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柴犬の心臓病には最適なドッグフードを選ぶ食事療法が重要です

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犬の寿命が延びたことで加齢に伴う病気が増え、心臓病の発症が増えています。柴犬に多い僧帽弁閉鎖不全は初期症状がほとんどないため、気がつかないことが多いのです。心不全や心臓肥大など、心臓の病気で死亡する犬も多いのです。元気だった我が家の柴犬が発症したとき、飼い主は病気に関する正しい知識をもち、適切な対処でサポートしなければなりません。犬の心臓の病気は専門の医師による治療と、家庭での食事療法が不可欠です。

食事療法は病気の進行に応じた対策が重要です。ドッグフードに含まれる成分をしっかりとチェックする、選び方が求められるのです。

我が家の柴犬が心臓病になったら、飼い主の全力のサポートが必要

最近の犬の死亡原因に多いのが心臓病です。心臓の血液の逆流を防ぐ弁が機能しなくなる、僧帽弁閉鎖不全は柴犬に多くみられることが特徴で、息切れや呼吸困難などがあらわれます。犬の心臓病の症状は原因や病気の内容によって異なり、そして一つとは限りません。呼吸困難と似た症状も多いため、確実に心臓の病気と言い切れない場合も多いのです。しかし、なかには判断しやすい症状もあるのです。

咳も犬の心臓に異常があるときの症状の一つです。軽度の場合はゴホッ、ゴホッと咳き込んだり、吐き気をもよおす、えずくような動作もみられます。水を飲んだり、興奮したときに咳が出る場合もあります。病気が進行すると通常の状態でも咳の回数が増えて、やがて止まらなくなるのです。呼吸が乱れる呼吸困難の症状は口を開けて、落ち着かない様子でウロウロする動作がみられます。

睡眠時や安静時に走った後のような、異常に早い頬呼吸がみられる場合もあります。心臓病の影響で血液にもさまざまな異常があらわれます。血液中のヘモグロビンの増加や減少で、主に舌が青紫色や赤紫色になるチアノーゼや、脳への血流が減少して失神することもあります。疲れやすくなるため運動を嫌がり、運動能力の低下などがみられます。散歩に連れ出しても歩かなくなったり、すぐに座り込むなど明らかに元気がない状態になるのです。

症状が進行すると腹腔内に水がたまる腹囲膨満や、足や腹部が腫れる浮腫などの症状もあらわれます。

柴犬が心臓病にかかってしまう主な原因

犬に多い心臓病には「心室中隔欠損症」「僧房弁閉鎖不全症」「心房中隔欠損症」「拡張型心筋症」などがあります。この中で柴犬がかかりやすいものは「心室中隔欠損症」「僧房弁閉鎖不全症」です。大切な柴犬を守るためにも、心臓病について知っておきましょう。実際に体調が悪くなった場合など、知識があれば慌てずに対処がすることができます。「心室中隔欠損症」は心臓の心室中隔という場所に穴が開いており、それによって心臓に障害が起こることをいいます。

原因は生まれつきです。主に「息が荒い」「疲れやすい」などの症状があり、酷い場合は手術が必要になります。「僧房弁閉鎖不全症」は僧帽弁に不具合があり、心臓内で血液が逆流してしまう病気です。身体に血液がいきわたらなくなると、チアノーゼなどを起すこともあります。病気になる原因の1つに加齢があります。人間でも年を取ると病気をしやすくなるのと同じで、柴犬の老犬に多い病気です。

加齢に伴って発症する病気なので、発症しても飼い主が悪いわけではありません。あまり自分を責めないようにしましょう。こちらも症状が酷く日常生活に支障がある場合は、手術することになります。心臓に負担をかけないためには、塩分を制限したドッグフードを与える方法があります。進行性の病気ですが適切な治療を施すことで、進行を遅らせることができます。

