飼い方・しつけ

柴犬が嫌がる4つのこと

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柴犬は日本古来の犬で番犬に適した犬です。愛くるしい顔とふさふさな毛、つぶらな瞳が人々を魅了し続けています。そんなかわいくて仕方がない柴犬にも嫌なことがありあす。また、突然嫌になって飼い主を惑わせることは常です。いつもは喜んですることを突然嫌がるようになったときは、何かの病気の可能性もあります。しかし私たちが少し工夫することで、嫌がることが無くなることもたくさんあります。

散歩、病院、体を触ると嫌がることなどについてまとめましたので、ご自身の飼っている柴犬にあてはまることは無いか、是非読んでみてください。

散歩を嫌がるのは病気の前触れ?

柴犬は外で遊ぶことが好きなイメージがありますが、嫌いな柴犬がいてもおかしくはありません。例えば室内犬として飼っている場合は、外の温度変化が苦手で外に出たがらないこともあります。帰ってきた後の足の掃除が嫌な柴犬がいることも少なくありません。その場合は温度の変化が少ない時間を狙ったり、少し抱っこをしてあげてから外で降ろしたりしましょう。例えば夏の炎天下ではコンクリートの温度は非常に高くなります。

人間の手で触ると分かりますが、想像以上の熱さです。逆に外が好きな柴犬の方が、この炎天下のコンクリートには注意した方がいいかもしれません。特に色が黒い柴犬は体温が急激に高くなるので厳禁です。外が寒い場合は陽が昇ってからなど、暖かくなってからにしましょう。室内犬で床暖房を日常的に使用している場合はコンクリートの冷たさになれない場合があるので、土や砂の敷かれた道を選びます。抱っこをする場合はきちんとリードをつなげた状態で行いましょう。

びっくりした柴犬がパニックになり、脱走してしまう原因にもなります。いつも散歩が大好きな柴犬が急に嫌がるようであれば、体に何かしら悪いところがあるかもしれません。私の柴犬は夏の暑さでぐったりしてしまい、立って歩くことさ億劫であるように見えました。この時は栄養のある犬用の牛乳を飲ませたところ、すっかり元気になりましたが、重大な病気が隠されている可能性もあるので、1度動物病院へ行くのが良いでしょう。

嫌がる愛犬を動物病院へ行かせる方法

最初は全く大丈夫だったのに、1度注射などの痛い思いをするとなかなか連れていくことができなくなってしまいます。無理やり生かせるのは柴犬にとっても、我々にとってもストレスとなってしまいます。私の柴犬も病院の前まではいけるのですが、建物に入るのはとても嫌そうな表情でした。そんな柴犬をストレスなく病院へ連れて行ける方法をご紹介します。

①病院の後でご褒美をあげる
柴犬も私たちも頑張って病院を終えた後、柴犬にはとっておきのご褒美をあげましょう。いつもの餌ではなく、肉の缶詰や、ジャーキーなどをあげると病院の後にはこのご褒美がもらえると柴犬は理解するため、多少ストレスにはなりますが落ち着いて病院に行けます。年を取るにつれ、体温測定でも注射でも全く動じなくなった私の柴犬ですが、初めのうちはとても大変で、注射の祭はいつも奥の手術室のほうまで連れていかれてしまう始末でした。

②往診をお願いする
お金のかかることですが、往診をお願いすることも1つの手と言えるでしょう。柴犬を病院まで連れ出すストレスがかかりませんし、柴犬にとってもそれが1番楽でしょう。注射などの治療はあるとは思いますが、病院で受けるよりストレスを感じにくいです。病院の先生から、病院へ来る祭は口輪を付けてくるようにと言われることもあります。これは獣医師さんや他の動物を傷つけないようにするためなので、必ずしていきましょう。少し緩いくらいの口輪で十分です。

体を触ると嫌がるのはどうして?


テレビなどで見る柴犬は体を触られても大丈夫なことが多いですが、むやみやたらに触られるのが嫌な柴犬もいます。柴犬の祖先は狼で、猟犬としても使われてきたため、強い警戒心を持つことが多いです。とくに首のあたりや足、しっぽを触られると嫌がる柴犬は多いです。私の犬もしっぽと足の裏を触れと急に低く唸りだします。特に寝ている時は犬の警戒心が強く働くため、すこしの刺激でも噛みついて来る事があります。

どうしたら体を触らせてくれるのか、これは小さいときからの訓練が必要です。生まれたての子犬はお母さん犬に体をなめられたり、他の子犬と身を寄り添って寝たりします。しかし大抵の柴犬はその後別々の飼い主に引き取られ、1人になります。初めのうちは警戒心が強く、迂闊に触ろうとすると噛みついてきたり吠えてきたりすることがあります。

しかし、小さいうちから触られることやしつけなどに慣れておけば、成長した時に中々しつけを覚えてくれないことが無くなったり、自ら甘えに来たりするようになります。私の柴犬は「お座り」と「待て」は覚えることが出来ましたが、足を触らせてくれないため、「お手」と「伏せ」を覚えることが出来ませんでした。もちろんできなくても飼い主が良ければいいのですが、家にいるのになでることさえままならないのは少し寂しい気がしませんか?

最初のうちに飼い主に慣れさせてあげることが重要と言えます。しかし極度にスキンシップを取って警戒心を抱かせないことも同じくらい重要です。

シャンプーを嫌がるのは仕方ない?

柴犬は毛が比較的短い犬なので、シャンプーやお風呂は1~2か月に1回でも十分なくらいです。しかし番犬や外で遊んで汚れてしまった場合は、やはり衛生的にも洗ってあげた方が良いでしょう。大抵の犬はシャンプーを嫌がります。普段慣れないことですし、毛が皮膚にぴったりつくことになるので犬にとってはかなりストレスになります。私の犬は雨の中の散歩は大好きなのに、シャンプーは大嫌いでいつも大騒ぎでした。

特に私の犬は性格が荒かったので、噛みつくことはありませんでしたが暴れることは多かったです。少しでもシャンプーのストレスを減らすにはどうしたらよいか、紹介します。
①お湯を使う
犬の体温は人間より2度程度高い38度です。病院の体温測定で知ることが多いですね。なのでぬるま湯や水などは犬がびっくりしてしまい、水に対する恐怖心を植え付けかねません。庭やベランダでシャンプーをする場合は、あらかじめお風呂のお湯や、日光に当てて温かくした水を使ってシャンプーをするようにしましょう。

②いきなり水をかけない
人間のように頭から一気に水をかけてしまっては、犬もびっくりするはずです。まず床を濡らし、足先からおなか、胴体の脇、それから背中や首周りを洗うようにしましょう。お尻の周りは特によく洗って、汚れを落としてあげましょう。シャンプーをするときはほとんど必ず、犬は体を震わせて水を飛ばそうとします。飛び散った洗剤が目に入らないように気を付けましょう。

まとめ

ご自身の柴犬に当てはまる事柄はありましたか?大抵は我々が工夫してあげることで嫌がらなくなりますが、工夫の仕方によってはそれを助長してしまうことにもなりかねません。しっかりと愛犬を観察し、変化に敏感になりましょう。また少しでもいつもと違うことがあったら獣医師に相談したり、動物病院へ連れて行ったりしてください。犬の生涯は人間よりずっと短く、いつかは見届けることになってしまいます。

少しでも長く愛犬と傍にいられるよう、注意深く柴犬を飼い、愛してあげてください。そして楽しい柴犬ライフを心よりお祈りしております。

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