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柴犬に与えても良い穀物をチェック

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柴犬は穀物を消化するのが苦手と言われていますが、長く人間と生活をするうちに雑食に近づいてきています。完全な肉食動物ではないため、必要な栄養素も人間と似ています。必要なタンパク質の量は人間より多くなりますが、炭水化物やビタミン、ミネラルといった栄養素も必要です。そして、これらの栄養素をバランスよく補える食材として米が注目を集めています。

この食材は小麦粉よりもアレルギーを起こしにくいと言われており、ドッグフードの原材料に使われていることもあります。玄米なども犬に与えても良い食材ですが、アレルギー反応が出てしまうこともあるため、最初はごく少量から与えて様子を見てみましょう。

柴犬におすすめの米に含まれる栄養素

犬は完全な肉食動物ではありませんし、肉以外のものも食べることができます。柴犬に米を与えたいという場合、含まれる栄養素をチェックしておきましょう。主な栄養素としては、でんぷんやタンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、カルシウム、食物繊維といったものが挙げられます。特に重要なのは植物性タンパク質が豊富に含まれているということです。

植物性タンパク質は動物性タンパク質と比較してエネルギーに変わる時間が短いため、活発でよく体を動かす柴犬には助かる栄養素となっています。また、血や肉などの組織を作る材料にもなります。体内のバランスを整える働きや脳を活性化させるといった働きもあるため、おすすめの食材と言えるでしょう。特に玄米にはミネラルやビタミン、食物繊維が豊富に含まれています。そのため老化防止や疲労回復、ダイエットといった効果が期待できます。

柴犬の健康をサポートするための栄養素が揃っている食材と言えるでしょう。犬に必要な栄養素はいろいろありますが、肉だけ与えているとミネラルが不足しやすくなります。ミネラルが不足すると体にさまざまな影響が出てしまうので注意しましょう。犬に栄養価が低い小麦などの炭水化物を与えても意味がありませんが、ビタミンやミネラルが豊富な米を与えることで柴犬の健康をサポートできるということです。

市販されているドッグフードの中にこの材料が使われていることもあります。

柴犬のドッグフードに米を与えるのはあり?

日本人にとって主食と言えるのが米であり、ドッグフードにも使用されていることが多いです。そのため食べ過ぎなければ基本的にデメリットはないと言えます。米には植物性のタンパク質が含まれており、素早くエネルギー源となります。体調を整えたり脳を元気にしたりするメリットもあるので、適量をあげる分には問題ありません。砕いてから炊くようにすれば消化がよくなり、柴犬は喜んで食べてくれるでしょう。

米は何よりも安価ですし自然素材なのでリスクが低いです。アレルギーが発生するリスクも低いため、柴犬のエネルギー源としてメリットがあります。またビタミンやミネラルなどの微量栄養素も含まれています。これらは体調管理に必須であり、欠乏すると代謝にも影響してくるので注意です。最近は柴犬が利用できるサプリメントが登場していますが、健康食品は基本的に食事の補助となるものです。

サプリだけで食事の代用にはできないので、あくまでも補助として考えてください。柴犬にとって米は素早くエネルギー源に変わってくれる栄養素です。ただしドッグフードを普通に食べてくれる場合は、あえて人間のご飯を与える必要はありません。ドッグフードは愛犬の健康を第一に考えた成分内容になっており、アレルゲンの原因成分も除外されたものが多いです。米を柴犬にあげる場合はドッグフードの量をその分減らしたり、おやつとして与えたりするのが得策です。

あくまでも主食はドッグフードと考えてください。

柴犬のドッグフードとして米は適している?


昔は愛犬に人間のご飯を与える家庭が普通にありましたが、現在はほとんどなくなりました。少しくらい与える程度なら問題ありませんが、米の主成分は炭水化物なので肥満を促進するデメリットがあります。柴犬の消化器官は肉の消化を得意としていますが、米は消化に時間がかかるのです。人間の場合も最近は炭水化物の食べ過ぎが肥満の原因だと言われるようになりました。炭水化物は血糖値を急激に上昇させるので、食べ過ぎると肥満や糖尿病のリスクを高めます。

柴犬が人間の食べ物を食べたがる場合は、少量のご飯程度ならあげても問題ないです。ただし生のままだと消化されにくいので、きちんと炊いてあげる必要があります。フードプロセッサーで砕いてから炊くという方法もあり、ドッグフードに混ぜてあげるのもありです。玄米や発芽玄米の場合は白米より硬いので、少し時間をかけて炊いてみるとよいでしょう。柴犬にご飯をあげる上での注意点は、量をかなり少なくすることです。

犬は一口で人間並みに食べてしまいますが、そもそも身体が人間より圧倒的に小さいのです。ついつい人間の感覚であげてしまうと、食べ過ぎにつながるので注意してください。柴犬は体重によってドッグフードの適正量が異なりますので、それを超えないようにする必要があります。体重が増えすぎると病気のリスクが高まるので注意です。やはり安全のことを考えると人間の食べ物は与えずに、ドッグフードをあげるのが好ましいです。

柴犬にお米を与える方法と注意点

柴犬にお米を与える時は、きちんと炊かれている場合に限ります。炊かれているものは上質のでんぷんやミネラルが豊富に含まれていますので犬の食生活に有用な食材になるでしょう。しかし、過剰に与えてしまうとカロリーオーバーになってしまいます。お米には、でんぷんやミネラル以外にもたんぱく質やビタミンB1、B2、ビタミンE、カルシウム、食物繊維が含まれています。

特に有用な栄養素は植物性たんぱく質で、動物性たんぱく質と比較するとエネルギーに変わる時間が早く、身体を動かす原動力になり、脳を活性化させるメリットがあります。また、老化防止や疲労回復、神経機能の正常化といった効果もありますので、健康を維持するための栄養素をバランス良く摂取できる効果が期待できます。その一方で、犬に与えることによるデメリットもあります。

それは、消化されやすい炭水化物ですから犬の血糖値を高めやすい素材にもなり、糖尿病や肥満につながりやすい点が指摘されています。ですから、犬に与える場合は、生に近いものは下痢や消化不良の原因につながりますので、きちんと炊かれたものを適量与えることが大切です。過剰摂取は消化不良や肥満の原因にもなりますので、与える量には注意する必要があります。

ごく稀にアレルギーを持っている犬もいますので、お米を与えることによって体調の変化があった場合は、速やかに獣医師の診察を受けることも大切でしょう。

まとめ

柴犬にとってお米は良質なエネルギー源になり、ビタミンB群やビタミンE、ミネラル、食物繊維も豊富に含まれていますので、腸内環境を整えて老化防止や疲労回復の効果が期待できます。ですから、食欲が落ちてしまってドッグフードを食べなくなった柴犬に対して与えることは可能です。しかし、糖分やカロリーが高い食材になりますので、過剰に与えると身体に負担になりますので注意しなければなりません。

また、生のものは下痢の原因になるため必ず炊いたものをお肉などとミックスして与えると栄養バランスがとれた食事内容になるでしょう。

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