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柴犬がかかりやすい病気や予防法・病気予防に最適なドッグフードの選び方や注意点

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柴犬は年齢によって発症しやすくなる病気が異なりますが柴犬がかかりやすい病気もあるため、事前に年齢別で発症しやすくなる病気や柴犬が発症することが多い疾患について知っておくのがお勧めです。それに加え、予防法や病気予防に最適なドッグフードの選び方や注意点などの情報も知っておく必要があります。病気によっては発症すると完治するのが難しいものもあり、発症すると進行を遅らせるために薬を飲み続けなくてはならなくなることもあります。

愛犬が元気で長生き出来るように病気についての様々な情報を調べて正しい知識を知っておき、日頃から飼い主が気を付けてあげましょう。

柴犬の年齢別のかかりやすい病気

柴犬は年齢によってかかりやすい病気が異なります。幼い頃にかかりやすいのが下痢です。幼い時期は消化器官が未発達で上手く消化出来ないため、下痢気味になることがあります。幼い時、成犬になった時の両方の時期に発症しやすいのが皮膚の病気です。柴犬もアレルギー性皮膚炎を発症することがあります。アレルギー性皮膚炎は、ダニ・花粉・食べ物など様々な原因で起こり、体がかゆくなる・下痢気味になる・嘔吐するなどの症状が現れます。

食べ物によるアレルギー性皮膚炎の場合、ドッグフードに含まれている原料が原因でアレルギーが起きていることもあります。様子をみてもずっと痒がっていたり、皮膚が赤くなるなどの症状が治まる様子が無い時は皮膚の病気の可能性があります。老犬になるとかかりやすくなるのが「僧帽弁閉鎖不全(そうほうべんへいさふぜん)」という病気です。この病気は心臓の僧帽弁という蓋の役割をする部分が上手く閉じなくなり、左心室から左心室に血液が逆流する病気です。

呼吸困難・息切れ・咳などをすることが多くなり、悪化するとチアノーゼを起こしたりするようになります。この病気は放っておくと悪化するだけでなく、一度発症すると完治することが難しい病気ですので注意が必要です。白内障も老犬に多く起こる病気の一つで、目の中の水晶体が濁って視力が徐々に低下していく目の病気です。

老化・遺伝・糖尿病などが原因で起こると言われており、症状が進むと「前足で目をこする・歩いている時に物にぶつかるようになる」などの症状が現れてきます。

柴犬はお腹を下しやすい要因を持っています

柴犬は消化器系の病気に関しては割と丈夫な犬種に分類されますが、そんな柴犬でも下痢気味になることがあります。原因はいくつか考えられますが、一番多いのはドッグフードです。柴犬はアレルギー体質を持っていることがとても多く、食物アレルギーもその中に含まれます。一番多い症状は皮膚の痒みや赤み、脱毛などですが、下痢や嘔吐といった消化器症状が現れることもあります。

皮膚症状と異なり消化器症状だとアレルギーが原因とは気付かれにくく、下痢止めなどの治療にも一時的な反応しか見せず、なかなか改善しないケースが多いです。またドッグフードの粒が大きくて噛み砕きづらかったり、消化不良を起こすような原材料が含まれていたりすると、消化吸収がうまくできずに下痢をすることもあります。他にも柴犬がかかりやすい病気としては外耳炎、白内障などがあります。

外耳炎はアレルギーやアトピー性皮膚炎など皮膚のトラブルが多い柴犬に多く、耳の中も皮膚続きなので同じ菌や外部寄生虫の感染、痒みや赤みなどが発生しやすいです。白内障はある程度遺伝的な素因を持っており、若年齢で発症することも少なくありません。結膜の充血や眼のしょぼつき、流涙を伴い、進行が速くあっという間に白くなります。

他にも柴犬の性格的な観点で、飼い主以外の人間や他の犬をあまり寄せ付けない神経質な子が多く、日常生活で様々なストレスを受けやすい特徴があります。このようなストレスから下痢気味になることもあります。

柴犬の下痢を予防するポイントをチェック


柴犬の下痢を予防したいという場合、まずは散歩中に目を離さないようにすることが大切です。柴犬は飼い主が見えないところで落ちている犬の便を舐めたり、食べ物を拾い食いをしていることがあります。犬は他の犬の排泄物があると臭いを嗅ぎ、その臭いに興味を持つと舐めてしまいます。これは口の中にも臭いを感じる場所があるためですが、下痢気味の犬の排泄物を舐めることにより、下痢の原因となる菌に感染してしまうのです。

拾い食いをする柴犬は下痢だけでなく、犬にとって害になるものを食べることもありますし、喉や胃腸を傷つけるといったリスクもあるので注意しましょう。柴犬にドッグフードを与えすぎたことが原因で下痢になってしまうこともあります。食欲旺盛な犬にはたくさん与えたくなるかもしれませんが、消化器官への負担が大きくなってしまうため、体重や年齢に合わせた適量を守って与えることが予防のポイントとなります。

また、ドッグフードの成分が合わなくて下痢気味になってしまうこともあります。ドッグフードが原因だと感じたら今まで与えていたドッグフードではなく、別のドッグフードに変えるようにしましょう。合わないドッグフードを与え続けると病気の原因になります。柴犬も人間と同じように冷たいものを食べた時に下痢気味になってしまうことがあります。

野菜や果実など冷蔵庫から出した食べ物を与えたい場合、しばらく外に出して室温に戻してから与えるようにしましょう。

下痢気味の柴犬におすすめなドッグフード

ドッグフードを食べた柴犬が下痢気味になった場合、今食べているドッグフードが体に合っていない可能性があります。食物アレルギーの場合はアレルゲンの含まれていないドッグフードに変えることが予防のポイントです。アレルゲンを特定するためには病院で検査を受けてみると良いでしょう。小麦やトウモロコシといった穀物は柴犬にとって消化しにくく、アレルギーの原因になりやすい食材です。穀物が増えると消化不良を起こしたり、下痢気味になってしまうこともあるため、穀物を使っていないものを選ぶのがおすすめです。

また、穀物だけでなく、牛肉やチキン、ラムなどがアレルゲンになってしまうこともあります。そのため主原料の異なるドッグフードを試してみると良いでしょう。主原料というのはそのドッグフードに一番多く使われている原材料のことです。成分表には含有量の多い順に原材料が記載されているため、購入する際にチェックしてみましょう。また、下痢だけでなく、嘔吐や血便といった症状が出ている場合、早めに病院を受診することが大切です。

脂質の割合が多いとうんちが緩くなったり、下痢気味になることもあります。脂質は柴犬にとって必要な栄養素ですが、脂質の割合が多すぎるドッグフードは避けた方が良いでしょう。15%前後を目安に脂質の量をチェックしてドッグフードを購入するのがおすすめです。下痢気味の柴犬のため、消化に優れた療法食としてのドッグフードも販売されています。このようなドッグフードはうんちを固めるために食物繊維が多く含まれています。

まとめ

柴犬が下痢をすると慌ててしまうかもしれません。しかし、被害を最小限に食い止めるたいという場合、落ち着いて対処することがポイントです。判断に迷ったらまずは絶食させ、水分をしっかり補給させるようにしましょう。下痢を予防するためには腸内環境を整えることが大切です。善玉菌のエサになる食物繊維をきちんと摂取させたり、サプリメントを利用するのも良いでしょう。

柴犬の下痢は病気とは限りませんが、体調不良のシグナルであると言えます。特に下痢が長引き場合やなかなか治らない場合、早めに病院に相談した方が良いと言われています。

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