飼い方・しつけ

柴犬と一緒に楽しく過ごすためのしつけ教室

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海外では犬を飼う時にはしつけ教室に通わせてからと言うのが普通のことです。日本ではまだまだしつけは個人でやるものと言うイメージが強く、しつけ教室なんて必要ないと思われがちです。でも、言うことを聞かなくなった時などは個人では判断できず、困ってしまう飼い主がほとんどです。柴犬は特に主従関係を重んじる性格の犬種です。太古の昔から狩猟に連れていく犬として日本人と過ごしてきました。そのため言うことを聞くと言う習性は強いことがわかります。

つまりしっかりとしつけをすれば正しい行動をしてくれるのが柴犬の魅力です。個人の感情で縛り付けるのではなく、正しいメソッドで接してあげられれば、従順にしたがってくれるはずです。

しつけ教室なんて本当に必要なの

せっかく柴犬と過ごすことになったのに飼い続ける自信がない、初めての経験なので何をしていいのかわからないなどで困っている飼い主は意外とたくさんいます。そんな方はしつけ教室を試してみると良いでしょう。また、子犬の頃は言うことを聞いてかわいかったのに最近は全然聞いてくれないと不満を抱えている人も検討する価値はあります。

お留守番が上手にできない子や他の犬とうまく付き合えない子、噛み癖がついて公共の場にいけないなどの具体的なトラブルを抱えている場合も個人で対応することは難しいでしょう。利用する目的は、飼い主と柴犬の負担やわだかまりをなくすことです。愛犬のことはわかっているつもりの飼い主が多くいますが、そのような人に限って話を聞いてみると人間の目線での話ばかりで、柴犬のことを考えていないなんて残念なことがあります。

家族であることは確かですが、犬と人間の生活はやっぱり異なります。その点を理解してあげて、その上でして良いことやいけないことを考えてあげないと無理を強いている恐れがあります。人間でも大人目線で考えるため子供には無理なことを強制する大人がいます。それでは両者の溝は広がるばかりです。専門性のある場所では犬の行動や性格などを知っているトレーナーが担当します。

何をしたい時間なのか、なんで怖がっているのかを分析して、できることから改善をしてくれます。柴犬も負担がなく良くなっていければ嬉しいはずです。プロの目線でサポートしてもらえば、大きな溝を作ることなく柴犬と生活することができます。

柴犬が受けられるしつけ教室にはどんな種類があるのか

基本的に犬種による違いはないので、柴犬でもどのような場所でも選ぶことができます。一言にしつけ教室と言ってもいろいろな種類があります。まずは預託型と出張型と言う区別があります。預託型はある程度の期間愛犬を預けてしつけをしてもらうタイプのものです。しっかりと仕込んでもらえるので飼い主のところに来る頃には良い子の柴犬になっています。出張型は担当の講師の方に自宅や近くの公園などに来てもらってもらうタイプです。

どちらかと言うとトラブルシューティングのようなものが多く、その場ですぐに効果が期待できるわけではありません。そのほかに時期による区別です。子犬の頃に受けられるのがパピースクールや子犬教室などと呼ばれるしつけ教室です。人間のしつけは子供の頃に行なって、大人になってからは行いません。また、他人がしつけるわけではなく、親が教えるのが普通です。柴犬も同じように子犬の頃に行なった方が効果的だと言われています。

飼い主がトレーナーの指示に従ってしつけを教えていくので信頼関係を築くことができます。誰が飼い主かを理解させることができるので、その後の生活でも役に立てることができます。ある程度大きくなってから何か悪い癖を改善したい時にはホームステイや出張コースなどの短期のものがあります。いずれのコースも専門のトレーナーにお願いするものです。時間がなくてなかなかしつけまで手が回らない方やしつけに疲れてしまった方にはおすすめです。

1回で結果を出すことは難しいので、何回か利用する必要がある場合もあります。

学校みたいなしつけ教室もあるの?


柴犬を外に連れていくと他の犬に怖がる子や攻撃的になる子がいます。これではお友達ができないので飼い主は心配に感じるでしょう。でも個人ではどうしようもできないので、なるべく誰とも会わないような時間に散歩するなどの工夫をされている方もいます。それでは飼い主も柴犬も閉鎖的な生活になってつまらない感じるでしょう。そこで有効なのがグループによるしつけ教室です。

グループしつけ教室は犬の幼稚園などと呼ばれるように朝から夜まで愛犬の柴犬を預かって他の犬と一緒に過ごすことで社会性を身につけることがメインの目的です。飼い主一人ではできない部分を預かっている間に行なってくれます。トレーニングの時間もあり運動が好きな柴犬にはもってこいの環境です。散歩もお願いできるので、帰宅後は飼い主との楽しい時間を過ごすだけです。日中家に一人でお留守番させておくのは気が引けると思われている人にもおすすめです。

トレーナーも多くの人がいるので飼い主以外の人にも慣れることができます。季節に応じてイベントもあり本当の幼稚園のような環境です。このようなしつけ教室に通うようになるとストレスの発散ができるので上手に夜に寝られないことや無駄吠えなどの問題行動が起きにくくなります。歯磨きや耳掃除の仕方などを教えてくれるオプションのコースが受けられる教室もあります。家での生活が楽になるので柴犬も飼い主も楽しく過ごせるようになります。

柴犬だけでなく飼い主も通うしつけ教室

実はしつけをするときに重要なのは飼い主の方です。柴犬は飼い主の言うことに従おうとしてくれるはずです。正しい指示を出すことができないことや感情的になってうまく伝わらない場合などにトラブルに発展することがあります。そこで飼い主のためのしつけ教室もあります。オーナーレッスンと呼ばれるもので、欧州では当たり前に行われているものになります。飼い主がどのように愛犬に接するのか教えてもらいます。

正しい知識がない状態で愛犬に接してしまうと良かれと思ったことで関係がギクシャクする恐れがあります。熱心に考える方ほど空回りしてしまうので、まずは何をしなければいけないのか、その理由などを身をもって体験します。飼い主が柴犬と一緒に過ごすときに、かなり重要なウエイトを占めるのがリーダウォークです。飼い主が主導権を握って散歩をするもので、主従関係を重んじる柴犬にとって、誰に従うべきかを覚えこませることができる大変重要なレッスンです。

散歩のときにコントロールできずに暴れたり、他の犬に迷惑をかける子もいますが、それは柴犬が悪いのではなく、しっかりとコントロールできていない飼い主側に問題があります。止まるときや歩き出す時などに勝手な行動をさせないようにルールを作ることで、安心して楽しむことができます。体を動かすことが好きな柴犬にとって運動できるのは楽しい時間です。出来るだけ安心で安全な状態で過ごせるようにするには飼い主にも努力が必要です。

まとめ

かわいい柴犬を飼っているのであれば、楽しい時間を少しでも長く一緒にいたいものです。できればしつけの時間なんてない方が良いと思うかもしれませんが、社会で生活する以上柴犬にも守るべきルールがあります。家の中でトラブルになるのはもちろん、他の犬に迷惑かけることも避けなければいけません。だからこそしつけが重要です。プロのトレーナーなら効果的に短時間で問題を解決することができます。

それは飼い主では目の前にいる愛犬しか知識がありませんが、多くの犬を相手にしているからこそ、多くの経験や豊富な知識をもっています。楽しい時間を増やしたいなら、その力を借りてみると言いでしょう。

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