お役立ち情報

雨の日の柴犬の散歩で気をつけておきたい事

更新日:

私たち日本人に馴染みの深い柴犬は、人に慣れやすく、しかも運動能力が高くて清潔と言った点から世界的に人気があります。ペットとして飼っている人も多いでしょう。しかしペットとして飼っていると、運動をさせるために散歩に連れて行く必要があります。晴れの日ならばともかく、雨の日や雪の日は飼い主も大変ですが、犬に取っても結構リスクがあるのです。雨の日や雪の日の散歩を快適にするには、それにふさしい準備をしておくようにします。

そして戻って来た時には、きちんとケアをするようにしましょう。それにはどのようにすればいいのでしょうか。

柴犬とはどのような犬なのでしょうか

海外でも人気急成長の柴犬は大きさといい雰囲気といい、犬の中でも飼いやすい種類であるのは確かです。古くは縄文時代の土偶にも、柴犬そっくりな犬の土偶が見つかっています。こういった点から見ても、古くから日本人と共に過ごして来た犬であるといって間違いはないでしょう。もちろん柴犬と一口にいっても毛色が様々であるため、色によって第一印象がかなり違って来ます。一番ポピュラーなのは赤です。柴犬と聞いて、この毛色を思い浮かべる人も多いでしょう。

実際には明るめの茶色と言った方がいいかもしれません。それから毛が黒っぽい種類もいます。さらに白いのもいますしそして胡麻色といって、赤と白と黒の三色が混じった色の柴犬もいます。黒は赤よりも少なく、柴犬すべての中でも1割程度です。白や胡麻色になるとさらに頭数は少なくなります。白の柴犬はアルビノと間違えられることが多いのですが、実はアルビノではありません。

これらの様々な毛色と共に、運動能力が高いこと、見た目が犬の祖先である狼を思わせる、いわば原初的な姿であること、清潔であることに加えて飼いやすいことなどが、海外でも人気のある理由といえそうです。また飼い主と適当に距離を置くこと、その時々での気持ちがわかるなどといったことから、柴犬を飼いたいという人が増えているともいえるでしょう。もちろん柴犬を飼うからには他の犬同様、散歩に連れて行って運動させる必要があります。

その場合はどのようにすればいいのでしょうか。

運動が不可欠なので必ず散歩をさせましょう

犬を散歩に連れて行くのは、縄張り意識を持たせるため、そして社会性を身につけさせるためにも大事です。もちろん飼い主の運動にも役立つことがあります。実は犬は、普段の生活でストレスを感じているものなのですが、そのストレスを解消する目的もあります。また体を動かすことで、不眠になることも防げます。特に散歩に連れて行かないと、悪戯の回数が多くなるとか無駄吠えをする、食欲がなくなるということもあります。

さらに飼い主の言うことを聞かなくなるなどのデメリットも出て来ます。このような点からも、やはり犬に取って運動は必要なのです。しかし天気がいい日の散歩ならともかく、天気がよくない日とか寒い日などは、それなりの身支度をさせて連れて行くことをお勧めします。雨の日や雪の日などの天気の悪い日は、飼い主のみならず、犬の服装にも注意しなければなりません。雨や雪が降る中で散歩をさせると、体が冷えやすくなり、それが病気の原因になってしまうこともあるからです。

それから体に泥がはねてしまうこともあります。天気が悪い日の散歩は、きちんとレインウエアを着せてあげるようにしましょう。最近は通販などで、犬用のレインウエアも沢山出回るようになっています。選ぶ時は胴回りや首回り、そして胴の長さなどのサイズをきちんと測ったうえで選ぶようにします。もちろん犬の体型や性格によって、それぞれにふさわしいレインウエアもまた違って来ます。

雨の日や雪の日の散歩の注意点とは何か


特に服を嫌がる犬にはポンチョ式の物が、脱ぎ着をさせやすくて便利です。一方で脚が短い犬には、体をすっぱり包むオーバーオイルタイプにすると、お腹の部分が汚れる心配もありません。そしてこの場合は、水たまりにも気をつけたいものです。水たまりは病原菌が含まれていることが多く、長時間水たまりを歩かせたり、水を舐めさせたりすることが病気につながることもあります。それから雨や雪の日は、肉球にも気を付けるようにしましょう。

長時間濡れた道を歩いていると、肉球がふやけて傷がつきやすくなり、ケガをしやすくなります。またその部分から、細菌が入って来ることもありますので、長時間の散歩は出来るだけ控えたいところです。それから雪の日は防寒具は不可欠です。柴犬のみならず、犬は体毛があるから大丈夫だろうと考えがちですが、実は犬も寒さを感じているものです。特に老犬とか、病気を持っている犬の場合は寒さが堪えます。人間同様に防寒対策をしっかりするようにしましょう。

ダウンジャケットタイプの物などは特にお勧めです。それからブーツも忘れずに履かせてあげます。これは冷たさから足の裏を守るためだけではありません。寒冷地では、凍結防止剤が撒かれていることが多いものですが、その凍結防止剤から足の裏を守ってくれる働きもしてくれるからです。雨で濡れた道を歩かせる時も、ブーツをはかせることで肉球がふやけること、ひいてはケガをするのを防ぐことができます。

散歩から帰って来てからするべきこと

ところで雨の日や雪の日などに散歩から帰って来たら、まず何をするべきでしょうか。それは濡れた体を乾かしてあげることです。犬にはシングルコートとダブルコート、2つの被毛の種類があります。柴犬の場合はダブルなので、少々の雨や雪では地肌まで濡れてしまうことはありません。ですからこの場合は表面を、ドライヤーでざっと乾かしてあげるだけでいいでしょう。ドライヤーを嫌がる場合は、最初から強風を当てるのではなく、最初は弱風にして慣らして行くようにします。

それでも怖がる時は、飼い主が抱いてあげるようにしてドライヤーをかけると落ち着くこともあります。しかしこの場合、意外に見落としがちな点があります。それは耳の中です。雨の日に外を歩くわけですから、いくら防水対策をしていても、やはり中に水がたまりやすくなります。水がたまると外耳炎の原因となりますので、薄手のタオルで優しく拭いてあげるようにしましょう。それから足の指や肉球の部分も、汚れがたまりやすくなっています。

この部分もタオルを濡らして、拭き取ってあげるようにしましょう。こうしておくだけでも大分違います。柴犬のみならず犬を飼うには、散歩はやはり不可欠であり、ストレスをためないためにも散歩はさせるべきです。ですから雨の日や雪の日は、体を冷やさないようにして外を歩かせ、帰ってきたら、濡れたり汚れたりした部分のケアをきちんとすることが、犬の健康にもつながるのです。

まとめ

古くから日本人と共に歩んできた柴犬は、ペットとして飼いやすい犬でもあります。もちろんこの柴犬をペットとして飼う場合は、ストレスをためないためにも運動は不可欠です。しかし雨の日などにそのまま外に出すと、体毛が濡れてしまいますし、足裏の肉球がふやけたりして、それが原因で健康を損ねることもあります。天気が悪い時はレインウエアや防寒具を着せ、帰って来たら必ず耳の中の水気を取って、足の指の間などもきれいにしてあげましょう。

大事なペットの健康を守るためにも、外から帰って来た時にはきちんとケアしてあげるようにします。

-お役立ち情報

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.