飼い方・しつけ

柴犬の子犬がトイレで寝るのを止めさせるには

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柴犬の子犬を小屋の中で飼っていると、トイレの訓練には手こずるものです。トイレをきっちりとできないと家の中で飼うことも難しくなります。トイレで寝るのは排泄を行うので月齢が経ない内に治しておきたいものです。柴犬の子犬はなぜトイレで寝る行動をとってしまうのでしょうか。また早めの訓練で止めさせるにはどうしたらいいのでしょうか。人間に懐いているからこそ飼い主にとってしつけは大切です。

トイレの訓練は月齢がいかない子犬の頃に覚え込ませるのが一番ですが、愛情を持って対応することが必要である事を理解したいものです。

柴犬の子犬はなぜトイレで寝るのか?

まず考えられるのが、トイレで寝るときの反応をみ見ていることが考えられます。柴犬は、気を引いてもらうことが大好きで、飼いやすい犬種だと言われています。子犬の頃は、どこででもトイレをしないようにしつけることが大切です。ケージで飼う場合も、玄関など寝場所を設けてあげる場合にトイレシーツを敷いて置くことになるのです。この場合にトイレシーツで遊んだり、トレーで寝ることは衛生面であまり好ましいことではないので止めさせようとするはずです。犬は、この注意を誤解して、気を引こうとすることがあります。

一度シーツなどで寝ることで気持ちが良くて習慣になってしまうこともあります。トイレトレーニングをする際には、トイレがトイレシートやトレーのなかでうまくできたときは大げさなくらいに褒めてあげれば習慣をつけることができます。柴犬は、もともと自立心が強く飼い主に褒められることが何よりもうれしいのです。このためトイレシーツやトレーに寝ることで飼い主の反応をうかがっているのです。そんな時に、しっかりとそこは寝る所ではないということをわかってもらう必要があります。

寝る場所ではなところに寝たら、素早くだめだという態度を見せることが大切です。何度でも寝るたびに根気よくやめさせて、本来寝る場所をわかるようにしつけてください。強圧的に訓練をすることは逆効果になる場合があります。トイレの訓練がうまくできたら、その場所はトイレをする場所だと理解するはずです。もともと柴犬は清潔を好んでトイレのトレー内ですることは嫌いなのです。

しつけはどのように行えばいいのですか

柴犬の子犬は、月齢が進まないうちに基本的なしつけを身に着けさせることが大切です。もともと縄文時代の古墳から柴犬に似た骨が発見されています。古来猟犬として飼われており、人間と山の中を駆け巡って猟をしていたのです。柴犬は抜け毛の多い犬種としても知られており、凛々しい表情が特徴であり海外でも人気を博してその忠実な性格が好まれています。日本を代表する犬種でもあります。柴犬は、きつね顔で縄文柴と呼ばれる祖先に近い犬種とまん丸顔のタヌキ顔に分けられます。愛嬌のある顔が特徴がありとても可愛いです。

忠誠心が強いので言うことはよく聞いてくれますが、大人になるとその性格を変えることは難しいです。トイレのしつけも月齢の早い時期に場所を決めてする訓練をしておく必要があります。特におすは、トイレのマナーをしつけておかないとマーキングでどこでもおしっこをするようになってしまいます。粗相をした場合は、根気よく言って聞かせてやめさせるべきです。そうしないと、人間社会にはいっていけないことを社会生活のしつけであることをわからせることが重要です。

しつけの訓練で強制的にわからせると暴力をふるう人がいますが、かえって萎縮して言われるからやめるとなってはいけません。愛情をもってほめるときは大げさにほめて、だめな時は困っている表情をすればいいのです。気持ちが良いからトイレに寝るのなら、そこはトイレをする場所だということを何度もしつけることが重要です。

柴犬はもともと清潔を好む性格をしています


柴犬の歴史から見ると、人間とのかかわりは長いことが良く分かります。縄文時代から柴犬は、人間と行動を共にしているのです。このため、柴犬のトイレ設置場所は、他の犬種とは違います、一般的に小型の愛玩犬のトイレは、犬にとって巣となるサークル内に設置するケースが多いです。柴犬の場合は、巣となるサークルからは離れた場所にトイレのトレーを設置する必要があります。この点で柴犬自身が勘違いをしやすくなっているのです。

なぜサークル以外の場所にトイレを設置するのかと言えば、柴犬は巣となる場所では排泄をほとんどすることはないからです。これは、野生時代の習性で自らの巣を外敵に悟られないようにすることが目的です。山中で猟をする場合に巣を悟られることは襲撃される恐れがあるためです。このような野生の警戒心が残っているのが柴犬の特徴だと言っていいです。理想では、巣用のサークルとは別の場所にトレーを設置してそこでトイレをするようにしつけることをおすすめします。

サークルとは違った広いスペースを決めてあげるとそこでトイレはするので、寝る場所とは別になります。そのような工夫をすることで、サークル内のトレーで寝ることはなくなるはずです。トイレをする場所ではトイレシーツやトレーだと理解できれば、その場所が自分の巣でないことは理解できます。トイレをする場所をはっきりさせてやることでトイレで寝ることもなくなってくれると考えてしつけを行いましょう。早い月齢であれば成功します。

柴犬を子犬からしつけるためには

柴犬に限らず子犬は、月齢がいかないうちに人間のマナーを身に着けさせることがポイントになります。集団生活をするためには、無駄吠えをしないような訓練をしておかないと、災害があったときに避難所などで人間と一緒に生活することができなくなってしまいます。基本的なしつけを身につけさせることは、愛玩犬になる必須の条件でもあります。忠誠心が強く賢い柴犬は、早い月齢から愛情をもって接することで必ず基本動作は覚えてくれます。自立心の強い犬種ですから飼い主がしっかりしつければ物分かりの良い子になることは間違いありません。

子犬の時期に接し方を誤ると間違ったことを覚えてしまうことになるのです。トイレのしつけがうまくいけば、おのずからトイレで寝ることはなくなるはずです。そこは汚い場所なんだよとわかるまでしつこく注意をすることです。言葉にするときは、大きな声で理解できるようにしましょう。中途半端な叱り方は、犬に誤解させてしまうことにもなりかねません。ほめるときと叱るときは大声を出して愛情をもってやめさせてあげることが後々の生活を楽にすることを共に理解してください。

衛生面でトレーを避けたいと考えるのであれば初めからそのようにしつけるべきです。もともとトレーでトイレをすることが嫌いな犬種で、巣の中はきれいに保ちたいという習性があります。だからこそ「そこはトイレをする場所」ということを理解してもらうことが重要なのです。

まとめ

柴犬は、もともと狩猟の友としての習性を持っています。外敵から巣を襲撃されないように巣の中ではトイレをいやがる清潔な面を持っているので、その習性を活かして早めにトイレシートの上で寝ることはやめさせるべきです。愛情をもって柴犬の子供に理解できるように習慣づけてあげることが大切になります。忠実でおとなしい柴犬は、しつけを行うことで褒められたり叱られたりすることを学ぶのです。愛情たっぷりに接してわかるまで繰り返して大声でわかるように指示を出すことです。

小さな声でしつけをしても許されることと勘違いしてしまっては大変です。

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