柴犬の健康のため、安全なドッグフードを食べさせたいという飼い主は多いでしょう。最近ではペットショップやホームセンターなどにさまざまな種類のフードが販売されています。しかし、実は粗悪な原材料を使っているドッグフードもたくさんあるため、そのような商品を選ばないようにすることが大切です。高品質なドッグフードを選ぶことで柴犬の健康をサポートすることができますし、いつまでも元気で過ごせるようになるでしょう。
最近では犬種別のフードや年齢別のフードなども登場しており、注目を集めています。愛犬の健康状態をチェックしながら食べさせてあげましょう。
目次
柴犬におすすめなドッグフードの原材料
柴犬のために安全なドッグフードを選びたいという場合、まずは原材料をチェックしてみましょう。ドッグフードのパッケージには、原材料が一番多いものから順番に記載されています。安いフードだと最初に小麦やトウモロコシといった穀物が記載されていることが多いです。穀物は肉と違い値段が安いので商品のコストを抑えることができますが、柴犬にとっては消化しにくいものですし、アレルギーの原因になってしまうこともあります。
一番必要な栄養素はタンパク質であり、肉類がメインとなっているドッグフードを選ぶようにしましょう。肉類が主原料となっており、穀物の中でも消化しやすい米などが入っているものなら問題ありません。もちろん穀物不使用のフードでも良いでしょう。主原料が肉類でもミールやパウダー、エキスといった表記がある場合は注意が必要です。これらは粗悪な原材料を使っている可能性がありますし、避けた方が無難です。
ドッグフードの原産国は最終加工場所のみ表示されているため、国産と表示されていても全て国内で作られているとは限りません。原材料の段階で加工されているものなどもあるので注意しましょう。高品質のドッグフードは原材料について公式サイトなどできちんと公開しています。人間が食べても問題ないような原材料を使っているものなら安心して柴犬に与えることができるでしょう。ドッグフードは保存食なので原材料に保存料も使われています。
しかし、人工的に作られた添加物はリスクが高いため、天然由来の添加物を選ぶようにしましょう。
柴犬におすすめなドッグフードの形
ドッグフードにはさまざまな形状のものがありますが、柴犬にはどのような形状の商品が良いのか知りたいという人もいるでしょう。小型犬の柴犬にはなんとなく小粒が良いと考えている人もいるかもしれません。しかし、よく噛んで食べるのが好きな柴犬もいますし、あまり噛まずに飲み込むようにして食べる柴犬もいます。よく噛んで食べる場合、中粒タイプを選んだ方が喜んでくれるでしょう。
小型犬には必ずしも小粒と決まっているわけではありませんし、体の大きさではなく食べやすいかどうかで粒の大きさを決めるようにしましょう。柴犬にとって最も安全で食道に優しいドッグフードの形は丸型の小粒です。丸型は食道への接触面が一番小さいですし、飲み込みやすいので窒息を防止することができます。最近は三角や四角、円柱の形をしたドッグフードなども多く販売されています。
ちなみに、円柱状の粒は食道への接触面が広くなるため、窒息事故に繋がりやすいと言われています。あまり噛まずにドッグフードを食べる柴犬には与えない方が良いでしょう。柴犬の中にはほとんど粒を噛まずに飲み込むように食べてしまう子もいます。見ていると心配になってしまうかもしれませんが、犬の胃腸内は人間と違い強酸性となっています。食べ物をそのまま飲み込んでもきちんと消化できるため、あまり心配しなくても良いでしょう。
犬にとって噛みやすい粒は異なりますが、ドーナッツ型の粒などは噛みやすいと言われています。
柴犬のために犬種別ドッグフードを選んでも良いのか
世界にはさまざまな犬種が存在しており、犬種によって体格や体質などは違います。そのためドッグフードを与える場合、その犬種に合ったものを選ぶ必要があります。犬種によってかかりやすい病気なども異なっているため、適当にドッグフードを選んでしまうと柴犬の健康に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。犬種別ドッグフードを選ぶ場合、それぞれの犬種に合わせた栄養素が含まれているため、犬種固有の弱点を補えるというメリットが挙げられます。
柴犬は小型で飼いやすく、日本でも昔から人気のある犬種です。柴犬は皮膚が弱いため、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などにかかりやすいと言われています。柴犬のドッグフードを選ぶ場合、アレルギーの原因となるものを避けるようにしましょう。添加物や穀物などはアレルギーの原因になりやすいため、無添加でグレインフリーの商品を選ぶのがおすすめです。また、人間が食べても問題ないような原材料を使っている商品なら安心感があります。
犬種によって必要な栄養素は異なると言われていますが、違う犬種のドッグフードを与えても柴犬の健康に悪影響を及ぼすといったことはありません。しかし、小型犬の柴犬は中型犬や大型犬とはカロリーが異なりますし、きちんとカロリーを計算して与えることが大切です。飼っている柴犬に必要な栄養素が分かっている場合、必要な栄養素がしっかり配合されているドッグフードを選ぶようにしましょう。
柴犬の年齢に合わせたドッグフードを与える
柴犬も成長に合わせて必要な栄養素や食事量が異なってきます。ずっと同じ食事を与えていくと健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、あまりおすすめできないということです。柴犬が子犬である期間は1年程度で長くありませんが、この時期は一番体が大きくなる時期です。短期間に大きく成長するため、タンパク質をきちんと摂取させる必要があります。ドッグフードは子犬用でタンパク質が豊富のものを選ぶようにしましょう。
柴犬は1歳になったら成犬として扱うことができます。そのため一般的なドッグフードを与えても問題ありません。柴犬は活発に動き回るため、ある程度のカロリーをきちんと摂取させることがポイントです。成犬期は1～10歳前後で長いため、食欲や運動量などに差が出てくることもあるでしょう。そのため状態に応じたフードを与えることが大切です。柴犬は10歳を過ぎたら老犬になります。
成犬期に比べてエネルギー消費量が減少してしまいますし、消化する力や腸の働きも低下してしまいます。高カロリーなフードを与えると太りやすくなるため、低カロリーで高タンパクなフードを選ぶようにしましょう。また、食物繊維をしっかり摂取することもポイントです。全年齢対応のドッグフードは子犬にも成犬にも老犬にも与えることができます。
全ての期間に対応しているということですが、状態に応じて与える量を変えたり、サプリメントなどで足りない栄養素を補っていくのがおすすめです。年齢別のドッグフードは全年齢対応のドッグフードとは違い、年齢に合わせて選んでいくことになります。しかし、犬によって必要な栄養素は異なりますし、年齢だけで判断することはできません。
まとめ
柴犬に与えるドッグフードはさまざまな選び方ができます。同じ犬種でも状態や体質によって最適なドッグフードは異なってくるため、一概にどの商品が良いとは言い切れません。ドッグフードによって含まれる栄養素やカロリーはそれぞれ異なっています。愛犬の健康状態をしっかりと把握し、どのような食事を与えたら良いのかを適切に判断していくことが大切です。また、どのドッグフードを利用する場合でも不足しがちな栄養素をきちんと補っていくようにしましょう。
体調や好みに合わせて食べやすくすることはもちろん、サプリメントを利用する方法もあります。