健康

柴犬のライフステージによって体のメンテナンスを変える重要性

更新日:

人間同様に柴犬も年齢によってライフステージがあり、体の特徴やそれに合わせた食事内容も異なってきます。適切な時に適切な栄養をたっぷりと摂ることは、健康な毎日と成長を助けるほかに、長い目で見ると寿命を延ばすことにもつながりますので重要です。どの時期にどんな栄養が必要で、気を付けて選べばいいかを配慮するだけでも大きな差が生まれます。

柴犬は特に動きが活発で筋肉質な体系ですので、それを維持するには豊富な栄養が必要ですので、柴犬のライフステージ別の専用ドッグフードを使うのも1つの方法です。これなら年齢に合わせて変えるだけでカバーできるので安心です。

柴犬の年齢に合わせた食事の選択で健康アップ

柴犬は年齢に応じて大きく分けて3つのライフステージがあります。年齢は個体差もあるのであくまでも目安ですが、生まれてから50日くらいまでは幼犬といって人間でいうと赤ちゃんです。生後50日から生後1年くらいは子犬になり、この時期に著しい成長をします。その後は成犬となり、成長は緩やかになり、やがて成長はストップして老化も起こってきます。年齢別に適したドッグフードを選ぶことで必要な栄養素がうまくカバーできます。

まず幼犬時代には生命を維持するために様々な栄養が必要です。母犬がいればお乳が強い味方になりますが、そのほかに食事からも補給が必要ですが、まだまだ歯や消火器の発達が未熟なので、体に負担を掛けない食事を考えなくてはなりません。子犬になると体も出来上がってきますが、その分成長が一気に加速します。犬の体を作る主成分であるタンパク質を多く必要とする時期です。

またたくさん動いて遊ぶ時期でもあるので、適度な運動をさせることで体の発達も促進されますし、消費するエネルギーをカバーする脂質も必要です。ただ、消化器も発達途中ですので犬にとって異物になる添加物や小麦などには反応を起こしてしまう個体もいます。成犬になると体の発達は落ち着き、今度は維持する方向になります。また、年齢を重ねると今度は老化が起こってきて消化能力の低下や運動量の減少や食事量が落ちる、病気になってしまうこともあります。

そのため、体を維持する食事内容に変えて、少ない量でも栄養が取れる、吸収が良いものに切り替えていくことが大切です。

柴犬を含め犬がかかりやすい病気を年齢別で解説

犬の健康トラブルは年齢別によって異なります。0~1歳代の犬の健康トラブルは、感染症や低血糖症です。子犬は生まれた時に母犬の初乳を飲んで免疫力をつけますが、その効果は生後2か月ほどでなくなってしまいます。その後免疫力が弱くなってしまうので、さまざまな感染症にかかりやすくなってしまうのです。また子犬は食べる量が少ないので、低血糖症になりやすいといわれています。

低血糖状態になると、けいれんや発作などが起こりやすくなってしまうので、食事の回数を増やすなどの対策をしましょう。1~5歳までの成犬の時期は他の年齢に比べて健康トラブルが少ないといわれていますが、気をつけなければならないのが肥満です。特に柴犬は運動量が多いので、食べる量も多く肥満になりやすいといわれています。肥満にならないように日ごろからドッグフードの量をコントロールすることが大切です。

またこの年齢でなりやすいのはアレルギー性皮膚炎です。アレルギー性皮膚炎も柴犬がかかりやすい病気なので注意しましょう。歯や耳のケアをすることも大切です。この年代はケアを怠ると、歯周病や外耳炎になりやすいので、飼い主がきちんと歯磨きや耳掃除を行いましょう。5歳以降の老犬がかかりやすい病気は、ガンや糖尿病、白内障です。最近は犬の寿命が延びたことによって10頭に1頭はガンで死亡するといわれています。

糖尿病は肥満の老犬がなりやすく、病気が進行してしまうと白内障などを合併してしまうのです。柴犬も老犬になったらこれらの病気に注意することが大切です。定期的に健康診断をして、柴犬と一緒にいる時間を増やしましょう。

柴犬には年齢別のドッグフードを与える


柴犬の健康を考えるのなら、成長に合わせたドッグフードを選んでいくことが必要です。子犬のときには健康的に成長してもらうためバランスよく多くの栄養を含むドッグフードを選ばれると良いでしょう。また成犬になれば食欲が旺盛になりますのでたくさん食べても太りにくい素材のドッグフードを選びましょう。そして最後に老犬になったら、顎の力が弱くなっていますので少し柔らかめのものを選んだり、消化に優しいものを選んであげましょう。

自宅で飼っている犬も成長に合わせて与えるものを変えていったおかげか、毛艶も良く健康的に成長してくれました。柴犬は中型犬ですので大きく成長すると言う事はあまりありませんが、年齢別に合わせて与える餌を変えていくことによって効率よく成長させることができます。販売されているドッグフードによっては与えるべき適正年齢が表記されているものも多く、それを参考に柴犬のドッグフードを考えてみられると良いでしょう。

ドッグフードを購入する際には、栄養分や価格等から選ばれる方も多いかと思いますが、柴犬の健康を考えるのなら年齢別で販売されている種類のドッグフードがないかチェックすることも大切だと頭に置いておかれると良いかもしれません。柴犬のストレスをためない方法としては、食事のしやすさというものが関係してきます。食べづらいものだとストレスが溜まってしまう可能性もありますので、ご飯選びは少し考えていかれると良いでしょう。

柴犬の年齢別ドッグフード

柴犬のドッグフードの中には全年齢が対象となっているものもあれば、年齢別のものもあります。また、ドッグフードの与え方は年齢によって変わることがあり、同じ内容のものでも与え方を工夫することで幅広い年齢に対応することが出来ます。幼犬の場合は高い栄養が必要となります。体の大きさが徐々に変わるからです。特に体を作る役割を持つ鶏肉や魚などの含まれているドッグフードを取り入れると高い効果がもたらされます。

ただ、1回に食べられる量はどうしても限られてしまうので、1日分を4回くらいに分けてあげるのがお勧めです。このごろの柴犬は食べる量が自分でも分からないので、飼い主が調整してあげることでちょうどいい量となります。成犬になると成長が落ち着いてきます。このころからは1日に2食で良くなっていきます。特別に気を付けることはありませんが、噛み応えのものをあげるのがおすすめです。顎の力が弱くならないことに繋がっていきます。

柴犬は高齢犬になると通常の食事ではカロリーを消費しきれないようになっていきます。そのため、低カロリー食に変えることも考えられます。柴犬は老犬になると様々な体の不調に対処するために高カロリー食が必要となります。1回あたりの食事は少なめにして3回か4回あげるのがお勧めです。あげるのは全年齢のものでも、年齢別のものでも構いません。噛むことに苦労しているようなら水をかけて少し柔らかくするのも、食べやすくする方法の1つです。

まとめ

ドッグフードには様々な種類がありますが、全年齢のものであってもあげ方を工夫することで対応することが出来ます。基本的には食べやすい状態にすることが大切です。しかし、成犬の時期に柔らかいものばかりあげていると顎の力が弱くなったり、強く噛めないことでストレスが溜まったりする可能性があります。そのため、歯ごたえのあるものをあげるのもお勧めです。ここまでで述べたことは健康な柴犬の場合です。

病気になってしまった場合はそれぞれの症状に合わせて食べさせてあげる必要があります。困ったら獣医師に尋ねることも重要となります。

-健康

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.