飼い方・しつけ

柴犬の子犬とのスキンシップが重要

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柴犬は縄文時代から日本人とともに生活してきた犬種です。最近では海外でも人気が高くなっており、普通に街を歩いているだけでもよく見かけるでしょう。健康的で病気になりにくいので飼育しやすいということや主人に忠実で従順な性格が人気の理由です。いくつかの毛色がありますが、ほとんどの柴犬は赤色をしています。可愛らしい柴犬とのスキンシップが毎日の楽しみだという人も多いかもしれません。

柴犬を撫でている時やマッサージをしている時は飼い主にとっても幸せな時間ですが、間違った方法で触れ合いをしていると我儘になることもあるので注意しましょう。

柴犬の子犬とスキンシップをする

柴犬とのスキンシップはとても楽しい時間ですが、きちんとメリハリをつけて行うことが大切です。そうしないと犬が我儘な性格になってしまうこともあるのです。柴犬にもいろいろな性格の子がいます。外に出たいという理由で鳴く犬もいますし、飼い主と遊びたくて吠えてしまう犬もういるでしょう。上手く触れ合いができないと犬も人間もストレスになってしまうので注意が必要です。しかし、人間は普段の生活の中でいろいろやることがありますし、ずっと犬と遊んでいるわけにはいきません。

仕事や家事などがありますし、家にいても犬のことばかり考えて過ごすことはできません。そこで限られた時間の中で柴犬が満足できるように触れ合いをしていくことが大切なのです。迎え入れたばかりの柴犬の子犬は不安と緊張でいっぱいです。親犬に甘えたい時期でもありますし、成犬以上に飼い主との触れ合いが重要と言えるでしょう。実は子犬とスキンシップをすることにより、しつけにも良い効果が期待できます。

人間でも子供のうちに覚えたことはずっと忘れないと言われていますが、犬の場合は人間よりずっと成長が早いので生後2~3ヶ月くらいまでのしつけが重要です。柴犬の子犬はとても可愛らしいですし、甘やかしたくなるかもしれません。しかし、可愛いからといって甘やかしすぎるのは良くありませんし、今後愛犬と幸せに生活をする上ではしつけが重要となります。子犬の時期には体のいろいろな部分を触ることがしつけになりますし、スキンシップにもなるのです。

子犬の時期はスキンシップが重要です

柴犬が子犬の時期にはスキンシップが重要であり、体のどこを触られても怒らない犬に育てていきましょう。柴犬はもともと人間にあまり甘えない性格だと言われています。また、子犬のうちにはどんなものでも口に入れたくなりますし、甘噛みをすることもあるでしょう。遊んでいてもどさくさに紛れて人間の手や家具などを噛んでいることがあります。そのような時は毅然とした態度でいけないということを伝えるべきです。歯が痒くていろいろなものを噛んでしまうこともありますが、飼い主と遊びたい時に甘噛みをしてしまうこともあります。

大切なものを噛まれてしまうと困りますし、きちんとしつけをしていきましょう。また、何かを噛みたいという欲求を発散させるため、いらなくなったタオルや玩具などを用意してあげることも大切です。柴犬の子犬が落ち着いている時には体を撫でてあげましょう。首や背中などから触り始め、腰やお腹、足、肉球、お尻、尻尾なども触っていきます。撫でる時にはできるだけ力を入れないことが大切であり、力を入れて無造作に触ると嫌がることがあります。犬が興奮して暴れ回ったり、攻撃的になってしまうこともあるので注意しましょう。

柴犬の子犬はとても可愛らしいですが、無理矢理撫でまわすのは良くありません。毛並みに沿ってゆっくり撫でるのが良く、優しく声をかけてあげるのも良いかもしれません。ポイントはいきなり触るのではなく、少しずつ触るようにするということです。

柴犬の子犬とスキンシップをする時の注意点


スキンシップとして柴犬の子犬を撫でる場合、まずは飼い主がリラックスした状態で始めることが大切です。飼い主の感情は犬にも伝わると言われています。怒った時や興奮した時ではなく、落ち着いている気分の時に撫でてあげるようにしましょう。怒った時や興奮した時に触られると犬も落ち着かなくなります。また、柴犬の表情を見ながら気持ち良いところを見つけてあげることも大切です。柴犬が嫌がる部位は無理に触らないようにしましょう。お腹や尻尾、口元などは犬にとってあまり触られたくない部位です。

特にお腹は犬にとって弱点と言える部分ですし、信頼している人以外には見せないことがほとんどです。背中などを撫でていると犬が自ら仰向けになることがあるかもしれません。これは信頼の証であり、この時だけはお腹を撫でてあげても良いでしょう。ちなみに、犬を無理矢理仰向けにさせようとするのは良くありません。また、気持ち良いとされている部位でも嫌がることがあるので注意が必要です。犬の気持ちとタイミングを考えてスキンシップをすれば、どこを触っても喜んでくれます。

多くの犬が触られると嬉しい部位は後頭部や背中、耳、顎などとなっています。耳へのマッサージは人差し指と親指で耳を摘み、優しく擦るようにするのがおすすめです。犬が気持ちよくて眠そうな表情になったら上手くマッサージができています。また、正面でアイコンタクトを取りながら触れ合いをすることも大切です。

柴犬の子犬とスキンシップをする効果

柴犬の子犬とスキンシップをすることにより、どのような効果があるのか知っておきましょう。まずは普段から触れ合いをすることにより、犬の病気を素早く発見できるようになります。柴犬がゆったりと休んでいる時などにマッサージをしてあげても良いでしょう。マッサージをすることで皮膚にできているしこりなどを見つけられることもあります。体調が悪くても犬は言葉を話すことができませんし、痛みを我慢していることもあるかもしれません。普段から柴犬の体に触れておくことにより、症状が悪化する前に治療ができることもあるのです。

柴犬と毎日スキンシップをすることにより、血行を促進する効果も期待できます。血行が促進されると健康にも良い効果が得られるでしょう。柴犬の子犬の健康を考えるなら、ちょっとした時間でマッサージをしてあげるのがおすすめです。柴犬の子犬とスキンシップをすることで信頼関係が深まるという効果もあります。信頼関係ができている犬ならどんな時でも飼い主の指示に従うことができるでしょう。柴犬は警戒心の強い犬種ですが、飼い主のことを信頼している犬なら他人や他の犬と出会った時もある程度感情をコントロールすることができます。

散歩中に他の犬が近づいてきても喧嘩などのトラブルが起こりにくくなるでしょう。十分な触れ合いができている場合、留守番が上手くなるというメリットもあります。飼い主がいなくても寂しくて悪戯をしたり、物を壊してしまうといったことがなくなるのです。

まとめ

柴犬の子犬とスキンシップをしている時間はとても幸せですが、間違った方法をするのは良くありません。我儘な犬に育ってしまうこともあるため、正しいやり方をチェックしておきましょう。飼い主と十分触れ合いができている場合、いつでも落ち着いて穏やかに過ごせる犬になります。執拗に遊びをせがむこともなくなりますし、飼い主にとっても仕事や家事などができるので助かるでしょう。もちろん1日でそのような犬になれるわけではありません。

柴犬の子犬はとても可愛らしいですが、ただ甘やかすのではなく適切なしつけをしていくことが重要です。

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