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柴犬の子犬がよく寝るのは理由があります

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柴犬の子犬を家族の一員として迎える時は本当に嬉しいものです。飼い始めて分かる事のひとつによく寝ているという事が考えられます。まるでぬいぐるみのようなので、寝ていても触って起こしてみたくなりますが、その行為は子犬にとっては大きなストレスになる可能性があります。柴犬を飼う場合には、しつけが大切と言われますが、上手にしつけをするために睡眠は大切な事なのです。柴犬の子犬がよく寝るには理由があります。その理由を知り、良質な睡眠をとらせることを優先して考えることが大切です。

柴犬の子犬が長く寝る理由や、睡眠不足による影響、睡眠のための環境作りなどを紹介します。

柴犬の子犬がよく寝るのは体力の回復のためです

柴犬の子犬をペットショップなどから譲り受け、家族の一員として迎えることはとてもワクワクするものです。柴犬の成犬も素朴な姿で可愛いですが、子犬となるとぬいぐるみのような大変可愛いらしいですが、思っていたよりも柴犬の子犬はよく寝る事に気が付きます。犬の平均の睡眠時間は10~11時間程度で、人よりも2~3時間は多く眠ります。成犬に必要な睡眠時間は12~15時間程度なので、1日の半分以上は寝ている事になります。

さらに生まれたばかりの子犬は、成犬よりもよく寝るもので、18~19時間は睡眠が必要になるため殆ど1日中寝ているような状態です。柴犬の子犬は特に好奇心旺盛なので活発に動き回ります。様々な事も学習する時期でもあるので成犬よりもエネルギーを消費するため、体力を回復するためにもよく寝る事が大切です。シニア犬になると1日の殆どを横になって過ごすようになる等、犬は1日の半分以上は長い睡眠が必要になります。これは野生時代の習性による影響が大きいためです。

野生時代の犬は夜行性で、狩りでえものを捕まえるために夜中に活動するほうが効率よかったのですが、人と生活するようになると狩りをする必要が無くなり、睡眠のリズムも人にあわせて変化しました。昼間に寝る習慣は残り、昼や夜に関係なく長い睡眠をとるような生活スタイルになりました。睡眠には浅い眠りと深い眠りを繰り返しますが、柴犬などの睡眠は殆ど浅い眠りと言われています。子犬がよく寝るのは体力を回復するためでもあるので、可愛いからといって無理に起こすようなことはしないように心がけます。

睡眠が不足した場合の影響について

柴犬の子犬はぬいぐるみのようで大変可愛らしいものですが、よく寝るため無理に起こすような事をすると、睡眠不足になる可能性があります。初めてやってきた慣れない環境や何かの要因によって睡眠が不足すると大きなストレスがかかったり、寿命が縮まる場合も考えられます。ペットショップなどか迎え入れ、飼い主としては楽しい時間となりますが、子犬にとっては初めての環境で、その変化に適応できないため、充分な睡眠がとれない日が続くことがあります。

睡眠不足になると愛犬には大きなストレスになり、それがしつけの訓練などをしても上手に出来なかったり、問題行動を起こす原因になります。睡眠不足は人にも良い影響はありませんが、柴犬の子犬も同様で睡眠不足は犬の体や精神にも悪影響を与え、これを続けていると寿命を縮めることにつながる可能性があります。外の刺激が多すぎたり、柴犬に不快な環境である場合、睡眠に大きな影響があります。人にも良質な睡眠は大切ですが、柴犬も休むことは重要です。柴犬の子犬が体や心などをしっかりと休むことが健康にもつながります。

可愛い柴犬の子犬は、飼い主の好きという気持ちからよく寝ていると、寝姿も可愛いためつい触って起こしてしまうなどの行為はやりがちです。動くところを見たいという気持ちがあったとしても、子犬がよく寝る理由を考え、犬の健康維持のためにも、ゆっくりと寝かせてあげるよう飼い主も心がける必要があります。

