飼い方・しつけ

柴犬の6歳はシニアなのでしつけは早めにします

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柴犬の子犬を家に迎える時期は、生後2~3ヶ月や4ヶ月という事が多いものです。この時期からしつけのトレーニングを開始する事が大切ですが、なぜこの時期にトレーニングを始めると良いか分からないという主人も多いものです。また、生まれたばかりの子犬を譲り受けるという場合だけではなく、6歳の成犬になりシニア犬に近くなった柴犬が家にやってくる可能性もあります。そんな時もしつけは大切な事です。

生後2~3ヶ月や4ヶ月からしつけを始める理由や、やり方、主人としての考え方などの他に、6歳の成犬を譲り受けた場合のトレーニングのやり方やトレーニングに行き詰った時などの考え方などを紹介します。

柴犬の4ヶ月は人間では6歳程度です

素朴で可愛い柴犬は何歳かが分からないものです。人間で6歳というと小学生にあがる頃なのでまだ子供という印象がありますが、柴犬が生後4ヶ月くらいになると人間の6歳程度となり、生後4ヶ月は、脳細胞の発達に伴って意識的に行動をとり始めます。人間では6歳くらいなので、この時期に行うしつけや体験することは、性格形成にむけて大きな役割をもつ時期と言えます。褒めたり叱ることなど、犬の行動を結び付けて上手にしつけを行うと良いです。

家族の一員として迎える年齢は、大体生後3ヶ月程度が多いです。柴犬はしつけが大切とも言われますが、何歳くらいから始めるとよいか迷ってしまう飼い主も少なくありません。柴犬の生後3ヶ月は丸々として小さくてぬいぐるみのように可愛い時期ですが、実は人間でいうと3歳程度なので、しつけるにはちょうど良い時期とないます。生後2~3ヶ月程度ではまだ小さく赤ちゃんなので、トレーニングにはまだ早いと思われがちですが、あっという間に成犬になり、6歳になるとすでに成犬になってしまいます。

ペットショップなどから生後2~3ヶ月くらいで譲り受ける場合には、しつけを始める心構えをしておくことも必要な事です。柴犬にトレーニングを始めるのは、生後3ヶ月以降が目安となります。ペットショップなどから家族として迎えると、新しい環境や主人などに慣れるまでは、あまりかまわずに放置し、3~4日もすると慣れるためそれ以降に行うようにします。基本的なのは、トイレやお手、噛み癖のトレーニングです。

トレーニングはいきなり始めるのではなく、柴犬は自分が主人と認めた相手にとても従順ですが、頑固で我が強く、独立心が強く勝気で気難しいところもあります。犬の中でも特にしつけが大事と考えられる犬種なので、トレーニング次第で良くなったり問題児にもなってしまうため、まずは信頼関係を築くことも大事なことです。

6歳の柴犬のトレーニングのやり方について

柴犬を譲り受けるのは生後2~3ヶ月の子犬の時期からとは限らず、シニア犬となる6歳の柴犬を譲り受ける可能性もあります。しっかりとトレーニングがされていればよいですが、何も教えられてこなかった成犬にしつけをするのは難しいものですが、散歩に出るなど人と一緒に生活をするには、成犬であってもトレーニングをする必要はあります。成犬にトレーニングをする際に注意したいのは、信頼関係を築くことです。

成犬だからわかるだろうと、飼い主が日によって良いことや、やってはいけない事が気分によって怠惰尾が変わってしまうのでは犬から信頼できるリーダーにはなれません。しっかりと柴犬を信頼関係を築くことがトレーニングを始める前に必要になります。信頼関係を築くうえでも大切なのは、アイコンタクトです。アイコンタクトをとれるのは信頼関係が築けていないと出来ないことです。名前を呼んで柴犬がこちらを見てくれると第一段階は成功となります。

