飼い方・しつけ

柴犬を室内で飼うには

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柴犬は古来から番犬や猟犬としての役目を果たしていて屋外で飼育されていました。ところが近頃では犬に関する考え方や住宅事情が変わってきていて、室内飼いの人気が高まってきています。私も今現在、柴犬を室内で飼っているのですが運動不足にならないように、毎日しっかり散歩させるのがポイントです。最初の内はトイレのしつけが上手くいかず部屋を汚したこともありましたが、いつでも側にいてあげることが出来るので今では室内飼いにして良かったと感じています。

ですので室内で柴犬を飼うと良いことと大変なことについて述べていくの参考になれば幸いです。

室内で柴犬を飼って良かったと感じること

番犬という印象が柴犬に対しては強く野外で飼育する犬であると何気なく感じている人も少なくありません。しかし、室内で柴犬を飼育することも可能ですし、私を含め実際に自宅の中で飼育している人も数多く存在します。室内で柴犬を飼うと犬の方の立場で考えてみると家族と共に過ごすことができる時間をたくさん確保することが出来るというメリットや天気が良くなくても快適に過ごすことが出来るというのがメリットです。

そして飼い主の方の立場から考えてみると柴犬の怪我や体調不良などといった身体の異変に気付きやすいというメリットや脱走を防止できるというメリットもあります。柴犬は非常に飼い主に対する忠誠心が強い犬です。甘えてくることは、あまりありませんが家族と一緒の空間で過ごすことが好きで、危険なときには飼い主を守らなければという意識が高いと言えます。そして、柴犬は群れで暮らしている動物です。

いつも室内で家族と共に過ごすことが出来るのなら、柴犬にとっても喜ばしいことであると言えます。普段から愛犬と一緒に暮らすことが出来れば適切なときに叱ったり褒めたりしてしつけることが可能で、直ぐにしつけたことを覚えてくれるというのもメリットです。私も自宅で柴犬のしつけをしたのですが、夏の暑い日や寒い日も暑さや寒さを気にせず粘り強く、しつけをすることが出来たので室内で飼っていて良かったと感じました。今では、お座りも待ても問題なく出来ています。

室内で柴犬を飼うと大変だと感じること

室内飼いをすることは、いいこと尽くめという訳ではなく例えば抜け毛を掃除するのが大変だったりします。ですので室内で柴犬を飼うときに良くデメリットとして挙げられるのは抜け毛です。柴犬の毛は二重構造になっていて下毛と呼ばれるアンダーコートと上毛と呼ばれるオーバーコートとのダブルコートになっています。春の時期と秋の時期は換毛期となっていて生え変わるアンダーコートがびっくりするほど抜けて掃除が大変です。

いつも気を配っておかないと部屋中に綿状の抜け毛があちこちに舞い飛んでしまうので掃除だけではなくブラッシングも毎日欠かさず行う必要があります。私も柴犬を飼うまでは正直、毎日は掃除をする必要がないかなと考えていて、せいぜい3日に1度のペースでしか掃除をしていなかったのですが、柴犬を飼い始めてからは毎日掃除をするようになり、かえって部屋が綺麗になったかも知れません。しかし、やはり掃除やブラッシングをする時間がない日もあるので大変です。

また野外で飼っていたのであれば、しつける必要がない室内での決まりをしつける必要があります。そして野外で飼っている場合よりも毛並み良くないというデメリットもあるのです。他には犬アレルギーを発症する危険性が高まることがデメリットとして挙げられます。このように柴犬を室内で飼うことは良いことばかりではありませんが、それらのデメリットを踏まえても、いつも側に愛犬がいる生活を送れるのは大きな喜びです。

室内で柴犬を飼うときに必要なしつけ


柴犬を室内で飼うときにはトイレトレーニングをする必要があります。室内で犬を飼うためには、居住スペースとなっているサークルの中にトイレとベッド、ケージを置きます。柴犬はとても綺麗好きなので自分の居場所となる場所の近くだと排泄を行わないことが多いです。出来るだけ大きなサイズのケージを準備して、トイレは可能な限りベッドから離れている場所に設置するのが良い方法になります。そして柴犬は部屋の中で排泄したがらない傾向があるのです。

とは言っても賢いので、ある程度の時間や手間がかかっても一旦覚えたら、その後はほとんど失敗するようなことはありません。私が飼っていた愛犬もトイレに排泄するのに、ある程度の時間がかかりましたが、根気強く排泄しそうな素振りを見せたときにトイレに連れて行き上手く出来たら褒めてあげたところ、それからはちゃんとトイレで排泄するようになったのです。また柴犬を室内で飼うときには服従トレーニングを行う必要もあります。

服従トレーニングとは犬との信頼関係を築くためにリーダーに飼い主がなり、お座りや待てなどの指示に従うように、しつけることです。人間と一緒に住んでいることによって自分のこと人間だと思ってしまい他の犬とコミュニケーションがとれなくなってしまったり、我がままになってしまったりする柴犬も少なくありません。子犬の時代から、毅然と接して服従トレーニングをちゃんと行う必要があります。

室内で飼うかを迷っているのなら

室内で柴犬を飼うかどうかを迷っている場合は、犬自身の性格を良く考えてあげた上でどうするかを決めるのが良い方法です。愛犬がもし甘えん坊で寂しがりやな性格のときには屋外で飼うことはストレスになってしまいます。独立心が旺盛で元気な性格であれば屋外で飼う方が適している可能性があるかも知れません。そして、飼い主がどのような暮らしを柴犬と楽しみたいのかによっても屋内で飼うのか、それとも屋外で飼うのかの判断基準は異なってきます。

犬と飼い主のどちらにとってもストレスがかからない方法を選択することが必要です。私の飼っている柴犬は、この犬種にしては珍しく、とても甘えん坊で外に放っておくと私の姿を見つけるまで、とても寂しそうな鳴き声で吠え続けます。ですので自分の部屋の中で飼うことにしました。自分としても、せっかく飼うのであれば直ぐ側についてあげたいと感じていたので相性が良かったのかも知れないと思っています。

しかし、私の友人が飼っていた柴犬は飼い始めた当初は室内で飼っていたのですが頻繁にゲージから逃げ出し玄関に向かいドアを引っ掻いて外に出たいと訴えかけてきたので、庭に犬小屋を設置して、そこで飼うことにしました。そうすると犬小屋が大変気に入った様子で夜は自発的に犬小屋に入って眠っています。友人は私ほどは室内で飼うことにこだわっていなかった様子で犬小屋を設置してあげて良かったと言っていました。

まとめ

小型犬が流行していることも後押しとなって、近頃は犬を室内で飼うことが主流となりつつあるのです。とは言っても重要なことは柴犬と飼い主にとって過ごしやすい環境になっているどうかということです。この記事で述べてきた室内で飼うことの良いことと大変なことを踏まえて、室内で飼うのであれば部屋を毎日掃除して、ブラッシングも出来るのかどうかを考えてみる必要があります。

もし室外で飼うのであれば夏場は涼しい場所に犬小屋を設置させてあげることが出切る環境が整っているのかなど、柴犬をどこまで、お世話することが可能なのかを充分に考えることが必要です。

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