健康

柴犬に腫瘍が出来た時の症状や餌の選び方

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犬の平均寿命も近年は延びてきて、加齢で注意したいのが腫瘍です。人に出来るものは全て犬に出来る可能性があると言われていて、良性と悪性でもその症状は違いますし、それぞれ治療法も異なります。出来た時の症状や出来る原因、出来てしまった時の対処法や治療法、予防や治療中の食事としてのドッグフードの選び方などを紹介します。柴犬は人と同じ環境で暮らしていて、化学物質や紫外線に放射線、ストレスなど人と同様に曝されています。

犬も人と同じような病気になり、寿命が延びたために少しずつ抵抗力がなくなることで発症しやすくなります。体の内部に出来るものだと進行するまで発見が出来ない事も多く、表面のしこりでも外見だけだと区別も難しいです。

柴犬に腫瘍が出来てしまった時の対処やドッグフードの与え方

柴犬に腫瘍が出来たときには、良性と悪性があります。良性の症状は口の中や皮膚に出来るイボの乳頭腫や、まぶたや耳の中、肛門の周囲など分泌物を出す腺組織に出来る腺種、お腹や胸、前足や後足の付け根に出来る脂肪の塊の脂肪腫などがあります。悪性だと脳を破って保護する膜に発生する髄膜腫や目や鼻、口腔内などに出来る扁平上皮がん、消化器や乳腺など分泌物を出す腺組織に出来る腺がんなどがあります。

例えば脳腫瘍は発生する部位によって種類が分かれていて、犬に多いのは髄膜腫です。脳を外側から圧迫することで影響が出ててんかん発作や旋回症を起こすこともあります。治療は外科手術や放射線治療です。消化器系だと胃がんや肝臓がん、直腸がんなどが多くて柴犬の元気がなくなったり、おう吐や下痢の頻度が増えたり、お腹が膨らんだりします。

この治療だと手術や放射線、抗がん剤に免疫療法がありますが、進行してから発見されることも多く早期発見だと治ることも多いので定期的な検査がおすすめです。雌だと乳腺腫瘍でお腹や乳頭の近くにしこりが出来ます。半数程度は悪性で転移することも多く、良性でも時間が経過すると悪性に変わることもあるので注意が必要です。年齢が高くなるとリスクが高くなるので日頃のチェックが重要になります。

柴犬が病気になるのを予防するには、子犬の頃からの環境や食事などがポイントになります。体質によってもドッグフードの摂取量が違いますので、価格だけで選ばずに犬にとって良いものを選んだ方が良いです。

柴犬に腫瘍ができてしまう原因はいくつかあります

柴犬も人のように腫瘍ができてしまう事があります。柴犬に腫瘍ができてしまう原因にはいくつか考えられます。原因のひとつにドッグフードに含まれる化学物質などの添加物があります。人の食べる物には食品衛生法などで使える添加物の基準は決まっていますが、柴犬など犬のドッグフードは中には粗悪な物が使われている事があり、それがガン発症の原因と考えられます。

他にもホルモンや遺伝、ウイルスなどの関わりなども研究されており、ガンのひとつの扁平上皮ガンなどは紫外線による影響も考えられています。さらに柴犬など犬も人間同様にストレスがあると免疫力を低下させるため、ガンの発症を高めることにもつながります。犬の腫瘍には良性と悪性があり、それらを判別するには動物病院で病理検査が必要になります。

良性は進行度合いがゆっくりで、他の臓器などに転移することが少なく、命を脅かすことはありませんが、悪性の場合は進行度合いが早く、他の臓器に転移するため早期発見ができずに、診察時期が遅れて手遅れになった場合には命を危険にさらす場合もあります。何よりも大切な事は大切な愛犬の異変に早期に気づいて発見してあげることです。

いつまでも健康でいて欲しいと思って毎日食べるドッグフードの内容もしっかり選んで与えても腫瘍ができるのは、ドッグフード以外にも原因はあります。柴犬の腫瘍の進行をくいとめるには早期発見が大切です。早い段階で気づけるように柴犬の体や体調にいつもと違う事はないか、など日常的によく観察することが大切です。

