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柴犬にスリングを使う魅力に迫る

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スリングは赤ちゃんを抱っこする時にあると助かるアイテムとして有名ですが、犬用のスリングがちょっとしたブームになっています。実際に購入して使ってみると、思っているよりも使える幅が広く重宝している方が多いようです。犬を持ち運ぶためのアイテムはこれまでもバギーやリュックなどがありました。ペットショップでも専用コーナーがあるほど、ペットを持ち運ぶためのアイテムは充実しています。ただ、そうなると結構高いのと場所を取る問題もあります。

スリングは本当に手軽に使えるので、家族の一員である柴犬と外出する時大活躍してくれます。

柴犬にスリングは使う必要がない?

犬のスリングは最近流行っているとは言え、実際に使っている方はまだまだ少数派です。病気の犬が使うもので健康な犬の散歩には使う必要ない、自力で歩けなくなった老犬が使うものだと認識している方も多いようです。柴犬を飼う以上絶対に必要なアイテムとは言えません。柴犬は日本古来の日本犬で、猟犬として活躍した時代もありました。抱っこ紐なんて論外、と思っている方もいるかも知れません。例えば、ずっと家で飼っていて移動しない方も抱っこ紐はいらないでしょう。

もし体調が悪い時やケガをした時も病院まで車で運ぶことができる環境の方、歩いてすぐ近所に獣医がある方も出番はあまりないかも知れません。車もあり、かかりつけの病院が近所にあっても、愛犬と一緒に人混みを歩くことがある方なら検討する価値があります。柴犬は小型犬とは言え、10kg近くあります。ある程度の距離抱っこし続けるのはかなり苦痛です。犬が歩いても大丈夫なエリアでも、人混みが激しいところでは踏まれてしまう恐れもあるので抱っこしてあげた方が安心です。

犬が苦手な方もいるので配慮する気持ちもあります。また、犬用の神社にお参りに行く時も便利です。階段が長い神社も多いので、ある程度はスリングで抱っこして上まで上がるとお互いに楽です。普段室内で飼っている犬だと階段にあまり慣れていないので、足を守るためにも途中まで抱っこした方が良さそうです。10kg近い愛犬をスリングなしに抱っこして上がるのは相当体力を使います。ちなみに、寒い日の風よけとしてもスリングは活躍します。

スリングには柴犬を安心させる効果も

スリングは柴犬を抱っこして運ぶ時、飼い主の労力を激減する効果の他、柴犬をリラックスさせる効果も期待することができます。病院が大好きなワンちゃんはほとんどいないはずですが、柴犬の大半も動物病院が大の苦手です。検診日が近づくと心なしか落ち着かない様子を見せ、病院に到着してもブルブル震え明らかに嫌がってしまうのもよくある光景です。ところが、スリングで試しにくるんでみたところ、愛犬が安心したような表情になることがあります。

赤ちゃんもスリングにくるまれていると安心してすやすや寝てしまいますが、柴犬にも同じ効き目があったようです。マンションの廊下やエレベーターなど、共用エリアを利用する時にスリングに入れると話す飼い主さんもいます。確かに人とすれ違う共用エリアで歩かせると、家族ではない人間と遭遇して吠えてしまう恐れがあります。精神的に不安定になっている時なら飛びかかるような仕草をするかも知れません。

柴犬を飼っている方なら可愛いな、と思ってくれるかも知れませんが、犬を嫌いな方にとっては迷惑でしかないはずです。お互い気持ちよく生活するためにも、そういったところは配慮して飼育したいものです。スリングにくるんでおけば、もし吠えた時もなだめやすくなります。犬が苦手な方もスリングに入っている方が安心しやすいはずです。犬同士の接触を嫌がる人もいるので、適切な距離を保つためにもスリングがあると直接対決を防ぐことができます。

リュックタイプのスリングのメリット&デメリット


いざ災害が起きた時も役に立ちそうなスリングは、そう高いものではないので1つあると安心なアイテムになります。柴犬を抱えたまま長距離移動するのは大変なので、ペットの防災アイテムとして準備するケースも増えているそうです。現在、スリングはリュックタイプと斜め掛けタイプの2種類あります。それぞれメリット&デメリットは違うので状況に合わせて選びましょう。リュックタイプは両肩で背負えるので、長い時間背負っていても肩や腰に負担がかかりにくいのが魅力です。

腰痛や肩こりに悩んでいる方はリュックタイプの方がおすすめです。また、サイズも大きいので犬の頭まですっぽり隠すことができるタイプが多く、人見知りをするため顔を隠したいワンちゃんにもぴったりです。細かいルールが違うので使用する時は確認する必要がありますが、形状によっては新幹線など公共の乗り物で移動する時にも利用することができます。飛び出し防止用フックをつけることもできるので、やんちゃな柴犬もリュックタイプの方が安心かも知れません。

ただしサイズは大きくコンパクトに畳むことはできません。万が一汚れてしまっても手軽に洗濯機で丸洗いすることができないものも多く、不衛生になる可能性があります。本体自体が重いのが嫌、と言う方もいらっしゃいます。バギーよりは場所は取らないとは言え、使わない時に保管しておくスペースもそれなりに取られてしまうのもネックかも知れません。

斜め掛けタイプのスリングのメリット&デメリット

斜め掛けタイプのスリングも人気があります。なんと言ってもコンパクトに折り畳むことができるので、持ち運びが簡単です。スリング自体軽く、柔らかい布地になっているのでしまう時もバッグの中にさっと入れることができます。リュックタイプ同様、飛び出し予防のためのフックをつけることもできますし、汚れても丸洗いできるものが多いので衛生的です。

何度か使うと臭いもつきますし、うっかりおもらししてしまうことも考えられるので、常に清潔な状態で使うことができる斜め掛けタイプのスリングにしました。うちは必要ありませんが、斜め掛けタイプも顔を隠すためのメッシュカバーがセットできるものもあるようです。デメリットは、交通機関によっては使えないものもあることです。頻繁に電車などで移動する機会が多い方は細かいルールを確認した上で購入するスリングのタイプを選んだ方が良さそうです。

また、基本的に片方の肩で柴犬の全体重を支えることになるので、一箇所に集中して負担がかかりやすくなります。この点さえクリアすれば、とてもメリットの多いアイテムです。最近はスリングもどんどん重いワンちゃんに耐えられるタイプが登場し、20kg近い犬でも運べるようになっているそうです。柴犬の場合20kgもあったら完全に肥満体ですが、少々太り気味のワンちゃんでとても抱っこできない、なんてお悩みの飼い主さんにも頼れるアイテムになりそうです。

まとめ

犬用スリングは年齢を重ねたおじいちゃん、おばあちゃん犬や病気やケガで思うように動けない犬を運ぶ以外にも、使い道は色々あります。我が家では斜め掛けタイプのスリングを愛用していますが、リュックタイプも人気があります。人が大勢いる人混みに行く時など、大事な愛犬を守るためにもスリングは活躍します。また、柔らかい布で包まれている安心感でリラックスしてくれるので、病院に行って不安そうにしている時も便利です。

マンションの共有スペースや長時間抱っこするのが辛い時など活躍の幅は広いので、一旦使うと手放せなくなります。

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