飼い方・しつけ

1歳になるまでの柴犬のしつけ方

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柴犬って目がくりくりしていて、可愛いですよね。見ていても一緒に触れあっていてもとても癒されると思います。そんな可愛らしい柴犬を実際に飼っている、という方も多いのではないでしょうか。ペットを飼うとなると飼い主はペットが他の人に迷惑をかけたり、危ない目にあわないようにしつけをする必要がありますよね。犬は人間に比べると7倍もの速さで年を取ると言われています。ですから1歳までの子犬の時期はとても可愛いものです歳までがこの1歳までのしつけが必要になってきます。

そんなに小さいころから行っても意味ないんじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、正しい方法であれば効果が期待できます。ここでは柴犬に対する1歳までのしつけの方法をご紹介します。

甘噛みの対策とブラッシング方法

3か月頃からの行動として「甘噛み」が現れてきます。柴犬は日本犬ですが、この日本犬は甘噛みが出やすい犬種です。甘噛みは口を使って軽く噛むことです。甘噛みする理由は注意を引きたかったり、遊んでいるからと考えられます。これは愛情表現のためであるためプラスの感情として受け取りましょう。また噛むことは犬の本能なので、無理に禁じるのはストレスとなってしまいます。噛んだら危ないものや、人に噛みつく場合は対処が必要となってきます。まず噛んでも問題のないおもちゃなどを与えてあげましょう。

犬専用のおもちゃが存在するので、ぜひそれらを手に入れて、「これは噛んでもいいものだよ」と教え込みます。犬も「これは噛んでもいいものなんだな」と覚えることができれば、噛むことをやめさせることなく済みます。同時に噛んではいけないものも覚えさせます。もし飼い主であるあなたが噛まれたらオーバーに痛がったり悲しむふりをしましょう。そうすることで犬に噛んだら主人が嫌な思いをすると伝えます。犬はご主人が嫌なことをしようとは思いません。大事なのは本当に嫌だという態度をとることです。

笑ってふざけて「やめてよー」という態度をとっても遊んでもらっていると犬が勘違いしてしまいます。また柴犬は毛量の多い犬種であるためブラッシングも必要です。ノミや埃を除去するだけでなく、毛色をよくする効果もあります。しかしブラッシングを嫌がる犬は多く飼い主の方も苦労しているのではないでしょうか。まずブラッシングを始める前に、犬がどこを触られたら嫌なのか、しっかり確認することが必要です。犬が嫌だと思うところには触らないように注意しましょう。

次に始める時期ですが、1歳になる前、生後2~4か月には行うといいです。まだ警戒心がそこまで芽生えていないこの時期になれさせておくとスムーズに行うことができます。

トイレを身に付けてもらうためには?

犬を飼っているとトイレの方法も教えなくてはいけません。よく散歩中にマーキングをする犬がいますが、おしっことマーキングは同じではありません。なのでマーキングして排泄できているから大丈夫、と考えず、しっかりトイレのしつけをしましょう。トイレのしつけには、大体半年から1年はかかると考え、根気よく教えていきましょう。しつけても5か月頃急にできなくなることもありますが1歳頃になるまでには覚えてくれることも多いです。柴犬のトイレは他の犬と少し違う部分があります。

普通小型犬のトイレは寝床となるサークルの中に置いておくことが多いです。しかし柴犬の場合は、寝床から少し離れた場所にトイレを設置します。柴犬は、野生時代からの習性で自分の寝床を敵に悟られないよう、寝床となる場所ではあまりトイレをしないからです。これは自分の身を守るためと言われています。このように柴犬のトイレは寝床とは別に準備する必要があります。柴犬のトイレのしつけですが、基本的にはトイレに行きたそうなそぶりを見せたら、トイレへと誘導し、排泄を促す声かけをし、トイレが終わったら褒めるという流れです。

トイレに行きたいとき、床のにおいをかいでうろうろしたり、部屋の中を小走りしたり、落ち着きのない行動をとることが多いです。犬それぞれに反応があるので、飼っている柴犬の行動をよく観察してみましょう。柴犬をトイレに誘導したら排泄を促す声掛けを行います。「ここ」「お座り」「しーしー」など単純な言葉かけの方が柴犬も理解しやすいです。排泄ができたらたくさん褒めてあげます。そうすることで「ここ(トイレ)でおしっこするとご主人が喜んでくれる」と覚えます。

