飼い方・しつけ

柴犬の脱走のしつけのポイント

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柴犬は古来より番犬や猟犬として活躍してきた犬種です。主人や家族に忠実な性格をしていることが特徴であり、体は小さくても活発で運動が好きな子が多いです。犬と生活をする上ではしつけが欠かせません。しつけをしないと犬が言うことを聞かなくなってしまったり、場合によっては脱走してしまうこともあるので注意しましょう。脱走は犬を飼っていれば誰にでも起こる可能性のある問題です。

家から逃げ出してもそれほど遠くに行っていなければ良いのですが、なかなか見つからないと不安になってしまう飼い主もいるでしょう。そこで愛犬が逃げてしまう原因や対策を知っておくことが大切です。

柴犬が脱走してしまう理由について

柴犬の脱走はしつけでやめさせることもできますが、その前に逃げ出してしまう理由を知っておくことが大切です。まずは外の世界に興味を引かれ、逃げてしまうということが挙げられます。好奇心旺盛な柴犬にとって、外の世界はとても魅力的に見えるものなのです。窓からみえる風景や感じる匂い、さまざまな音が気になってしまうのでしょう。また、運動不足によるストレスが原因になってしまうこともあります。一日のほとんどを狭いケージの中で過ごしている場合や散歩の時間が短い場合、活発な柴犬は運動不足になってしまうことがあります。

ストレスを抱えてしまい、もっと広い場所で走り回りたいという衝動に突き動かされ、逃げてしまうということです。これは遊んでいる時のような気持ちであることが多く、飼い主が慌てて追いかけてくる様子を面白がっていることもあります。散歩の時とは異なり、自由に走り回れることも犬にとっては楽しいのかもしれません。柴犬がこのような理由で逃げ出してしまう場合、癖になると何度も繰り返してしまうこともあるのです。また、犬は雷や工事の時の音に恐怖を感じ、逃げ出してしまうこともあります。

特に臆病な性格の犬に多いということですが、身の危険を感じた柴犬が逃げ場を求めて外に飛び出してしまうのです。去勢をしていない雄犬の場合、ヒート中の雌犬の匂いにつられて逃げ出してしまうこともあります。その場合は飼い主でもコントロールできなくなることもあるのです。

脱走した柴犬を見つける方法とは

犬が脱走してしまった場合、逃げた方向や心当たりのある場所を探していきます。しかし、どこへ脱走したのか分からない場合や犬を見失ってしまった場合、いくつかの方法を実践する必要があります。まずは市役所や保健所、動物愛護センターなどに連絡しましょう。脱走した柴犬が野良犬として通報された場合、保健所などで保護されている可能性があります。自分の犬が保護された時のため、犬の特徴などを伝えておくと良いでしょう。柴犬は活発な性格ですし、一日にかなりの距離を移動してしまうことがあります。

そのため住んでいる市町村だけでなく、隣の市町村にも連絡をしておくのがおすすめします。柴犬が保護されていても、特徴が似ていないと判断されてしまうこともあります。そのため1~2日おきに連絡してこまめに確認しましょう。柴犬は保健所や動物愛護センターだけでなく、警察に保護されている可能性もあります。逃げた柴犬の情報を伝えておくことにより、保護した時に連絡がもらえるかもしれません。犬が逃げた方面の交番にはチラシやポスターを持っていくと良いかもしれません。

逃げ出した柴犬が事故や怪我に遭い、動物病院で診察を受けている可能性もあります。そこで普段通っている動物病院だけでなく、近隣の動物病院にも連絡を入れてみましょう。柴犬は嗅いだことのある匂いの場所に行くという習性があります。そのため普段の散歩コースや家の近くなどにいることもあるのです。柴犬の写真を持っていき、通行人に聞いてみると良いかもしれません。

脱走した柴犬の探し方や捕まえ方


脱走した柴犬がなかなか見つからない場合、効果的な探し方を見つけておきましょう。まずはチラシを作り、近隣に配布するといった方法があります。これは単純ですが、効果的な方法です。チラシは手書きでもPCで作成しても大丈夫です。チラシを電柱に貼ることはできませんが、スーパーやコンビニ、公園などはお願いすれば貼ってもらえるかもしれません。動物病院やドッグカフェ、トリミングサロンなどにも協力してもらえないか相談してみましょう。SNSやブログなどに柴犬の情報を掲載し、探してもらうという方法もあります。

迷子犬を保護している人の投稿を確認することもできますし、情報収集にも役立ちます。SNSやブログで直接連絡してもらえるようにするのもおすすめです。特にSNSはいろいろな人に気軽に拡散してもらえるため、柴犬が迷子になった時は積極的に使ってみましょう。見つけた柴犬がパニックになっている時や興奮してしまった場合、焦って追い掛けて捕まえようとするのは良くありません。柴犬が逃げ出そうとすることもあるので注意が必要です。

ちなみに、お座りや待てなどのしつけがしっかりできている場合、命令を出すことで犬を落ち着かせることができます。犬が大人しく言うことを聞いたら褒めて誘導してあげましょう。パニック状態で飼い主からも逃げてしまう場合、他の犬に協力してもらい、気を反らして捕まえるという方法もあります。穏やかな性格の犬や知り合いの犬に頼んでみると良いでしょう。

柴犬はしつけができていても脱走することがある

柴犬の脱走を防ぐためにはしつけが欠かせません。しつけというのは子犬の頃に全て完了するわけではありませんし、成犬になってからもきちんとしつけをしていく必要があるのです。しつけはあくまでも飼い主の生活に合わせるための訓練です。犬は飼い主に従うことはもちろん、次の段階として社会性を身につけることが重要なのです。柴犬の脱走にはさまざま原因がありますが、飼い主が原因になっていることも考えられます。自分の感情を抑えられない人や柴犬を家畜として扱ってしまう人は注意が必要です。

犬が何か失敗をした時に怒ったり、蹴ったり叩いたりするといった人も良くありません。このような飼い主に飼われている柴犬の場合、今までできなかったことを実現するため、逃げ出してしまうこともあるのです。柴犬が逃げ出すのを防ぐためには飼い主が態度を変える必要があります。その方法としてしつけを楽しくするという方法です。しつけを楽しくするためにはおやつを使うことがポイントです。まずは同じことを繰り返し教え、その度にご褒美をあたえるようにしましょう。柴犬は単純な動作を繰り返すことが好きです。

その動作にある意味については分かりませんが、褒められることで訓練が楽しいものだと理解してくれるでしょう。飼い主にとってはしつけのつもりかもしれませんが、犬は意味のないことをしたがりません。そのためゲーム感覚でしつけをしていくことが大切なのです。

まとめ

柴犬はさまざまな理由で脱走してしまうことがあります。飼い主が見ているところで逃げ出し、捕まえられるならそこまで心配はないでしょう。しかし、中には何かに驚いた時に逃げ出し、そのまま帰ってこなくなってしまう犬もいるのです普段は脱走に興味がなくても急に逃げてしまうこともあるため、しつけを徹底することはもちろん、逃げられない環境に整えることが大切です。また、なかなか帰ってこない時は探す時の注意点なども確認しておきましょう。

逃げることが癖になってしまった犬もいるかもしれませんが、きちんとしつけをすれば落ち着いた犬に育てることができるのです。

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