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柴犬に必要な栄養素をチェックする

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ドッグフードには肉や魚といった動物性タンパク質が多く使われています。中には大豆や小麦などを主成分としたドッグフードもありますが、柴犬はもともと肉食動物だったので大豆や小麦などを消化することは苦手です。そこで柴犬の健康を考えるなら肉や魚をたっぷり使ったドッグフードを選ぶようにしましょう。そのようなドッグフードは健康に良いだけでなく、嗜好性も高いので喜んで食べてくれる犬が多いです。

タンパク質は犬の血液や骨、筋肉、皮膚、被毛などの健康を維持するために欠かせない栄養素です。また、代謝や免疫を保つ上でも重要な役割を担っているということです。

柴犬に欠かせないタンパク質の働き

柴犬にとって最も重要な栄養素はタンパク質です。この栄養素は柴犬の体を作る働きがあるため、普段の食事でしっかり補っていく必要があります。ちなみに、ドッグフードにこの栄養素が多く入っていても質の悪いものなら意味がありません。そのため質の良い栄養素を含んだドッグフードを選ぶことが大切です。タンパク質にはどんな役割があるのかということですが、体の臓器の大半を占める重要な栄養素となってます。

犬の体を作っていることはもちろん、代謝や免疫力を保つ上でも重要な栄養素であり、生命を保つ基本になっているということです。皮膚を作るのもタンパク質と脂肪分なのですが、皮膚や被毛は栄養が最後に回ってくる部分です。そのため栄養不足になると皮膚や被毛がしっかり作られなくなり、肌荒れや抜け毛、毛量が少なくなるといったトラブルが増えてしまうのです。柴犬の皮膚トラブルで悩んでいる場合、普段与えているドッグフードの成分をチェックしてみましょう。

柴犬の丈夫な体に欠かせない免疫機能もこの栄養素によって作られています。そのため健康のためには、免疫細胞を作る造血組織に充分な栄養素を供給する必要があるのです。この栄養素の供給が不足するとまずは免疫系に影響が出てしまうと言われています。皮膚の感染症にかかりやすくなりますし、下痢や寄生虫に感染しやすくなるといったデメリットもあるので注意しましょう。特に毛質が悪くなってきたと感じたら栄養不足が考えられます。

柴犬のタンパク質が不足すると良くない

タンパク質は柴犬にとって最も重要な栄養素であり、皮膚や筋肉を作る材料になります。また、この栄養素は炭水化物や脂質から合成することができないため、食事からきちんと摂取する必要があります。柴犬のタンパク質が不足した場合、健康に影響が出てきてしまいます。成長不良や体重減少、食欲不振、貧血、免疫力の低下などを起こしやすくなりますし、被毛の状態も悪くなってしまうのです。

特にダイエットをしていないのに柴犬の体重が減ってきたと感じたり、毛艶が悪くなってきたと感じたらドッグフードの原材料をチェックしてみましょう。また、爪の状態が悪い時も栄養不足が原因かもしれません。犬の体のほとんどは食事から摂取したタンパク質から合成されるアミノ酸によって作られています。爪は命に関わる部分ではないため、栄養が不足すると爪に影響が出てしまうこともあるのです。爪の形が悪くなったり、強度が落ちたりしたら注意しましょう。

タンパク質は体を作る上で必要なものですし、不足すると体のさまざまなところに支障をきたすということです。特に子犬の時期には体が大きく成長するため、タンパク質をしっかり摂取させる必要があります。この時期に栄養素が不足した場合、免疫力が低下して虚弱体質になりやすくなってしまいます。このような柴犬の健康被害は低タンパクで低品質なドッグフードを食べさせていると起こりやすくなります。

そのため柴犬の健康をサポートしたいという場合、高タンパクで品質の良いドッグフードを選ぶことが大切です。

柴犬のためのドッグフードの選び方


柴犬に与える食事としては、もちろん飼い主が自分で食材を選んで作っても良いのですが、どうしても栄養が人間主体のバランスとなるために、柴犬にとっては必ずしも都合の良いものではありません。やはりドッグフードを買って与えるのが安心です。かといってドッグフードなら何でもいいというわけではありません。柴犬のために必要な栄養といえば、何といっても高タンパクであることがあげられます。

骨格や筋肉、臓器などを形成する働きのあるタンパク質には、肉や魚などに由来する動物性タンパクと、大豆や小麦などに由来する植物性タンパクがありますが、柴犬にとって望ましいのは、消化吸収率が高い動物性タンパクを多く含むことです。肉や魚、卵などの原材料を多く含むドッグフードを選ぶようにしましょう。良質のタンパク質を高い割合で配合しているドッグフードが、選び方のひとつの大きな目安となります。

また、柴犬をすくすくと健康に育てるためのドッグフードは、高品質であることも求められます。人間も食べることができる、ヒューマングレードと呼ばれるものを与えるようにすべきです。さらに、柴犬はアレルギー性皮膚炎を発症しやすいことから、アレルギー物質とされる小麦やトウモロコシなどの穀物を使っていない、グレインフリーのものを選ぶことも大切です。

これらのほかにも、おススメの柴犬専用のドッグフードには、刺激に敏感な皮膚や被毛を健康に保つDHA、EPAが含まれているものが多いようです。

柴犬にタンパク質を与えすぎると良くない

ペットショップや通販サイトにはさまざまな種類のドッグフードが販売されており、どれを選んだら良いのか迷ってしまう人も多いでしょう。柴犬の健康を考えるなら本当に良いドッグフードの選び方を知っておくことが大切です。ペットフードのメーカーによると、柴犬はもともと肉食動物だから高タンパクな食事の方が犬の体に合っているということです。しかし、犬は長く人間とともに暮らしてきており、人間が残した食事を食べて生きてきた動物です。

そのため現在の柴犬は完全な肉食動物であり、肉食に近い雑食動物になってきています。三大栄養素の一つあるタンパク質は人間だけでなく柴犬にとっても欠かせない栄養素です。しかし、炭水化物や脂質の量を減らしてこの栄養素だけ多く摂取した場合、栄養バランスが崩れてしまうことになります。この栄養素を過剰摂取すると内臓に負担がかかってしまいますし、将来の病気のリスクが高まってしまうので注意しましょう。

高タンパクなドッグフードが必要なのはよく運動する犬です。運動などであまりエネルギーを使わなかった場合、摂取した栄養素を尿として体外に排出する必要があります。この栄養素は体内に蓄えておくことができないのです。このような状態が慢性的に続くと肝臓や腎臓に負担がかかってしまいますし、病気の原因になってしまうと言われています。そのため肝臓や腎臓に疾患がある場合、低タンパクのドッグフードを与えた方が良いと言われます。

まとめ

柴犬の食事であるドッグフードの中で最も重要な栄養素がタンパク質です。ドッグフードを選ぶ際に原材料を確認することが重要でですが、使用されている原材料の品質もポイントとなります。ドッグフードにタンパク質が多く入っていても、粗悪な原材料を使っていたら意味がありません。健康に悪影響を及ぼす可能性もあるので注意しましょう。一般的なドッグフードに含まれるこの栄養素の割合は20〜25%となっています。

しかし、この栄養素だけで体を作れるというわけではありません。ビタミンやミネラルなどもバランスよく摂取させることが大切です。

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