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柴犬が怒りやすい理由

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柴犬は飼い主に従順で忠実な性格が特徴的な犬種です。日本犬らしい凛とした顔立ちが好きという人も多いかもしれません。子犬の頃はとても可愛らしいですが、成長とともに怒りやすくなったと感じることもあるでしょう。柴犬はもともと猟犬として活躍してきたため、他の犬種よりも怒りやすいと言われることかあります。しかし、柴犬でも何の理由もなく怒るわけではありませんし、何か理由があるはずです。

飼い主にとってはちょっとしたことで柴犬が吠えたり噛んだりといった行動をする場合、どのように対処したら良いのか確認しておきましょう。

柴犬が怒りを感じる理由について

飼っている柴犬が怒りっぽいと感じている人もいるかもしれません。実は怒りっぽい性格の柴犬は日常生活の中で不安や恐怖を感じていることが多いとされています。柴犬は不安や恐怖を感じた場合、吠えたり噛んだりといった行動を見せることがあるのです。これは起こっているというよりは自身を守ろうとする行為なのですが、このような理由で柴犬が怒っていると感じたら飼い主との信頼関係を見直してみましょう。

飼い主と強い信頼関係で結ばれている場合、不安や恐怖を感じた時は飼い主に頼るようになります。自身を守るために怒る必要はなくなりますし、穏やかな性格になっていくでしょう。飼い主からすると些細なことかもしれませんが、犬はちょっとしたことで攻撃的な行動をしてしまうことがあります。犬の怒りっぽい性格は遺伝が関わっていると言われることもあり、特に柴犬は怒りっぽくなる可能性が高いと考えられています。

もちろん柴犬だから怒りっぽいとは限りませんし、飼い主の育て方も大きく関わっているということです。柴犬を穏やかな性格に育てたいという場合、信頼関係をきちんとと築くことが大切です。信頼関係を築くためには指示トレーニングが効果的と言われています。飼い主に従えば良いことがあると学習することにより、犬は飼い主を信頼するようになるのです。犬が何かに夢中になっている時や興奮している時でも指示に従えるようになれば、強い信頼関係を築けていると考えられます。

柴犬の怒りに気づくことが重要です

なぜ柴犬は怒りっぽい性格になってしまうのかということですが、いくつかの理由が考えられます。まずは犬の不安や恐怖に気づいていないことです。犬は不安や恐怖を感じた場合、体を震わせたり、尾を巻き込んだり、目を逸らすといった行動をすることがあります。このような行動に飼い主が気づかなかった場合、犬は不安や恐怖から逃げられないと感じてしまいます。散歩中に苦手な人や犬、車に対して吠えてしまう犬は不安や恐怖を感じているのかもしれません。

犬は自信の縄張りやお気に入りの場所を守るために吠えることがあります。宅配業者が玄関まで来ると吠えて追い払おうとする柴犬もいるかもしれません。しかし、飼い主が怒ると犬の不安を大きくしてしまいますし、反発して余計に激しく吠えるようになってしまうこともあるのです。また、犬によっては飼い主の注意を応援と勘違いし、同じように激しく吠えるようになることもあります。柴犬は自身の意思を通すため、吠えたり噛みついてくることがあるかもしれません。

しかし、吠えたり噛みついてきた時に要求を受け入れた場合、攻撃行動が悪化して怒りっぽい犬になってしまうことがあります。また、犬は攻撃すれば嫌なことをされずに済むと学習し、ブラッシングや爪切りなどをやめてもらうために怒るようになることもあるでしょう。柴犬は体の不調や痛みが原因で怒りっぽくなることもあります。妊娠や発情時にも怒りっぽくなることがあるため、体の変化にも配慮してあげましょう。

柴犬の怒りっぽい性格を改善するために


怒りっぽい柴犬から信頼されるためにはいくつかのポイントがあります。まずは毎日支持トレーニングを続けましょう。そして、上手く指示に従えた時にはきちんと褒めてあげることが重要です。犬は褒められる回数が多くなるほど飼い主のことを信頼するようになります。柴犬にストレスにない生活を遅らせることも飼い主の信頼度を高めることに繋がります。食事やトイレなどはもちろん、犬にとっては散歩や運動なども大切です。

特に活発な性格の柴犬は十分な散歩や運動が必要であり、運動不足はストレスを溜める原因になってしまいます。それによって怒りっぽい性格になってしまうこともあるので注意しましょう。怒りっぽくなった犬が飼い主と信頼関係を築くためには長い時間がかかることもあります。その間は攻撃的な行動の原因となっている不安や恐怖を取り除くことはもちろん、何かを要求したくなるような機会を減らして上げることも重要です。

怒りっぽくなる原因を遠ざけ、毎日の中で褒める回数を増やすことで飼い主との信頼関係を深めることができますし、怒りっぽい性格を改善することに繋がるでしょう。散歩中に他の人や犬、車に対して吠える場合、散歩コースを変えるなどの工夫が必要です。飼い主の近くを上手に歩いている時はアイコンタクトをして褒めてあげましょう。来客に対して攻撃的な行動をしてしまう場合、チャイムの聞こえない部屋やサークルの中で休ませておくのがおすすめです。

突然のチャイムに対しては音をできるだけ小さくしたり、音の種類を変えるなどの工夫をすると良いかもしれません。

柴犬が急に怒りっぽくなった時は

柴犬が急に怒りっぽくなり、家族に対して唸ったり吠えるようになると困ってしまうでしょう。日常の世話やお手入れができなくなることはもちろん、体をきちんと触れなくなると病気の発見が遅れてしまうこともあります。危険な物を咥えていても取り上げることができない場合、中毒や誤食に繋がってしまうこともあります。今まで大人しかった柴犬が急に怒りっぽくなった場合、体の不調や痛みが原因かもしれません。

心配な場合は病院に連れて行き、原因を調べてもらっても良いでしょう。不安や恐怖が原因で怒りっぽくなっていることもあります。その場合はしつけの基本であるアイコンタクトや待てなどの指示に従えるようにトレーニングを続けることが大切です。怒りっぽい柴犬は飼い主との信頼関係がきちんと築けていないことが多いのです。子犬や成犬の時期は問題なかったのに、高齢になってから柴犬の性格が変わったというケースもあります。

若い頃は活発だった犬が高齢になって大人しくなるケースもありますが、大人しかった犬が年齢を重ねるごとに怒りっぽくなってしまうということもあるのです。犬も老化によって耳が聞こえにくくなったり、目が見えにくくなります。そのため若い頃は何でもなかったことを不安に感じたり、怖がるようになることもあると知っておきましょう。大切なのは老犬が怒る理由を知っておくことであり、きちんと対策をすることで改善できることもあります。

まとめ

柴犬にも怒りという感情はあります。特に柴犬は怒りっぽい犬種と言われているため、困っているという飼い主もいるかもしれません。まずは何故柴犬が怒っているのかを知っておく必要があります。その上でしつけが必要な場合、プロのトレーナーや動物病院のドクターなどに相談してみましょう。柴犬が怒る理由は人間にとっては些細なことかもしれません。そのため怒っている理由が想像と違っていることもあるでしょう。

その場合は適切なしつけができないこともありますし、怒りからくる行動をさらに悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。

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