主人の目を見ると良いことがあると認識させることが大切で、名前を呼んでアイコンタクトがあったら、大袈裟に褒めて褒美をあげるようにします。散歩は、周りに興味を引くものが多いため、犬の気が散ってしまうため、散歩で上手に歩けない場合は、室内でリードをつける事から始めます。散歩に出かけて主人を引っ張るように歩く場合には、引っ張られても動かずに、柴犬が力を抜いた瞬間に歩き始めたり、犬が引っ張る方向と逆に歩き始めると良いです。

海外でも人気の柴犬は縄文時代から存在します


日本だけではなく海外でも人気のある柴犬は、縄文時代から存在している事が分かっています。縄文時代の遺跡から柴犬の祖先犬の骨が出土しています。当時から人と一緒に生活をしており、狩猟犬として鳥や小動物などを追い立てて飛び出させるという役割があったと考えられます。狩猟犬と山岳地帯を駆け巡っていた柴犬は、運動が好きな犬種というの頷けます。愛玩犬ではなく、優秀な狩猟犬として長く存在してきた犬で、獲物を目の前にして猟師がいない場合や、猟師がいても十分な命令が無い場合でも自分で判断して行動をとることができます。

このように自立心が強い部分があるため初めて犬を飼う場合には難しく感じる犬種と言われています。家族や主人に対して、べたべたと甘える事は少なくドライなのでクールに接します。服従心や忠実さがあり、保守的で防衛心も強いため、テリトリーをむやみに侵入するような他人や他の犬には厳しい態度をみせることがあります。毛色はキツネのような薄い茶色の赤が多く、他には黒や胡麻などがあり、胸下や腹、尾の下など体の下を向いている部分が白い裏白が特徴的です。

柴犬は短毛ですが、ダブルコートの二重構造になっているため抜け毛が多い犬種です。定期的なブラッシングは見た目を整えるだけではなく、蒸れなどによる皮膚トラブルを避けるためも必要です。ブラシングをする際には、体に触れることになりますが、これも信頼関係が築けていないとできない事でもあるので、べたべたするような関係ではないものの、スキンシップは欠かさないようにします。

根気よくトレーニングをすることが必要です

生後3ヶ月であっても、6歳の成犬であってもしつけのトレーニングは根気よく行う事が大切です。犬は高い声は喜んでいる声と認識するため、褒める時は高い声で大袈裟に褒めると良いです。叱る場合には、わざと低い声で叱ります。低い声は叱られているという事が判断できるため、褒める時とは逆に叱る時は低い声で行います。好ましくない行為をした時は低い声で叱り、無視をして相手にしないようにして、好ましい行為をした場合には、大袈裟に褒めて柴犬にとって嬉しい報酬としておやつを使うと効果的です。

これを繰り返し何度も行って、悪いことをすると低い声で起こられて、良いことをすると褒美がもらえるという認識を植え付けます。特に6歳の成犬になった柴犬が、トレーニングの際などに言う事を聞かないと思わず手を出して叩きたくなる事もあるかもしれませんが、犬にとっての体罰は逆効果になってしまいます。飼い主は安心できるものという事を覚えさせる事も大切なので、叩くなど体罰はしてはいけません。

様々なやり方でトレーニングをしても言うことを聞いてくれない、などの悩みがある場合には、プロに任せる方法もあります。動物病院でしつけ教室を開催している事もあります。プロの言う事を聞くようになる事が大切なのではなく、柴犬が主人と信頼関係を築けるようになる事が大事です。そのためのアドバイスをプロから受けて、主人が自分自身でしつけが出来ようになる方法を選択すると良いです。

まとめ

柴犬がペットショップなどから譲り受けて、家族の一員となるのは生後2~3ヶ月が多いものです。特に生後4ヶ月は人間でいうと6歳くらいで、色々なことを意識して行動するようになります。この時期からトレーニングを行うことが大切です。また柴犬が6歳の成犬になった状態で譲り受ける場合もあります。この時期まで色々と教えられていない場合でも、主人としてトレーニングをすることは大切なことです。

この時期からしつけをする場合には、まずは信頼関係を築くことが大切で、色々とトレーニングをしても上手くいかない場合には、しつけ教室などプロにアドバイスを受けることも良い方法です。

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