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柴犬に低カロリーのドッグフードを与える

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肥満気味であったり、シニア期の柴犬におすすめなのが、低カロリーのドッグフードになります。低カロリーフードは一般的に100gあたり340kcal未満のものが多く、栄養価なども考えられているものが多くなっています。これらの低いカロリーのものは、柴犬の肥満を解消することができるほか、心臓病や糖尿病などを予防するのにも効果的です。ただ低いカロリーであっても、高タンパク質のものやビタミンミネラルが豊富に配合されているものを選ぶことも大切です。

なるべく七面鳥や魚肉、カンガルー肉などの蛋白質が豊富な原料のものを選びましょう。

柴犬に食べさせる低カロリーフードの特徴

柴犬に与えるドッグフードのなかには低いカロリーのものもあります。この低カロリーと言われるものは100gあたり340kcal未満であることが多いと言われています。成犬期や子犬期であれば、活動も多いので十分なカロリーが必要になりますが、シニア期になると活動も鈍くなるため、これまでと同じドッグフードを同じ量食べさせている場合には、肥満などの原因にもなりかねません。

肥満になっていると高血圧や脚や骨の病気になることもあるので、注意が必要だといえるでしょう。ただ低いカロリーでも、必要な栄養価が配合されているのかどうかも注意したいポイントです。ドッグフードのなかには低カロリーであっても、タンパク質やビタミン類が配合されておらず、穀物などのグレインでかさ増ししているものがあるので注意が必要です。低いカロリーであっても、なるべくグルテンフリーのものや、高タンパク質のものを選ぶようにしましょう。

基本的にカロリーが少ないもので、タンパク質が多いものとしては、低アレルゲンのヤギ肉や、カンガルーのになどが使われているものが多いようです。また肉ではなく、白身魚などを原料にしているものも低いカロリーなのでおすすめできます。もしダイエットを考えているのであれば、栄養が偏ることのないように、低いカロリーであってもしっかり栄養が摂れるようなものを選びましょう。また独自の判断ではなく、動物病院の医師などに相談することも大切です。

柴犬のドッグフードに低カロリータイプがある理由

柴犬の健康維持のためにも低カロリーフードを活用してください。肉を減らして穀物を多くしたタイプが多く、食べる量を変えることなく摂取カロリーを減らせるのが特徴です。ただ柴犬は人間とは異なり、炭水化物よりもタンパク質を多く必要とします。低カロリーのドッグフードを選ぶときは、栄養価が豊富なタイプを選びましょう。高品質になるほど価格も高くなりますが、健康を維持できるメリットには代えられません。

ドッグフードは毎日食べるものですから、アレルギーなどのリスクが低いものを選ぶことも大切です。無添加タイプは添加物が含まれていないので、健康・体重管理のためにも適しています。柴犬が健康を維持するために大切なのは、代謝力と体重管理にあります。代謝が低下すると脂肪を蓄積しやすくなり、体重増加を招いて関節を弱くしてしまうのです。運動を嫌がるようになったら、体重がかなり増えている可能性があります。

定期的に愛犬の体重をチェックし、多すぎる場合はダイエットする必要があります。低カロリータイプのドッグフードを選ぶときは、肉類がしっかりと含まれていること、野菜なども配合されていることをチェックしてください。穀類中心のフードは柴犬の代謝を低下させてしまう可能性があります。脂肪を燃焼させるためにはタンパク質が必要であり、特に犬は人間以上にこれが当てはまるのです。

無添加やグレインフリーのドッグフードは、ランキングで選ぶのがおすすめです。

低カロリーのドッグフードが向いている柴犬


低カロリーのドッグフードは肥満気味の柴犬におすすめです。柴犬は元々、日本の山岳地帯で狩りをして人と一緒に暮らしてきた犬種ということもあり、運動量を必要とします。十分な運動が足りていないのに、一般的なカロリーのドッグフードを与えてしまうと肥満になってしまうのです。ただ、肥満の柴犬がいきなりハードな運動を始めると、足腰の関節を痛めたり心臓に負荷がかかってしまう危険性があるので注意が必要です。

肥満・肥満気味の柴犬は、まず低カロリーのドッグフードに変えて適正体重に戻す必要があります。また、肥満気味でなくても食欲旺盛な柴犬もカロリーオーバーを避けるために、カロリーの低いドッグフードにすることがおすすめです。食欲旺盛な子に食事を我慢させるというのは、かなりのストレスを与えてしまうことになります。

低カロリーの食事であれば少々、食べ過ぎたとしてもカロリーオーバーになりにくいので、食欲旺盛な柴犬も食事に対するストレスを感じにくくなるでしょう。他には年齢を重ねた老犬も、低カロリーの食事へと変えた方が良いケースがあります。年齢を重ね運動量が減るというだけでなく、加齢によって基礎代謝量も減ってしまうため食べ過ぎるとカロリーオーバーとなってしまうからです。

食事の量が大きく減ってしまった老犬の場合、少量でも必要なカロリーを補うために、高カロリーのドッグフードが向いていますが年齢を重ねても、若い頃と変わらない量食べる子であれば、カロリーの低いフードに変えるのが良いかもしれません。まずはかかりつけの動物病院に、カロリーの低いものに変えた方が良いのか相談することをおすすめします。

避妊手術や去勢手術を受けた柴犬も生殖活動にエネルギーを消費しなくなるので、低カロリーのドッグフードが向いていると言われています。

柴犬のための低カロリードッグフードの選び方と注意点

低カロリーのドッグフードを選ぶ際のポイントは、表示されている栄養成分です。柴犬も含めて一般的に犬の食事は肉食が中心ですが、低カロリータイプの製品は脂質を減らしたぶん穀物を増やすことで調節しているものが多いため、炭水化物の含有量が増えている反面たんぱく質は通常のドッグフードに比べ少なくなります。たんぱく質は健康的な骨や筋肉の形成に必要ですから、犬の成長に大きく関わっています。

一方で炭水化物の摂りすぎは、人間と同じように糖尿病のリスクが高くなりますから、たんぱく質と炭水化物の含有量を成分表でチェックする必要があります。ドッグフードの成分表示は、多くの場合厳密なグラム数ではなくパーセンテージで表示されています。例えばたんぱく質であれば「粗たんぱく質」等の表示で、全体に対する割合がパーセントの数値で記載されます。

低カロリードッグフードを導入する前に購入していた製品と比較し、大幅に数値が変わらないようであれば特に気にする必要はありませんが、たんぱく質の割合はできる限り多い方が柴犬の健康には適しています。運動量が多い柴犬であれば糖尿病を意識する必要はありませんが、運動量が少ない場合は散歩を食後に固定するなど、糖質をエネルギーとして消費するよう工夫します。

一定の筋肉量を維持することが健康の維持に繋がりますから、摂取カロリーを減らしたからといって運動量を極端に減らすようなことはせず、食事は変えても以前と変わらず運動させることが重要です。

まとめ

以上のように低カロリータイプのドッグフードは、食べる量が同じでも摂取カロリーを抑えることができますから、肥満の予防やダイエットにも効果的などメリットが多い反面、デメリットも存在します。このため飼っている柴犬の特徴に合わせて商品を選ぶことが大切ですし、カロリーを抑えることができればどんな商品でも良いわけではなく、成長を促すためにも栄養成分表示のチェックが重要となります。

食事の調整だけでなく毎日の運動も欠かせませんから、すべてをドッグフードに頼るのではなく、健康の維持やダイエットのため補助的に利用するのが賢明です。

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