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柴犬にふやかしたドッグフードを与えると良いのか

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ドライタイプのドッグフードを柴犬に与えている人も多いでしょう。ドライタイプは保存しやすく、価格も安いので飼い主には助かるものです。噛む力がしっかりとある柴犬なら問題なく食べることができますが、まだ体が未熟な子犬や噛む力が弱ってしまった老犬には硬すぎることもあります。また、体調が悪くて食欲がなくなってしまうこともあるでしょう。なかなか硬いフードを食べてくれないという場合、お湯を入れてふやかして与えるという方法もあります。

正しいふやかし方やふやかすメリット、注意点などをチェックしておくのがおすすめです。

柴犬がドッグフードを食べない時は

柴犬も子犬の頃は消化器官がまだ未発達ですし、消化吸収しやすい食事を与えることが大切です。ドライタイプのドッグフードは成長に欠かせない栄養素がバランスよく含まれていますが、かなり硬いので子犬にとっては食べにくいと感じてしまいます。また、生えてきたばかりの乳歯で硬いドッグフードを食べた場合、歯茎を傷めてしまうこともあるので注意しましょう。ドッグフードをふやかすことで消化しやすくなりますし、匂いが強くなって食欲が増すという効果も得られます。

柴犬は体調が悪いと食欲もなくなりますし、好みではないドッグフードだと食べてくれないこともあります。柴犬は人間のように複雑な味を感じることができないため、食べ物を味で判断することは少ないです。食いつきを良くするために食べ物の匂いや食べやすさが重要であり、普段のドッグフードを見直してみましょう。ドッグフードはドライタイプだとかなり硬く作られており、噛むのにも体力を使います。

体調が優れないと噛む動作でも辛いと感じてしまいますし、食欲が落ちてしまうということです。そのような際にふやかすことで食べやすくなるため、食欲がアップすることもあるのです。また、高齢の柴犬は噛む力が衰えてしまうため、ドライタイプのドッグフードは硬すぎることがあります。そのような場合にもふやかして与えてみると良いでしょう。ドライタイプのドッグフードは水分が少ないので保存しやすいですが、食事から水分を摂取できないというデメリットもあります。

柴犬に与えるドッグフードのふやかし方ガイド

通常の状態、いわゆるドライ状態のドッグフードは、まだ幼かったり、歯が悪い高齢の柴犬達にとって非常に食べづらく、硬くてざらざらした粒が胃の中に入って胃が動き出したら胃壁に傷がつく恐れがあったり、その傷ついたところから異物が入ったりしてアレルギーの原因になってしまったりします。また、乾燥したものばかりだと体が水分不足になり、デトックスしにくい体になってしまう、食べた後にお水を飲んだらお腹が膨らんでパンパンになるなどのデメリットを抱えています。

反対に、正しいふやかし方を知り、そうして出来上がったドッグフードを柴犬達に与えてあげると、①胃腸への負担が軽減、消化吸収がよくなる②水分も一緒に摂取できる③香りが強くなり、食欲不振の柴犬達に食欲を増進させるといったメリットを獲得することが出来ます。時間のある時はまず、一度沸騰させたお湯を50度ほどまで冷まし白湯を作ります。そしてタッパーにドッグフードと白湯を混ぜ合わせ約15-30分ほど時間をかけてふやかしてから柴犬に与えてあげます。

時間がない時は、早くふやかせるように予めミキサー等で粉々にしてストックしておいたドッグフードに熱湯をかけて10分ほど放置したのち、スプーンでかき混ぜ与えます。どちらもふやかすお湯の量は適量で構いません。注意点ですが、ふやかす時に使うお湯は50度以下をお勧めします。水溶性ビタミンなど熱に弱い栄養素があるので熱湯は避けてください。

柴犬はふやかしたフードが適した犬種です


ふやかしたドッグフードがお勧めできるのは、まず大きい粒や硬い粒を噛みづらそうにする子です。歯の隙間からよくこぼしていたり噛むのに一苦労で食べ進むのが遅かったりする子は、フードをふやかしてあげると食べやすくなります。高齢の柴犬に多く、噛む力が弱くなっていたり歯自体が弱ったり歯肉炎で痛みがあったりして噛みづらくなっている可能性があります。

口が大きく見える柴犬ですが、大粒のフードが苦手な子も多いので、食べているときの様子を見て必要そうであればふやかしてあげると良いです。ふやかし方は多少の食感が残る程度がお勧めです。また柴犬は体質的に胃腸が弱い子が多く、季節の変わり目などでちょっとでも免疫力が落ちるといつものフードを消化しきれず、嘔吐や下痢をしてしまうケースがあります。そんなときもふやかしたフードがお勧めです。

フードをふやかすと飲み込みやすくなるだけでなく、胃や腸での消化吸収の際に消化酵素や蠕動運動に頼り切る必要がなくなり、胃腸への負担が軽くなります。ふやかすと水分も同時に摂取できるので、嘔吐や下痢で失われた水分を補給することにも繋がり一石二鳥です。柴犬は成犬でも胃腸の弱い子が多いですが、免疫力や消化能力が特に低い若齢の子や高齢の子には、普段から積極的にふやかしたフードをあげて消化不良を予防するのも良いです。

ふやかす際は、成分の流出や変質をできるだけ防ぐために、お湯ではなく水を使って時間をかけてふやかすのがお勧めです。

柴犬のドッグフードをふやかす

柴犬の食欲がない時や食いつきが悪い場合、ドッグフードのふやかし方をチェックしておくと良いでしょう。ドッグフードは30~40度くらいのぬるま湯でふやかすのがおすすめです。お湯は最も早くふやかすことができますが、熱に弱い栄養素が壊れてしまう可能性もあるので注意しましょう。逆に水だとふやかすのに時間がかかってしまうため、ぬるま湯がベストと言われています。ぬるま湯をドッグフードにかけたら10~20分程度置いておきます。

ドッグフードによってふやけるまでの時間は差がありますが、だいたいこのくらいで柔らかくなります。水をあまり飲まない場合は少し多めに水を入れても良いでしょう。ドッグフードをできるだけ早くふやかしたいという場合、容器にラップをするという方法があります。密閉することで熱を逃さないようにできますし、早くふやかすことができるのです。また、ドッグフードを事前に細かくしておくという方法もおすすめです。

袋に入れて砕いても良いですし、ミキサーなどを使っても良いでしょう。細かくなれば水分が吸収されやすくなるため、早くふやかすことができるのです。柴犬にドッグフードをふやかして与える場合、残った水分を捨ててしまう人もいるかもしれません。しかし、ふやかした後の水分には水溶性の栄養素が溶け出していることもあるため、捨てずにそのまま与えることがポイントです。また、事前にふやかしておくのも良くありません。

空気に触れることで酸化が進んでしまうので注意が必要です。

まとめ

柴犬がなかなかドッグフードを食べたがらない時もあるでしょう。そのような場合におすすめなのが普段のフードをふやかして与えるという方法です。少し手間はかかりますが、それだけで食いつきが良くなることもあるのです。ドッグフードはお湯や水を使ったふやかし方もありますが、栄養の破壊が少なくて効率よくふやかすためにはぬるま湯を使うのがおすすめです。ラップを使ったり、ミキサーなどで細かくすることで早くふやかすことができます。

残った水分にはフードから溶け出た栄養素が含まれていることがあるため、捨てずに柴犬に与えるようにしましょう。

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