柴犬の性格や見た目の特徴、ブラッシングについて


柴犬の子犬を飼育するためには、可愛いから好きという気持ちだけでは難しい部分もあります。よく寝るという事も知っておく必要がありますが、それ以外の特徴や性格なども事前に知識として知っておく事は飼育のためにも良い事です。柴犬は小型犬ですが、骨格はしっかりとしています。巻いた尻尾や三角の立ち耳が特徴的です。被毛は外側は硬く内側は柔らかい毛の二重構造になっています。二重構造のダブルコートは、抜け毛が多い犬種なので、定期的なブラッシングが必要になります。春と秋の時期は特に大量に抜けます。

ブラッシングは見た目をよくするだけではなく、蒸れの原因となり、皮膚病などトラブルを引き起こす要因になってしまいます。性格は忠実で純朴で、昔から番犬や狩猟犬として活躍していたことから、勇敢で利口、忍耐強いところもあります。また頑固で神経質な性格でもあります。飼い主など主人以外になつきにくく、知らない人に尻尾を振って近寄っていくような犬種ではありません。柴犬は飼い主には忠実で、主人と認めた場合には生涯忠誠心を貫きます。そのためには子犬の時期からしつけをしっかりと行い、主従関係を築く事が大切です。

子犬の時期からのしつけで主従関係を結ぶには、生後1~3ヶ月頃の社会化期のしつけた重要なポイントです。この時期は多くの事を学んで吸収していく時期です。家の中で生活音に慣らしたり、散歩に出かけて人や他の犬、車の音などに触れて多くの社会経験をすることが必要です。社会化期に上手にしつけをするためにも良質な睡眠は柴犬の子犬にとって大切な事でもあるため、子犬はよく寝るものと考えて良い環境などを作れるように心がけることが大切です。

睡眠によい環境を整えることも必要なことです

柴犬の子犬はよく寝るものです。ただ疲れて寝ているのではなく、体力を回復するためにも睡眠は大切な事なので、安心して眠らせるために飼い主も出来ることがあります。子犬がよく寝ることが出来るよう環境を整える事が大切です。専用のベッドを用意することは良いことですが、あまりフカフカしているタイプもベッドは不安定であるため、犬には快適という訳ではありません。静かな場所でちょうど良い硬さで、床から少し高くなっていたり、底が厚いタイプのベッドを用意します。

床に直接寝ることは、人の足音など生活音や振動が伝わってよく眠れない場合があります。室温にも気を配ります。快適な睡眠には適切な室温も必要で、犬種によって適温は異なるものですが、子犬は特に体温調節が上手くできないため夏や冬の冷えなどには注意します。柴犬は短毛ですがダブルコートの犬種なので、ダブルコートの犬種が快適に過ごすことができる室温は、夏は23~26度程度で、冬は19~23度程度です。柴犬は運動が好きな犬種で、予防接種が終わったら子犬も散歩に出かけることもしつけに繋がります。

運動が好きなので積極的に散歩やボールなどを使って遊ぶと良いですが、運動不足になってしまうとエネルギーの発散が出来なくなり、睡眠に悪影響があります。犬の良質な睡眠のために、運動量に合わせて日中に適切な散歩の時間をとる必要があります。運動量が不足している場合には、ドッグランなどで走らせたり、ボールなど玩具を利用して運動不足を解消するようにします。

まとめ

柴犬の子犬を飼育し始めて、よく寝ることに気が付く飼い主も少なくありません。可愛いので一緒に遊びたいと思って無理に起こすこと等は、睡眠不足につながります。子犬がよく寝るのは好奇心が旺盛で良く動き回るため、消耗したエネルギーを回復するために大切な事です。それを阻害するような環境であったり、行為は睡眠不足を招くことになってしまいます。睡眠不足は愛犬にとって大きなストレスになり、寿命が縮まる恐れもあります。

健康に飼育するためにも、柴犬の子犬はよく寝るものと考えて、良質な睡眠がとれるよう環境作りをするなど飼い主も心がける事が大切です。

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