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柴犬の肝臓ケアをするときのポイント

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人間にも犬にも肝臓があり、その働きも似ています。肝心という言葉が肝臓と心臓から来ているように、肝臓は心臓に匹敵するほどの重要な臓器とされます。肝臓はそれほど重要な役割を担っている一方で、不調があっても気づきにくいという特徴もあります。そのため、少しの変化を見逃さずに早期の治療を行うことが大切です。今回は柴犬の肝臓ケアを解説していきます。また、肝臓の調子が悪くなると見られる症状も紹介します。

肝臓ケアを早めに行うことで肝硬変やそれ以上の重い症状になることを防ぐことが出来ます。早めの発見がポイントとなります。

柴犬のドッグフードと肝臓のケア

柴犬にも肝臓疾患があります。肝臓とは体中の毒素を無害化する働きなどを持つ臓器です。肝臓には糖質などを溜めたり、体の色々な部分に分配したりする働きもあります。糖質があまりに多かった場合は肝臓が分配しきれなくなり、どんどん蓄えることになります。肝臓が糖質を蓄えすぎている状態が脂肪肝です。脂肪肝になると肝臓の働きが悪くなるので、糖質が体の隅々まで送られにくくなります。

これにより、体がエネルギーを上手く使えなくなるため、疲れやすくなってしまいます。一方で疲れやすくなっているのは糖質を上手く使えていないことですが、足りていないと勘違いしてさらに糖質を取ろうとしてしまうケースがあります。これが肝臓の症状をさらに悪化させ、肝硬変などを引き起こしてしまうケースも少なくありません。柴犬に限らず犬は自分で糖質の量をコントロールできません。

また、脂肪肝になっていてもそれを飼い主に伝えることも出来ず、知らないうちに症状が悪化してしまう恐れもあります。そのため、いつもより疲れやすそうな様子が見受けられたら、動物病院の診察を受けることをお勧めします。肝臓の病気の原因となるのは糖質の取りすぎと運動不足なので、それらに気を付けてあげる必要があります。脂肪肝になった場合は糖質の少ないドッグフードを選択したり、肝臓ケアになる薬を飲ませてあげたりすることをお勧めします。

無添加のドッグフードにすることも肝臓の負担を減らすことになります。

柴犬の肝臓ケアにはドッグフードにレバーを混ぜるのも効果的

柴犬をはじめとする犬も人間と同様に肝臓疾患を患うこともあります。肝臓の機能についても、人間と同様に体内に入ってきた毒素を分解し、栄養素を蓄えたり血液の主成分の合成などと数多くの役割をもつ重要な臓器です。犬の肝臓も沈黙の臓器といわれていて、痛みを発する神経がないことから、肝臓に障害があっても症状がでにくく、飼い主でも肝臓病になっていることが気づかないことがほとんどです。

そのため、症状がでている場合にはかなり進行しているということになります。柴犬の肝臓病となる原因には、何が原因かということを特定しにくいですが、最も考えられるのは、肥満によって肝臓に脂肪がたまっているや、食事や薬物によるダメージ、病原体の感染によるものです。肥満というのは、ドッグフードなどの食事のほかにもおやつを与え過ぎていうこともあるため、おやつの量を減らしてみると、肥満気味の柴犬でも血液検査で数値が下がるということもあるでしょう。

なかなか肝臓疾患は見つけにくいだけに、普段から肝臓ケアの一環として、柴犬に限らずどの犬種であっても、定期的な健康診断を受けるのが予防策です。普段から食いつきがよいからといって、過食させずに十分な運動を行ないながら、食事に気をつけてあげることも大切です。また、肝臓を休ませるために、負担のかからない良質なドッグフードを与えたりレバーを茹でて少量を食べさせるのも、肝臓機能の強化に効果的な方法といえるでしょう。

柴犬が肝臓疾患にかかってしまった場合の対処法は?


柴犬が肝臓疾患にかかってしまった場合には、症状に合わせた肝臓ケアを行う必要があります。治療法は基本的に薬物療法になり、獣医師は血液検査などの結果をみた上で薬を処方します。飼い主は決められた用法や用量を守って薬を与えることが重要です。それからドッグフードなどで、適切な食事管理を行う必要もあります。柴犬の肝臓に負担をかけない食事にしなければなりません。早期の段階であれば、食事管理で良くなることも多いようです。

タンパク質は柴犬の食事には欠かせない栄養素なので、原料に良質なタンパク質が使われているドッグフードを選んであげるようにしましょう。それからアルギニン・亜鉛・ビタミン・L-カルニチンなどは肝臓に良いと言われているので、積極的に摂取したい栄養素になります。ドッグフードを選ぶ際には、栄養バランスが良いものを選ぶようにしましょう。その他にも脂肪は必要な栄養素ですが過剰に摂取してしまうと逆効果になることもあるので、適量に留めることが大切です。

特におやつのあげすぎには注意する必要があります。柴犬にねだられてついつい挙げてしまうという人は気を付けましょう。おやつのあげすぎが肝臓に負担をかけることにも繋がりかねません。また、運動不足で肝臓に脂肪が溜まっているというような場合には、適度な運動を取り入れることが必要になります。それから漢方薬なども肝臓を元気にするために摂り入れることがあります。

柴犬の肝臓ケアにおすすめな食事

柴犬の肝臓疾患の予防や治療に効果的なドッグフードの選び方をチェックしておきましょう。ちなみに、肝臓疾患といっても若干数値に問題がある程度ということもありますし、肝硬変など末期の状態まであります。原因についてはいろいろ考えられるため、特定することは難しいと言われています。肝臓ケアのためには普段の食生活を見直してみることがポイントです。

飼い犬は自身で食べるものを決めることはできませんし、飼い主が犬にとって良いものを選ぶことはとても重要なのです。ドッグフードの中には賞味期限を長くするため、酸化防止剤や保存料といった添加物を多く使っているものもあります。また、見た目を良くするために着色料や香料などを使っている商品も多いです。しかし、このような添加物は犬の肝臓に大きな負担をかけるため、できるだけ避けた方が良いでしょう。

最近では無添加のドッグフードも増えており、肝臓の数値が高い犬にも安心して与えられるようになっています。肝臓ケアと聞くと低タンパクな食事をイメージする人も多いでしょう。重篤な症状の場合は療法食としてドクターから勧められることもあります。しかし、そこまで重篤な状態ではないのに低タンパクな食事に移行した場合、低タンパク血症など別の疾患の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。

もともとタンパク質は犬にとってとても重要な栄養素であり、健康を維持するために欠かせないものです。健康のために高タンパクな食事を与えたいという場合、運動も十分にさせるようにしましょう。

まとめ

大切な柴犬には少しでも長生きして欲しいと考えている飼い主が多いでしょう。柴犬の健康のためには普段の食事管理や運動はもちろん、定期的な検査や肝臓ケアも必要となります。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれており、病気に気づいた時にはかなり症状が進行してしまっているということもあります。そのため普段から柴犬の様子を細かくチェックしておきましょう。犬の場合も普段の食事が原因で肝臓の数値が悪くなってしまうこともあります。

さまざまなドッグフードがありますが、肝臓にかける負担の少ないものを選ぶようにしましょう。添加物や穀物などは避けることがポイントです。

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