このような流れを繰り返すことで、トイレをしつけていきます。すぐにトイレを覚えることは難しいと思いますが柴犬と一緒に根気よく頑張っていきましょう。

いつも吠えてしまう柴犬へのしつけの方法


犬にとって「吠える」という行為は遺伝子的に組み込まれている行為なので仕方のないことではありますが、あまりにも頻度が高いと困まるという飼い主の方も多いでしょう。柴犬は比較的番犬に向いている犬種といえます。そのため不審に思った時吠えることが多いですが、普段は大人しい性格で、賢い犬種なので静かに過ごすことも多いです。人が通りかかっただけで反応してしまう場合は柴犬の社会性がみについていない場合があるので、散歩に出かけたり、ドッグランに連れていくことで社会性を身に付けさせてあげましょう。

柴犬に関してのしつけで考えるべきなのは「要求吠え」でしょう。吠えることで要求が通ると柴犬が理解してしまうと、欲しいもの、やりたいことがあるときうるさくしてしまうことになります。おおよそ1歳までに「要求吠え」を柴犬が身に付けてしまうと、ことあるごとにうるさくする柴犬になってしまいます。そうならないために、柴犬が要求吠えをしても、無視しましょう。可愛い飼い犬のことを無視するのは辛いことだと思います。しかしそこは柴犬のためでもある、これはしつけのため、と考えグッとこらえましょう。

ただ吠えるということは何かしらの要求があるので、それが単なる我儘なのか、緊急に必要なことなのかの判断は必要です。そうしてだんだん大人しくできるようになってきたら、たくさん褒めてあげます。柴犬に吠えても思い通りにならないけど、吠えなければ褒めてくれると理解させます。

飼い主のリードで楽しく散歩しよう!

縄文時代より狩猟犬・番犬としての役割を担ってきた歴史のある柴犬は体を動かすことが大好きです。飼い主の方も柴犬と一緒に散歩に出かける機会があると思いますが運動不足や病気を予防するためにもおすすめです。柴犬の散歩は朝と夕方の2回、1日1時間程度行うことが理想とされています。しかしこれは会うまで理想なので、こだわりすぎず、飼い主と柴犬が楽しめる続けられる程度がベストです。

また出かけるタイミングを習慣づける方も多いと思いますが、習慣化しすぎてしまうと予定通りでない時などに、要求吠えをしてしまう原因にもなります。散本を始めるタイミングはワクチン接種が終わった3~5か月あたり。獣医師の許可が下りてからにしましょう。この時期は柴犬の感受性も豊かなので、外に出ることは非常にいい刺激となり、社会化も促すことができます。散歩の方法ですがあくまで飼い主主導で行うことが大切です。

柴犬にされるがままに散歩をしてしまうと、通行人に突然噛む、吠えるなどしたり、リードを手放してしまうほど勢いよくどこかへ駆け出してしまうなど、普段の生活からは想像できない突発的なトラブルに見舞わられることがあります。そうならないためにも飼い主がリードしましょう。飼い主主導を確立させるために「リーダーウォーク」役に立ちます。リードを短く持ち、犬は飼い主の横にいるようにします。犬が飼い主よりも前に行こうとしたら、進路をたち塞ぐようにして、犬が前に行かないようにします。

こうすることで犬は前に行こうとしてもいけないと分かります。リーダーウォークを覚えることができたらたくさん褒めてあげます。これで犬は散歩中も飼い主の横を歩き、安全に散歩をすることができます。このように主従関係を築くことでその他のしつけもしやすくなります。

まとめ

しつけと一言で言っても飼い主がしてあげなくてはいけないことが多数存在することが分かりました。時には厳しい態度を取らなければならないのは飼い主としても辛いことでもあります。しかしそれは自分のペットが周りに迷惑をかけないためにしなくてはならない責任でもあります。正しくしつけを行って、自分もペットも楽しく生活できるといいですね。そしてしつけた分だけ、言う通りにできたらたくさん褒めてあげましょう。決して上手にできないからといって叱りすぎたり、叩いたりしてはいけません。

気長に根気よくペットと一緒に頑張ってみて下さい!

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