしまうとなると、無駄になってしまいます。

また健康のためにと無添加を選ぶ場合は、添加物の入ったものと比較して賞味期限が短いことも考えましょう。

まとめ

柴犬用のドッグフードにはウェットタイプとドライタイプがあり、それぞれにメリットもデメリットもあり、双方の特長を理解し柴犬の成長に合わせて選ぶことがとても大切です。特にウエットタイプで注意すべき点は、未開封なら保存が利くため、多めに買い置きしておくのに適していますが、開封後は日持ちしないため、早めに食べきることが大切です。これを理解していないと柴犬の健康状態を左右することにもなりかねません。

ドッグフードの特徴を理解し、適切な保存方法についての知識を持っていることが柴犬の健康状態を維持することにも繋がります。

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