心臓病の症状に気付いたら、きちんと信頼できる獣医に相談し指示を仰ぎましょう。それが柴犬の命を守ります。

心臓病を持つ柴犬にはドッグフードに注意が必要です


柴犬の中には先天的に心臓病を患っている子がいます。いろいろな治療がありますが、治療と一緒に大切なのが食事療法です。心不全などの症状が進行すると、柴犬は過剰なナトリウムやクロールなどを排泄することができないようになります。ナトリウムなどが体内に貯留されると心臓肥大を引き起こしたり、静脈うっ血が進むので高血圧に繋がるの注意が必要です。

タウリンは心不全の柴犬に重要な成分で、特に拡張型心筋症の場合は心筋中にあるタウリンの濃度が低下していると言われています。タウリン濃度が正常でもタウリン追加が心臓病にメリットがあるとされています。L-カルニチンという成分は柴犬の心筋においてエネルギー物質を運搬したり、ミトコンドリアの解毒などに関係している重要な因子です。拡張型心筋症などではL-カルニチンの欠乏が見られるので、L-カルニチンを増量することが心臓病の柴犬には大切です。

併発しやすい疾患として腎臓病などがあげられます。腎臓病は過剰なリンが致命的で、腎臓の負担を避けるため心臓病の柴犬もリンの制限が大切です。心臓病の柴犬は血中のカリウム数値が不安定になりやすく、低カリウム血症や高カリウム血症などを発症しやすい特徴があります。薬剤治療によって低マグネシウム血症も引き起こるケースがあるでしょう。

カリウムやマグネシウムの異常は不整脈や心筋収縮の低下、筋力低下や治療薬の副作用などを発生させやすいことがあり、さまざまなリスク要因を誘発します。ドッグフードには注意が必要で成分表などをよくチェックしてからあげましょう。

柴犬に多い心臓病をドッグフードで予防!

子犬の頃は元気だった犬も老犬に近づくと病気にかかることもあるでしょう。柴犬がよくかかる病気のひとつとして心臓病があげられます。「僧帽弁閉鎖不全」といって、心臓の弁が変形したり接続が悪くなってしまう病気です。息切れや咳などをすることが特徴となっており、後期でなければ判明しにくい病気でもあります。原因は主にアレルギーといわれており、獣医師の診断と投薬の治療が必要です。

病気を防ぐためにも早い段階からドッグフードの正しい選び方を知っておく必要があります。ドッグフードを選ぶときには柴犬専用と書かれたものだけではなく、成分や原材料も確認してください。柴犬はもともとアレルギーを引き起こしやすい体質です。そのため餌の内容は厳しく判断することが大切なのです。アレルギーの原因となりやすい食べ物として、穀物があげられます。柴犬に与える餌は穀物を使わないグレインフリーの餌を与えましょう。

子犬のうちは成長を良くするため高タンパクな食事が必要ですから、「エキス」などの記載がないお肉が原材料の餌をあげるようにしましょう。成犬になってからはその個体の個性に着目します。運動量が多い犬でしたら餌を多めに、少ないのであれば餌は少なめにと調整しながら与えるようにします。アレルギーを引き起こす物質として添加物などの指摘もあります。

原材料や成分の箇所に食品添加物や化学化合物がないか確認してください。健やかに過ごしてもらうためにも、適切なドッグフード選びをしましょう。

まとめ

柴犬のよくかかる病気の中に心臓病があります。この病気は発見が遅くなりやすく、息切れや咳を引き起こします。原因はアレルギーが多いことから、ドッグフードでの予防が大切です。アレルゲンとなりやすい物質である穀物や食品添加物・化学化合物を使用している餌は与えないように心がけましょう。柴犬専用と記載があっても、これらの材料が使用されている場合は避ける必要があります。

成分表示はしっかりと確認をする癖を飼い主がつけるべきです。また、子犬の時期は運動量も多く豊富な餌を与えても問題ありませんが、成犬になってからは個体の運動量によってドッグフードの量を調整しましょう。

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