愛する柴犬に腫瘍が見つかったら


比較的健康で病気の心配がないとされる柴犬でも、腫瘍ができてしまうことはあります。そんな時に大切なのは、早期発見と適切な処置です。腫瘍には、大きく分けて良性と悪性の2種類があります。良性のしこりや腫れというのは、命の危険はありませんが、悪性の場合は、命を脅かす危険性があるので、良性か悪性かをまず検査する必要があります。検査の結果、良性であれば経過を観察していき、あまりにもしこりや腫れが大きくなってしまった時は、摘出手術をするケースもあります。

また、はじめは良性であっても悪性に変化する可能性もあるので、安心しきってはいけません。定期的に動物病院に通い、経過観察を怠らず、普段食べているドッグフードなどが、しこりや腫れの原因になっていないかなど、獣医師と相談しながら柴犬との生活習慣を見直していくことも大切です。それから、発見した腫瘍が悪性だった場合には、摘出手術に加えて、薬物療法や放射線療法といった治療を行っていきます。

どの治療法を行うかは、患部の進行具合や柴犬の年齢などによって、獣医師と相談して決めていくことになります。手術をすれば完治の可能性はありますが、全身麻酔で体力が奪われて体に負担をかけることになったり、薬物だと全身麻酔の必要はなくても薬の副作用がひどかったりします。放射線治療は、手術しづらい脳や鼻を治療できる反面、全身麻酔の必要があります。

このような、その治療法のメリットとデメリットを考慮して、愛する柴犬に最適な治療法を選択してあげることが大切です。

柴犬の腫瘍予防と治療中のためのドッグフード選び

柴犬の犬腫瘍を予防するためにはドッグフードの選び方が肝心で、変異したがん細胞を駆逐してくれる免疫細胞の中でも、ナチュラルキラー細胞を活性化させる必要があります。ドッグフードを選ぶときには免疫細胞をサポートする成分が含まれているキノコ類が得られるものを食べさせましょう。腫瘍抑制に役立つ成分であるβグルカンは漢方などに用いられる霊芝に含まれていますが、エリンギやマイタケにブナシメジなど、身近なキノコ類にも含まれています。

いつも食べさせているドッグフードにキノコ類をプラスして子犬のうちから柴犬に食べさせるのも予防に役立ちます。腫瘍の治療中である柴犬に食べさせるドッグフードの選び方は、キノコ類が入っているだけでなく、糖質を制限することができるドッグフードを選ばなければなりません。糖質を餌として変異したがん細胞がどんどん増えていくためで、できる限り摂取を控えることで対策につながります。

糖質を制限するとエネルギーや体力が落ちて行ってしまいますから、それを補うためには柴犬に高脂肪のドッグフードを与えることが大事です。エネルギーを蓄え、病気に立ち向かう体力をつけることができます。さらに高タンパクと高アルギニンであれば、健康な細胞を活性化させることにつながりダメージを受けた細胞の修復のサポートになるでしょう。免疫細胞が多く存在するのは腸内ですから、善玉菌を増やして環境を整えることは予防する場合も治療中でも大事です。

食物繊維は糖の吸収を抑えるのに役立ち腸内の老廃物を排出してくれますし、乳酸菌は善玉菌の数を増やすことにつながるため取り入れるようにしましょう。

まとめ

柴犬に腫瘍ができたときどんな症状がみられるのか、発生原因についても飼い主として把握しておく必要があるでしょう。発症してしまったときにスムーズに対応ができるように発見が遅れてしまうことがないように、できてしまった際の対処法や治療法についても知っておけばいざというときに役立ちます。

すこやかに成長してもらうためにも予防につながる食事を子犬のころから食べさせることは大事ですし、治療中にどんなドッグフードを食べさせるべきか理解を深めておけば治療効果を高めることにつながりますから、ドッグフードの選び方も把握しておくべきです。

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