ベストなタイミングと道具の選択で、しつけの手間やトラブルを大きく軽減できる可能性があります。柴犬の場合は狩猟犬独特の攻撃性から甘噛みもしてくるので、時には荒療治も必要になります。中でも毛色の変わる成犬になる時期は飲み込みも早い傾向がある為、飼っている柴犬の性格と行動習性を理解した上でしつけを行ってください。尚成犬になっても根気強くしつけていけば、柴犬は持ち前の忠実性で人間の言葉を理解する傾向もあります。
その為には自作できる柴犬グッズやその材料の熟知も必要なので、専門家の意見も交えた検討を強くお勧めします。
柴犬に生活空間を理解させる方法
私の柴犬は最初言う事を聞かない性格な上に、しつけスプレーをしてもトイレが分かってくれない子でした。しかししつけをしている間に柴犬が飼い主の反応を伺っている事が分かり、まずはこちらから歩みよってみる手段を取りました。特に柴犬は狩猟でも使われる程に警戒心が強い為、まずはそれを和らげる為にブラッシングでスキンシップを図ります。季節の変わり目にはこの行為で病気を発見でき、中でもニキビだには不摂生なトイレの仕方で皮膚が清潔ではない状態から来る病気でもある為注意が必要です。
私の柴犬はこれらの飼育方法から柴犬がしつけスプレーの意図を分かってくれる様になったので、まずは大事にしてあげて飼い主への忠実性を高める事が重要だと感じています。またしつけスプレーでトイレを一か所に絞ると、排せつ物から健康状態も把握できるメリットもあります。反対にやんちゃな性格の場合は、噛み癖防止用のしつけスプレーの使用が効果的です。私も一時期柴犬の噛み癖のある時期を体験していたので使用しましたが、人間が香りを不快感に感じる事はありません。
市販品の中にはしつけ内容によって配合成分を変えている物も存在しますが、複数のしつけを同時進行すると覚えが悪いので、一つの事に集中する姿勢も重要です。尚何か少しでも成功までに前進したら必ず褒めてあげると、スプレーの香りで行動を誘導できたりするので、楽しく遊べるようにもなります。
手作りの品でしつけをしていく方法
しつけスプレーは効果が現れるまで使用し続けなくては意味がないので、その分購入費用が増えてしまう傾向があります。その為私は自身でもしつけスプレーの代用品を制作し、それを柴犬に使用しています。ただし注意点が香り成分によっては柴犬の病気を誘発させる物も存在し、香りが強すぎても飼い主の傍による事を敬遠する危険性もあります。なので私はアロマオイルを水で10倍に希釈した物も併せて使用し、トイレの位置を理解させました。
あればグリセリンも加えた方が良いですが、必ず精製水を希釈に使用する事が重要で、人間には感じにくい塩素の香りが効果を減衰させる可能性もあります。お勧めはペットボトルに水を入れて、日の当たる場所に一週間程放置し、その後中にアロマオイルとグリセリンを配合し、スプレー容器に入れる方法です。反対に柴犬が粗相する理由にマーキングの意味が込められているので、この習性を利用して消臭材をしつけスプレーとして使用する方法もあります。
粗相の臭いはクエン酸とミョウバンで消臭できるので、柴犬がトイレと認識してしまうのを防ぐ事ができます。特に初めて家に来た時にランダム性のあるマーキングに効果があり、私も最初は消臭して反対にトイレ近くの場所に臭いを残しておきました。尚重曹を入れると柴犬の体臭事態も消せるので、毛色の変わる時期にしつけを始める方は使用を強くお勧めします。またブラッシング剤にも重曹は使える為、アレルギー個体種を飼っている方は常備しておくと便利です。
しつけの成果が中々でない時の判断基準と解決策
スプレーによるしつけは手軽な分柴犬が配合成分の香りに慣れてしまうと効果が薄れてしまうので、慣れる前に香りの変更を検討してください。特に噛み癖を治すしつけをしている場合、私は最初ハッカ油が配合されている物を使用していましたが、2か月程の使用で柴犬側が香りに対するリアクションをしなくなった経緯があります。なのでその後はお酢やレモンを使ったスプレーをローテーションしながら使い、常に効果的なしつけができるようにしました。
配合成分に困っている方は化粧品がお勧めで、無色のマニキュアを噛み癖の被害にあう物や人に噴き掛けておくと徐々に更生していきます。尚噛み癖の被害が甚大な方には柴犬の鼻先に使用する方法がありますが、やりすぎると飼い主への忠実性が損なわれるので注意が必要です。また吹きかけすぎるとアレルギーの誘発させる確率も存在するので、本格的な飼育前に獣医に相談する事も併せてお勧めします。私の柴犬は胡麻アレルギーの診断を受けたので、全ての使用品の材料を厳選した上で以上の物を使用しています。
一番効果があったのはアルコールで香りを嗅ぐとむせる様に逃げていく為、強めのお酒も常備しています。重要なのは噛み癖が甘噛みの段階でしつけしていく姿勢で、長期化してしまうと狩猟犬な為噛む事が当たり前の個体種に育つ可能性があります。その上スプレーを飼い主が怖がりながら使用していると、柴犬の攻撃本能を刺激してしまう可能性がある為、強気の姿勢で使用していき効果的なしつけをしてください。
効果的なしつけのタイミングを見抜く方法
ソワソワする様に徘徊したり床の臭いを頻繁に嗅いでいたら、それはトイレをする前の合図です。私の柴犬は壁と床の境目を入念に嗅ぐ傾向があったので、飼っていくうちにトイレの時間を見極めていきそのタイミングでトイレ以外の場所にしつけスプレーを散布しました。今では誤って粗相した時に私を誘導する様に呼んできて、粗相した事を申し訳なさそうにしっぽと頭を垂れながら謝罪します。これが成功していないと粗相した事を飛び跳ねながらしっぽを振り吠えてくるので、しつけが成功したか否かを判断できます。
尚しつけスプレー使用時に強めの口調で駄目と注意すると、徐々に口調の変化だけで更生していく事もあります。よくあるトイレのサインは食後や遊んでいる最中で、私の柴犬は外で遊んだ後に必ず排泄するので理解するまで徹底的に教え込みました。すると徐々にトイレシートの変え時も知らせる様になり、今では袋を開けておけば自身で交換するので粘り強いしつけが重要です。注意点は香りを散布する場所を限定する事で、成犬になっていない段階だとトイレの広さがプレッシャーになり意図せぬところで粗相する可能性が高くなります。
また寝床やケージの近くを柴犬はトイレに選ぶ事が少ないので、その傾向を把握した上で飼育場所を選択する方法もお勧めです。そしてタイミングが分からない方は、柴犬のトイレ回数を数えておきどの時間帯でどこにいくのかを把握しそのデータを元にしつけをしていきましょう。
まとめ
アレルギーや香りの好みを把握する事で、自身で有効なしつけスプレーの制作ができるので、市販の物と合わせて効果的な物を選択しましょう。使用するタイミングは個体差がありますが、食後や遊んでいる時間帯にトイレをする事が多い傾向があります。反対に噛み癖を治す場合は、その都度使用してその行為がいけない事を柴犬に理解させる点が最も重要です。尚使用するタイプに迷っている方は、アレルギー等の病気がなければマニキュアやアルコール類を噛まれたくない場所等に使用する方法をお勧めします。
中でも重曹はしつけ用品だけでなく、ブラッシング時にもシャンプーの代用品として使用できる為、各種柴犬グッズと合わせた準備がお勧めです。