飼い方・しつけ

柴犬の子犬の評価や首周りのポイント

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柴犬は天然記念物の犬種で、海外でも評価が高くなっています。ただしその性質を理解する事が必要とされており、それを知らずに起きるトラブルなどの話題にも触れています。子犬の時期から迎え入れるならば、チェックすべき点の話もあります。

お手入れを行う場合なぜそれが必要なのか、お手入れを行う場合にはどうすればいいのか(例えばマッサージを行う場合はスキンシップだけではなく犬の健康をチェックする意味があると言ったことや、爪切りの場合はどうすれば犬が怯えたり嫌がらないかの例について)と言ったことを取り上げています。

天然記念物で海外でも人気が高い柴犬の子犬と問題点

柴犬は世界の犬の歴史として非常に古い犬種で、世界のドッグショーでも入賞するほど人気です。見た目では、子犬の時の格別のかわいらしさもあります。他には誰彼構わず甘えたり愛嬌を振りまいたりせず、信頼している飼い主だけに心を許す点が好きとされます。それがまるで“サムライ”のようだと、海外で賞賛されているのが挙げられます。また最もオオカミに近い原始的な姿を残しているのが新鮮とされ、最近のDNA分析研究で狼との近さはシャーペイやバセンジーの次で2番目とわかっています。

世界的に人気が高い柴犬ですが外国でこの犬を飼おうとする多くの人が、リサーチをしないまま柴犬を家族に迎えてしまう点が問題です。特に小さく可愛い犬のイメージで、トイプードルやチワワのような運動があまり必要でない犬と同じような感覚でしば犬の子犬を迎えるケースが多発しており、たくさんの柴犬が飼い主に放棄されてる要因となっています。

こういった事により柴犬中心のレスキュー団体(Shiba Rescue of New Jersey)が立ち上げられ保護活動を行なっており、保護した柴犬たちに新しい家族を見つける活動中です。そして柴犬を飼おうとしている人々に対しても、実は一般的なドッグオーナーにとっては飼うのが難しい柴犬として、インターネットから呼びかけを行なっています。それだけではなく、本来健康であるはずの柴犬が生まれつき不健康で生まれるパピーミルの問題も取り組んでいます。

柴犬の子犬を飼う場合のにおける首輪

柴犬の子犬を飼う場合、しつけ面を考えて首輪を選択するのが良いとされます。これは首輪を引っ張られると柴犬には首が締め付けられる「不快感」をともなう事によります。その為、ハーネスよりもしつけ効果が高いアイテムです。子犬の首輪を選ぶならば、外に散歩に出せない生後90日のワクチン接種までの時期に、首輪を選ぶのがポイントになります。どうせ成長するからと、成長を見越して大きめのサイズを選んでしまうと首周りに首輪がクルクル回って、後ろに下がるだけで取れてしまいます。

注意点として、首輪は小さくなったら新しいものに買い替えが必須となります。柴犬は生まれてから1年間がもっとも成長し、特に生後8ヶ月から12ヶ月は特に成長が早いのでこの時期には、頻繁に首周りのサイズをチェックする事が求められます。これを怠ると、柴犬の首に大きな負担をかけてしまう結果になります。取り替えの目安としては、首輪と首周りの間に指が2本入らなくなった頃です。

柴犬の子犬が散歩を始める時期としては、生後3ヶ月が理想(具体的には、ワクチン接種後安定するまでの2週間から3週間長くて100日)とされます。散歩を始める時期を待つ間に、子犬に室内で首輪やリードに慣れさせるのがポイントとなります。また散歩を始める時期の注意点としては、生後4ヶ月を過ぎてしまうと柴犬の子犬が「恐怖期」に入ってしまうので、散歩が難しくなるので注意が必要です。

柴犬の子犬の抜け毛のお手入れに大切なブラッシング


柴犬は被毛がダブルコート(二重構造)で、オーバーコートとアンダーコートで構成されています。これによって皮膚を雨や雪など外部の刺激から守りつつ、体温調節をしたり皮膚を紫外線から守ったりしています。このうち体温調節の役割を持つアンダーコートは秋から冬にかけて生え変わり、暖かくなってくる春先から役目を終えたアンダーコートが抜け落ちる事になります。

アンダーコートの生え変わりの時期は、1年に2回あって春と秋に起こり、特に春は寒さをしのぐために蓄えられていたアンダーコートがごっそりと抜けてしまいます。アンダーコートは細く軽いので空中に舞いやすくだけではなく、服やじゅうたんなどの布製品に付くとなかなか取れにくいといった問題点があります。そう言った、ダブルコートの柴犬の宿命への対処法としてブラッシングがあります。抜け落ちるなら放置でいいのではと思いがちですが、毛玉や蒸れにつながります。

これらは皮膚炎を引き起こす要因にもなるので、取り除かなければなりません。よって日々のブラッシングは必須となります。これらを行う事で、あらかじめ犬のカラダから抜け毛を取り除くので部屋の掃除も楽になり、血行を良くしたり犬とのスキンシップにもなります。柴犬ならば、子犬のうちからこれらに慣れさせる事も重要です。シャンプーを定期的に行うのも良く、柴犬は皮膚病になりがちな種類なので、皮膚炎など起こした場合有効です。

柴犬の子犬をお手入れするポイント

柴犬の子犬のお手入れとして、ブラッシングが挙げられますがそれ以外にも様々なものがあります。例えば歯磨きはお互いに慣れていないと難しいものの、犬は歯を失う歯周病にかかる危険性があるので毎日歯を磨くことがベストとされています。ドライフードを与えたり、歯磨きおもちゃで遊ばせるもありですが歯磨きほど効果が出ません。マッサージなどはスキンシップだけではなく犬の身体に異常が無いか気づける事になります。

首のマッサージでは、首回りは凝っている傾向なので首の後ろをつまんで優しく揉んだり、首から胸にかけてリンパを流すような感覚で撫でると効果的です。犬の肉球はガサガサになって割れてしまう事もあるので、専用のクリームを用意して保湿ともにマッサージが良い点です。月1回程度爪切りは、柴犬の場合束縛される状態になるので恐怖に陥りがちですが、室内飼いの場合爪切りを怠ると歩きづらいだけでなく、掻くときに皮膚を傷つけたりカーペットなどに引っ掛けて痛めるので必須となります。

自宅で行うのが難しい場合は、トリマーさんや動物病院に相談すると言った事もありです。自身で行う場合は、爪が見やすく犬が安心するポジション(例えば飼い主の体側に頭を向けて仰向けに膝枕など)がポイントです。切る場合は一度に切ろうとせずほんのちょっとずつ切って、犬の様子を見て嫌がっていないならば爪の先をほんのちょっと切ると言ったやり方が良い方法です。

まとめ

柴犬は日本原産の犬種で、海外でも人気の高い犬ですが、その特徴を知らずに、迎えるのはトラブルに繋がります。犬の特性を理解した上で、子犬を家庭に迎えるのであれば、首に負担がかからない首輪に慣れさせて、散歩を始める時期に備えるなどしっかりと対策を行う事が有効です。また日々のお手入れを行うことで、犬の健康をチェック出来てさらに飼い主とのスキンシップでもあるので繋がりが強くなります。

犬と飼い主同士でスキンシップを行う事で、柴犬の特徴である飼い主に忠実な性格が良い方向に効果を生む結果になる可能性が高くなります。

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