飼い方・しつけ

柴犬の飼い方のいろいろ。

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柴犬の歴史は古く縄文時代から日本人の飼い犬で山岳地帯などで猟犬として活躍して来た犬種でもあります。日本に古くからいるので日本の気候や住環境にも馴染みやすく、飼い方も非常に飼いやすいです。また、柴犬は国の天然記念物にも指定されてもいますが、最近では海外での人気も高くなってきています。柴犬の性格などを踏まえて飼い方やしつけの方法など注意すべき点がいくつかありますので、それらのポイントを抑えて飼うことが大切になります。

柴犬はペットであるとともに家族の一員でもありますので、愛情を持って接してあげることが必要です。

柴犬の性格の特徴は、どんな性格?

柴犬は日本古来の犬の中でも体高が低くて小柄な犬ですが、その体の割には力強く独立心も持ってます。古くから日本の各地で猟犬として人間と一緒に生活してきたことから主従関係にも忠実な性格で、信頼できる人間には愛嬌を見せてくれる犬でもあります。飼い方としてはそのような性格を理解することが重要となります。性格的には他人には心を開かない子が多いですが、信頼している飼い主には愛嬌を振り撒く可愛らしい仕草をします。

信頼関係を築くにはしつけを通して飼い主との主従関係をはっきりとさせることが必要です。信頼感が築けて懐いている人には、しっぽを振って大きく喜びを体いっぱい使って表現してくれるようにもなります。そのようにしつけや日常生活を通じて信頼関係が築けた柴犬は従順で誠実になります。群れのリーダーに従順なように飼っている家族全員に対して忠実に懐いてくれます。また、オオカミの血を継いでいることから恐れ知らずな性格な子が多いです。

頑固で神経質な面もあるので赤ちゃんや小さい子と一緒に暮らしづらいという報告もあります。攻撃的で警戒心も強いので番犬向きです。人間に飼われている場合は、自分よりも後に家族になった人間の赤ちゃんや子供などに順位をつけて自分よりも下に見ることがありますので注意しましょう。頭が良くしつけや訓練に対する学習能力が高いのできちんとしつければ非常に飼いやすいです。運動も好きなのでこまめに散歩に連れて行き十分運動をさせてあげる必要があります。運動をさせないとストレスを溜めてしまうので注意しましょう。

飼い方の基本、注意すべき点など。

柴犬は小型犬でバランスの良い体型をしています。骨格もどっしりとしていて見た目以上に体重があるのに驚く場合もあるでしょう。体重の変化があまりにも大きい場合は、太りすぎにも注意しなければなりません。普段の食事のバランスを考えて健康管理をしてあげる必要があります。飼い方で注意すべき点は、運動が好きなのでこまめに散歩に連れ出して運動不足を解消してあげることです。散歩ができない場合は体を動かすことができるようにしてあげなければいけません。

お庭で思いっきり走り回れるようにドックランを作るなどしてストレスを溜めないように注意しましょう。柴犬はもともと狩猟犬としてオオカミに近いので上下関係や縄張り意識が強いのが特徴です。多頭飼いする場合は、人間である飼い主がリーダーであることをしつけることと、先住犬を優先することがポイントです。最初に上下関係をはっきりとしつければ忍耐強い性格なので多頭飼いも苦労することなくできます。飼う場所としては最近では室内で飼う人も増えて来ています。

室内で飼う場合に注意するポイントはストレスを与えることがないようにすることです。自立心が強いので過度なスキンシップがかえってストレスになる場合があります。ストレスから噛みついたりすることもあるのでスキンシップにも注意が必要です。室内でのトイレとレーニングもしつける必要があります。頭の良い犬なので一度トイレの場所などをしつければ室内でも問題なく飼うことができるでしょう。

柴犬に必要なしつけのポイント。


柴犬は非常に何かから守るという意識が強いので番犬向きの性格です。古くから猟犬として人間に使われてきた名残でもあります。きちんとしたしつけができていないとその性格がかえって人間にとってマイナスになってしまうので注意しましょう。柴犬が守っているものを人間が取ろうとすると噛まれることがあります。そうならないように、人の手を攻撃しないようにしつけなければいけません。人間の手が犬にとって嬉しいこともしてくれる手であることを覚えさせるトレーニングが必要です。

一緒にオモチャで遊んだり、ご飯やおやつをあげたりして、人間の手が犬自身にとって良いことをしてくれる手であることを覚えさせるトレーニングをしましょう。トレーニングのポイントは、直接手で柴犬の体などに触れてあげることが重要になります。柴犬は物を集めて来て守るという習性を強く残しています。床に落ちたものを飼い主が拾おうとして噛まれたというケースも多いです。床に落ちたものを柴犬が自分のものだと思い、それを奪おうとする手を攻撃したということです。

咥えた小さなものなどを誤って飲み込んでしまうケースも多いので注意しましょう。そのように噛まれたり、飲み込んだりする事故を防ぐためには、ダシテとチョウダイのコマンドを教えてしつけることが必要となります。繰り返し根気強くしつけていけば頭の良い犬種なのできちんと覚えてくれます。また、自分のテリトリーを守る意識が強いのでドイテのコマンドも最初にしつける必要があります。

柴犬の毛色は、4種類しかない。

柴犬の主な毛色は4種類しかありません。日本の天然記念物に指定されているので、他の犬種との交配をさせないようにされてきた結果です。現在は、赤色・黒色・白色・胡麻色の4種類の色の柴犬が存在しています。一番人気が高いのが赤色で柴犬の約80パーセント以上が赤色を持つと言われます。体全体がキツネのような明るい茶色で、顔の頬や目の周りや胸や耳、お腹など体の内側が白い色の柴犬が多いです。

白い色の部分は個体によって様々で、この白い差し色は裏白とも呼ばれています。次に人気が高いのが黒色です。黒色は柴犬のなかでも約10パーセントの割合しかいないと言われています。色の珍しさから人気が高い色でもあります。体の全体が黒い被毛で覆われていて、顔の頬の部分や目の周辺や耳、胸やお腹などの体の内側が白や薄茶色の柴犬が多いです。体が黒いので顔の眉の白い斑点や裏白がより目立ち、特に白い眉は「麻呂眉」「四ツ目」「まろ」などとも呼ばれています。

次に人気が高いのが白色で、黒色よりも希少な色で生まれたときから体が真っ白なのが特徴です。中には成長するにつれて薄茶色になる子もいます。赤色同士で交配を続けると徐々に色が薄くなっていき、白色が生まれることがあります。確率的に5パーセントから10パーセントと非常に低く、珍しい色です。白い色が優しい印象を与えてくれるので人気もあります。一番珍しい色が、赤・白・黒が混ざった色の胡麻色です。胡麻色の柴犬は、全体の数%程度と言われている滅多にいない色です。

まとめ

柴犬を飼う時はなにより愛情を持って飼うことが重要となります。縄文時代から日本人の生活に深く関わって来た犬種です。非常に飼いやすい柴犬ですが、家族と同じように愛情を持って接する必要があります。飼っている人間が愛情を持って世話をすることで、柴犬も心を開いて従順に忠実に一緒に楽しい生活を送ることができるようになります。ペットと言ってもなんでも人間の思うようにはいきません。

飼っている飼い犬にも性格があるように家族の一員として人間と同じように接してあげる必要もあります。柴犬との楽しい生活を送りたいのであれば、飼い犬の気持ちも尊重してあげることが大切です。

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