飼い方・しつけ

柴犬の生後3ヶ月の体重は2~2.5kgです

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柴犬をペットショップなどから引き取る時期は、生後3ヶ月くらいです。この時期は幼犬ですが、成犬になるために食欲もある時期なので、体重が増えすぎてしまう場合もあります。体重が増えすぎると人間と同様に様々な病気の原因となるため、餌の与え方などに注意します。忠実で忠誠心がある犬種としても知られていますが、信頼関係を築きながら厳しくしつけることも大切です。

柴犬の生後3ヶ月の標準体重を知り、飼い主が餌の量や回数などを把握して意識してコントロールすることは、健康で長生きすることもつながります。ここでは生後3ヶ月の柴犬の体重などについて説明します。

柴犬の3ヶ月の体重はどれくらい?

柴犬の3ヶ月は人間でいると5~6歳程度で、標準的な体重は約2~2.5kgの範囲です。柴犬の体重には個体差がありますが、3ヶ月という時期は心身共に成長する大切な時期です。大切な時期であるから愛犬の健康には注意する必要があります。餌をあげる際、可愛いからと多くあげていると柴犬も肥満になることがあります。一般的に犬の年齢による標準的な体重より15%重い場合は肥満に注意します。

生後3ヵ月目の柴犬の平均体重で、重い場合は2.5kgで、体重が3kg以上になると肥満ぎみと言えます。3kg以上あるとはいえ、3ヶ月目は幼犬で、これから成長をしていく必要がるため、肥満気味というだけで極端にダイエットで食事制限をすることは良くないことです。柴犬が肥満になるとどのような影響があるか気になりますが、肥満は犬でも人間でも同じで体に悪影響を及ぼします。

柴犬も肥満になると体の各部位に負担をかけてしまい、特に関節にかかる負担は大きく、関節炎の原因となってしまいます。関節以外には内臓にも負担がかかり糖尿病や腎臓病などの深刻な病気の要因にもなってしまいます。柴犬の生後3ヶ月は成長する時期で、餌などを多く与えてしまいがちでですが、この時期の標準的な体重を把握して、ダイエットを意識しておくことで、愛犬が極端な肥満になって健康を損なわないようにすることが可能になります。そのためには飼い主は餌の与え方なども知っておく必要があります。

生後3ヶ月目の餌の与え方や回数は?

柴犬の子供をペットショップなどか引き取る時は、生後3ヶ月くらいになります。この時期は幼犬に離乳食を食べさせる時期で、生後2~3ヶ月目くらいまで離乳食を食べさせます。そのため3ヶ月目の柴犬には離乳食から成犬用のドッグフードに切り替える時期でもあります。離乳食として成犬用のドッグフードをふやかして与えている飼い主は、3ヶ月目には徐々に成犬用のドッグフードを与えていきます。

個体差はあるため愛犬の様子などを確認しながら成犬用のドッグフードに移行するようにします。また1日に与える食事の回数は、幼犬は少量を4~5回与えますが、1日に3回に減らし、最終的には成犬と同じように1日に1~2回の食事の回数に慣らせるようにします。1回に与える食事の量も増やすようにしていきます。柴犬の生後3ヶ月目は、成長期でもあり元気に成長してもらうためには、飼い主の食事の与え方は非常に重要なポイントとなります。

可愛いからと多く与えることで肥満になり、逆に与える量が少な過ぎると栄養不足になってしまいます。どの程度の食事の量が最適であるかは便の硬さを目安にすると良いです。便が硬い場合は食事が足りていない状態で、便が柔らかいと食事が多過ぎる傾向にあります。便が耳たぶ程度の硬さでれば適量と考えます。愛犬には長生きして欲しいと飼い主なら誰でも思うものですが、成犬になってから餌のやり方を考えるのではなく、生後3ヶ月の時期から肥満にならないように餌のやり方などを注意する必要はあります。

柴犬は縄文時代から人と暮らしていました


柴犬は生後3ヶ月目から食事の回数や量など注意することは、体重の管理だけではなく長生きのためには必要なことですが、実は日本人との関わりは縄文時代からすでに始まっています。縄文時代の遺跡から柴犬の祖先となる縄文柴と言われる犬の骨が出土しています。山岳地帯という狭いエリアで、目的に応じた繁殖が続くことでひとつの犬種として確立しました。日本人のそばにいて狩猟犬としての役割をもち、地域に応じた個性を身につけていきます。

優秀な狩猟犬として長く存在してきた柴犬は、獲物を目の前にして猟師がいない時や、猟師がいても命令がない場合でも自分の判断で行動することができる犬種でもあります。自立心が強いという性格はメリットでもありますが、初めて柴犬を飼う人にとっては飼育が難しいと言われる点です。性格は実はとてもクールで、家族に対して甘えることはないのです。服従心や忠実さがあり保守的で防衛心が強く、番犬には向いている犬種ですが、テリトリーに入ってくる他人や他の犬に対して厳しい態度をすることもあります。

性格は個体差もあり、信頼関係をしっかりと作り上下関係のけじめをつけて、甘やかさないようにします。柴犬というときつねのような薄い茶色を想像しますが、その毛色は赤色になりまず。赤毛の柴犬は多いものの、他にも黒色や白色、胡麻など毛色にも種類があります。柴犬はダブルコートなので短毛でありながら抜け毛も多い犬種です。特に換毛期は驚くほど抜けるので、週に2~3回はブラッシングは必要になります。

生後3ヵ月頃からのしつけのやり方

柴犬は日本で古来から人間と共に生活をしていきた犬で、忠実で従順な性格で信頼されて愛されています。性格は忠誠心はありますが、頑固でもあり、子犬の時からしっかりとしつけをする必要があります。子犬の時から主従関係をはっきりさせることが出来れば、一生良いパートナーになってくれます。柴犬のしつけは、生後3ヶ月くらいから始めると良いです。この時期は、新しい環境や飼い主にも慣れる頃で、個性も少しずつ出始めている時期です。

活発に動き回り、好奇心が旺盛となります。新しいものに何でも反応してしまうため、安全には注意します。この時期に食事のしつけをしっかりと行うことも大切です。人間の食べ物を欲しがらないようにしつけをします。人間の食べ物を絶対に与えなければ、人間が食べているものを欲しがるようにはなりません。体重の管理にもつながるため、柴犬が餌を食べ始めて30分以上経っても餌が残っている場合には、餌の皿を片付けてしまうようにします。

餌を残したままにすると食べ続ける癖がついてしまいます。自分に与えられた量を、与えられた時に食べる習慣をつけます。また、3ヶ月目にはハウスを覚えさせるようにします。ハウスと言うと同時にハウスに入れて、入ったら褒めることを繰り返します。幼犬であっても繰り返すことでハウスを覚えるようになります。生後3ヶ月のしつけは、柴犬が頑固な性格だからと言って厳しすぎてはいけません。大切なことは信頼関係を築くことです。

まとめ

柴犬は縄文時代の古来から狩猟犬として日本人と一緒に生活をしています。生後3ヶ月目くらいでペットショップなどから引き取り、成長期で可愛いからと餌をあげ過ぎると肥満になってしまう可能性があります。生後3ヶ月の標準体重は、2~2.5KGで3kg以上になると肥満気味となります。少々太っている犬は丸くて可愛い印象もありますが、肥満になってしまうと人間と同様に様々な病気の原因になってしまいます。

標準体重の管理ができるのは飼い主です。しつけも開始する時期なので、餌の量や回数なども幼犬から成犬に移行する時期でもあるため、しっかりとしつけをしていく事が柴犬の健康のためにも大切なことです。

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