飼い方・しつけ

柴犬の子犬は垂れ耳でも心配ありません

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ペットにしたい犬の中でも人気が高い柴犬ですが、飼う時は子犬の頃から飼って、名前やコマンドなどを教えるようにします。古来より日本人に狩猟用に飼われていたので、飼い主の言うことはよく聞きます。しかし場合によってはなかなか言うことを聞かない、すぐ失敗してしまうということもあるものです。そのような時も忍耐強く教えましょう。それから甘噛みなどは、放っておくと噛むようになるため、叱ってやめさせるようにします。

そして散歩の時にも気をつけるようにしましょう。子犬をしつけるのは飼い主自身ですので、そのことを常に自覚しておいてください。

柴犬の子犬は何を基準に選ぶべきでしょうか

柴犬はペットにしたい犬の中でも特に人気がある犬です。古来より日本で飼われて来ており、元々は猟犬でした。そのため動きが敏捷で、耳がぴんと立っているのが特徴です。そして飼い主に対してとても忠実であるというのも、人気の一因ということができるでしょう。また毛色も何種類かあり、一番多いのは、普通柴犬と聞いて連想する明るい茶色です。この色の犬を赤柴と呼ぶこともあります。それから黒と白の毛色があります。黒い柴犬は全体の1割ほどで、白はさらに少なくなります。

黒い毛でも部分的には白が混じっています。これらの3色が混ざった胡麻毛と呼ばれる柴犬もいますが、非常にまれな存在です。子犬を購入する時は適度な重さがあり、立ち方に力強さが感じられる犬がお勧めです。その他歯茎がきれいなピンク色であること、毛に弾力があり、地肌が白いというのも選ぶうえでのポイントとなります。肉球がつやつやしているかなども、基準にするといいでしょう。それから大人の柴犬は耳が立っていますが、子犬の頃は垂れ耳であることが多いです。

ですから小さい頃は、垂れ耳であることは珍しくないと思ってください。子犬を飼う時には生後3ヶ月から6ヶ月が、一番教えたことを覚えやすいのでベストです。この時期はまだ垂れ耳の子もいますが、成長するに従って立ってくるようになるので柴犬らしくなって来ます。ただし大人になっても、垂れ耳のままという場合も中にはあります。

子犬の垂れ耳としつけ方について

子犬の時だけ垂れ耳という場合はそう心配することはありません。しかし大人になっても垂れ耳という場合は、雑種やミックス犬ということも考えられます。そのためにも子犬を選ぶ時には、血統が正しい犬を選ぶべきか、雑種でもいいのかをあらかじめ決めておくようにしましょう。無論他の犬種の血が入って、垂れ耳の犬というのも可愛いものです。それから大人になっても垂れ耳であったとしても、純然たる柴犬ということもあります。

柴犬をはじめ日本犬はすべて立ち耳というイメージがありますが、実はそうでないことも多いのです。子犬を選ぶ時に相談してみるといいでしょう。さて子犬をしつけるには、まず名前とコマンドを覚えさせるようにします。まず名前を呼んだら、飼い主のいる場所へ来るようにしつけましょう。飼い主は犬よりも上の存在なので、必ず呼ばれたら飼い主の所へ行くことを教えます。名前を呼んで来るようになったらご褒美をあげます。

このご褒美をあげる、褒めてあげるというのは、柴犬のしつけにおいてはとても大事なことです。コマンドを覚えさせる時もそうですが、ご褒美をもらったり褒めてもらったりすることで、これはやってもいいことなのだという知識を身につけるからです。コマンドはまず「待て」、そして「おすわり」を覚えさせます。この2つは特に、犬の動きをコントロールしたり、他人に飛びついたりするのを阻止したりする場合に使いますので、使用範囲が広いです。

叱るべきでない時と叱らなければならない時


無論子犬に教えるのはコマンドだけではありません。トイレの使い方も同時に教えて行きます。このトイレのしつけは、犬にもよりますが長期間かかることもあります。もしトイレで失敗したからといって、叱るのは禁物です。叱るというのは、何かよくないことをした場合に限られます。トイレで失敗したのを叱ると、失敗を叱られたのではなく、トイレを使うこと自体を叱られたのだと犬は考えます。その結果飼い主に隠れて排泄をしてしまうことになり、逆効果になるのです。

また子犬のうちは甘噛みをよくします。この甘噛みも、まだ子供のうちにやめさせます。甘噛みを放っておくと、飼い主を噛むようになってしまうからです。元々甘噛みは子犬が成長して行く上で大事なものですし、特に柴犬のような日本犬は、それでなくても噛むという反応をすることがあります。しかしやはり飼い主を噛むのはよくありません。もし噛もうとしたら「ダメ」といった感じで、短くしかも低い声で叱るといいでしょう。高い声を出すと飼い主が喜んだと思い、ますます噛むようになるからです。

その代わりに、噛んでもいい物を子犬に与えておくようにしましょう。その他に吠えるのも近所迷惑になりますし、特に構ってほしいという要求吠えはさせないようにします。もちろん噛んだり吠えたりするのをやめたら、褒めてあげるようにしましょう。それから柴犬は人に触られるのを嫌いますが、これも慣れさせておきましょう。

散歩や反抗期の時に気をつけたいこととは

人に触られるのを嫌がると、ブラッシングなどができなくなってしまいます。犬の健康のためにもブラッシングは欠かせませんし、耳掃除もする必要があります。人の手に少しずつ慣れさせておくようにしましょう。そして柴犬は運動も必要なので、散歩には毎日連れて行くようにします。事前にまず首輪とリードをつけて歩く練習をし、ドッグランに行って多くの犬や人がいるのを見せておきます。こうしておくことで散歩の時に興奮せず、トラブルになる確率が低くなるためです。

無論散歩は外を歩くわけですから、食べ物が落ちているとそちらに関心を示すことがあります。そのような時はリードを引っ張り、食べてはいけないと教えます。赤信号なのに歩き出そうとする場合も同様です。子犬はまだ何も知らない状態なので、飼い主がしつけをきちんとして、ちゃんとした成犬に育ててあげましょう。甘やかしてばかりいると、言うことを聞かなくなってしまいます。特に飼い主をさしおいて、自分が家のボスであるなどと思わせないようにしましょう。

生後8ヶ月から10ヶ月頃はいわゆる反抗期に当たり、自分がボスになりたがったり、攻撃的になったりします。そのような時は無視するようにして、お前はボスではないのだとわからせるのが大事です。子犬を選ぶ時からその犬との関係は始まっていますので、自分の目で確かめていい犬を選びましょう。ただ物覚えが悪い時は病気の疑いもあるので、動物病院に連れて行くといいでしょう。

まとめ

柴犬の子犬を選ぶ時は、元気そうである程度体重のある犬を選びます。中には垂れ耳の子犬もいますが、成長するにつれて立ってくることが多いです。しつけは名前やコマンドを覚えることから始め、甘噛みや吠える場合は叱るか無視するようにします。その他にも人の手で触られるのに慣れること、散歩の時に興奮しないことなど教えるべきことは沢山あります。そのためにも子犬選びの時は、元気そうな犬を選んできちんと育ててあげましょう。

また犬にも反抗期がありますので、その時の対処方法も覚えておくようにします。特に誰が飼い主かをわからせるようにしましょう。

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