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柴犬がかかりやすい病気や予防法、最適なドッグフードの選び方を解説します

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柴犬は病気になりにくい犬として知られていますが、絶対に病気にならないわけではありません。したがって犬がどんな病気にかかるのかを知ることが大切です。今回は年齢別と犬種別のかかりやすい病気、病気の予防法、病気予防に最適なドッグフードの選び方や注意点を解説します。これらのことを知ることによって柴犬の病気を予防することが可能です。

愛犬である柴犬がいつまでも健康で過ごせるようにできる限りのことをしてあげたいと思っている飼い主の方が多いのではないのでしょうか。この記事を参考に愛犬の健康をケアしてあげて下さい。

柴犬を含む犬の年齢別のかかりやすい病気

犬は幼齢期、成齢期、老齢期によってそれぞれかかりやすい病気が異なります。生まれたばかりの子犬はちょっとしたことで体調を崩してしまうような弱い感じがしますが、実は母犬からもらった免疫があるので感染症などにある程度の抵抗力があります。しかし生後1~2カ月頃になってしまうとそれもなくなってしまうので、感染症には注意しなければなりません。犬ジステンバーやフィラリアなどのワクチンを打っておくことが大切です。

他にも幼齢期は食欲不振や下痢によって低血糖状態になってしまい命を落としてしまう恐れがあるので注意する必要があります。成齢期は体つきもたくましくなり体力や免疫力も出てくる頃なので病気よりもケガに気をつけることが大切です。また餌の食べすぎによる肥満にも気をつけましょう。少し体重が増えてきたなと感じたらドッグフードの量などを調整して太らせすぎないようにすることが大切です。

老齢期になると様々な病気にかかる確率が上がってきます。特に心臓病やガン、認知症や変形性関節症、歯周病に注意することが大切です。餌の量や種類、運動など普段の生活の中でしっかりとケアしてあげましょう。柴犬は遺伝子病などの病気にかかりにくい犬種ですが、アレルギー皮膚炎になりやすい犬種です。したがって柴犬のドッグフード選びでは、どの年代の時でも消化ケアに配慮したものを選ぶようにしましょう。

消化ケアに配慮したドッグフードを食べていればアレルギーの予防になります。

柴犬の病気予防にはまず食事の見直しを

柴犬は一般的な犬の病気に対しては比較的強い犬種だと言われていますが、実はアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患にかかりやすいということは、あまり知られていないのではないでしょうか。アレルギーというのは、必ず抗原があるわけですので、アレルギーの起きそうなドッグフードは避けるというのも大事です。まずは、毎日の柴犬の食事を見直してみると良いのではないでしょうか。

今は大丈夫だとしても、歳を取ってから急に発症する場合もありますから、念のためアレルギー検査を行ってみるのもおすすめです。チキンその他の肉に対してアレルギーを持っている場合が多いので、抗原となる食材が入っていないドッグフードを普段から与えるようにすると良いでしょう。また、柴犬の病気で多いのは他に、消化器官が弱くすぐに消化不良を起こしてしまいがちだということがあります。

柴犬だけでなく犬全般に対して、穀物の消化が苦手だという特徴がありますので、グレインフリーで消化ケア機能の高いドッグフードも数多く生産されています。そのようなドッグフードの中から適したものを選んで与えてあげると良いのではないでしょうか。アレルギーは抗体を持っているからと言ってすぐに発症するものではありません。普段から食べさせるものに気をつけることで、病気せずに健康に毎日を送ることは可能です。

ずっと元気で長生きしてもらうためにも、日々のケアを怠らないようにしましょう。

柴犬の健康を保つための消化ケア


動物病院に診察を受けに来る理由で最も多いのが、柴犬の下痢や嘔吐の症状によるものです。その原因としては色々ありますが、犬本来の食事として適していないケースが少なくありません。犬の食性に合っていないため、犬の腸にダメージを与えてしまうわけです。いわゆるジャンキー・フードが大きく関わっており、人間の食生活の乱れも関係しています。柴犬をはじめとする犬の祖先は狼であり、本来の食性は肉食であるわけです。

それを理解して食事を与えないと、犬にとっては負担になるものです。人間のように話すことが出来ない彼らの気持ちを知るには、特に注意して接する必要があるわけです。昨今のドッグフードにはナチュラルや手作り製法にこだわるタイプがあり、消化ケアに配慮されています。消化ケアが柴犬の胃腸にとって大切なのは、下痢や嘔吐には恐ろしい病気の原因が潜んでいるからです。例えば胃や膵臓のトラブルが考えられます。

そこからは嘔吐や吐血をはじめ、食欲不振や消化不良につながるわけです。潜んでいる可能性がある病気としては、胃炎や十二指腸潰瘍などが挙げられます。そのほか胃拡張や胃捻転なども考えられ、膵炎なども潜んでいるとみなされます。大腸のトラブルとしては嘔吐や吐血をはじめ、食欲不振や消化不良が挙げられます。潜んでいる病気として考えられるのは大腸炎をはじめ、過敏性腸症候群やIBDなどです。

柴犬の健康を維持するには、良質な栄養の吸収と適切な排泄のリズムが大切です。

柴犬のために消化しやすいドッグフードを選ぶ

柴犬のために消化ケアに効果的なドッグフードを選びたいという人もいるでしょう。犬にとって最も消化しやすい食べ物は肉です。犬はもともと肉食動物であるため、肉や魚とった動物性タンパク質を主原料としたフードなら消化しやすいと言えるでしょう。逆に穀物は犬にとって消化しにくい食べ物です。穀物の多いフードは柴犬の消化器官に大きな負担をかけるため、できるだけ穀物の量が少ないフードを選んであげるようにしましょう。

穀物が完全に駄目というわけではありませんが、穀物の入っているフードより入っていないフードの方が柴犬にとって消化しやすいフードであると言えるのです。最近では穀物を全く含まないグレインフリーのドッグフードなども登場してきています。穀物の中でも消化しにくいと言われているのが小麦です。小麦に含まれるグルテンはタンパク質の一種ですが、植物性タンパク質なので犬にとっては消化しにくい食べ物となっています。

タンパク質の量が多くても小麦を使っている場合は注意しましょう。小麦は肉や魚と比べてコストが安いため、ドッグフードの値段を下げるために使われていることが多いです。柴犬の健康を考えるなら、そのような粗悪なフードを与えるのは良くありません。グレインフリーではなく、小麦を使っていないグルテンフリーのドッグフードもあります。グレインフリーのフードは値段が高くなりますが、グルテンフリーなら比較的見つけやすいでしょう。

まとめ

柴犬の消化器疾患を予防したいなら、消化ケアに効果的なドッグフードを選ぶことが大切です。嘔吐や下痢といった症状がある場合、フードをしっかり消化できていない可能性があります。消化の良いドッグフードなら栄養素をきちんと摂取することができますし、健康的に生活を送れるようになるでしょう。犬にとって消化しやすいのは肉や魚といった動物性タンパク質であり、低品質な穀物を主原料としたドッグフードは避けた方が無難です。

消化の悪いドッグフードを与えていると病気やアレルギーのリスクが高まるので注意しましょう。柴犬に合った消化しやすいドッグフードを選ぶことが大切です。

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