柴犬は古来より日本人とともに行動をしてきた犬種です。主人に忠実な性格や凛とした姿が好きという人も多いでしょう。可愛らしい顔立ちをしており、小型なので飼いやすいことも特徴です。柴犬の子犬を迎え入れたら食事のことも考えておく必要があります。ドッグフードの定番と言えばドライフードなのですが、一口にドライフードといってもさまざまな商品が販売されています。その中から柴犬の子犬に最適な商品を見つけていくのは難しいと感じるかもしれません。
そこでおすすめのドライフードの選び方や与え方などを確認しておきましょう。
目次
柴犬の子犬用のドライフードは種類が豊富
柴犬の子犬には専用のドライフードを与える必要があります。さまざまな種類の商品が販売されていますが、まずは良質な動物性タンパク質が含まれているかどうかを確認しましょう。タンパク質は犬にとって非常に重要な栄養素の一つです。人間にとっても重要な栄養素の一つですが、犬の場合は植物性タンパク質だと上手く消化することができません。そのため動物性タンパク質が豊富なフードを選ぶことが大切なのです。安いフードの中にはコストを抑えるため、植物性タンパク質を主原料としているものもあります。
トウモロコシや大豆といった植物性タンパク質は費用が安いのですが、柴犬の子犬のことを考えるなら避けるべきです。柴犬の子犬の成長には動物性脂肪も欠かせません。脂肪と聞くと、悪いイメージを持ってしまうかもしれませんが、犬にとっては重要な栄養素です。エネルギー源になることはもちろん、被毛や皮膚の健康を保つうえでも必要になるのです。この脂肪もフードによって表記が異なっているため、どのような脂肪が含まれているのかしっかり確認しておきましょう。
動物性油脂や植物性油脂といった表記ではどのような脂肪が使われているのかよく分かりません。このような脂肪が使われているフードだと酸化の速度も速いですし、賞味期限を長くするために酸化防止剤や防腐剤といったものが使われていることがほとんどです。添加物は犬にとって良くないため、できるだけ避けた方が良いでしょう。
柴犬の子犬のドライフードの選び方
可愛らしい柴犬の子犬には安全で品質の良いドライフードを与えることが重要です。本当に良いドライフードは主原料にしっかり肉や魚が使われています。主原料が穀物になっているフードや粗悪な副産物などを使っているフードを与えた場合、柴犬の子犬の胃腸に負担をかけてしまうこともあるので注意しましょう。また、添加物が使われていないことも重要です。特に保存料や酸化防止剤、着色料、香料などは避けた方が良いでしょう。
これらの成分は安いフードによく使われていますが、毎日摂取を続けることで犬の健康に悪影響を及ぼすと言われています。柴犬の子犬の健康を考えている場合、人間が食べられる素材を使っているかどうかもポイントです。高品質と謳っているフードでも、素材についてはよく分からない商品もあるので注意しましょう。人間が食べられるかどうかは公式サイトをチェックすれば分かるようになっています。フードはできるだけ安いものを選びたいかもしれません。しかし、値段だけで選んでしまうとさまざまなトラブルの原因になってしまうのです。
そのため値段だけで選ぶことはできませんが、基本的には1㎏あたり1000円以上のフードが良いとされています。それより安い商品だと品質が落ちてしまいますし、穀物が主原料となっていたり、危険な添加物を多く使っていることもあるので注意が必要です。逆に高すぎるものだと家計への負担が大きくなり、続けるのが難しくなるかもしれません。
柴犬の子犬のドライフードはふやかす必要がある
柴犬の子犬にはいきなり硬いままのドライフードを与えることはできません。ペットショップやブリーダーから購入する場合、2ヶ月くらいの子犬を迎え入れることが多いでしょう。硬いままでは食べにくいですし、消化器官も未熟なのでフードをふやかして与えることが大切です。柴犬の子犬はこれから成長をしていくため、成犬よりも多くの栄養素を必要としています。しかし、一度にたくさんのフードを食べることができないため、1日に与える食事は3～4回に分けることが重要です。
ドライフードをふやかすことでいくつかのメリットがありますが、まずは消化吸収しやすくなるということが挙げられます。消化器官が未熟な子犬でもきちんと栄養素を摂取できるようになるため、ぬるま湯を使ってふやかしてあげましょう。フードはふやかすと水分が吸収されるため、かさ増しになるという特徴もあります。さらに、胃の中で膨らむことで食欲を抑える効果もありますし、食欲旺盛な柴犬の子犬に試してみると良いでしょう。柴犬の子犬の中にはあまりドライフードが好きでない子もいるかもしれません。
そのような場合もふやかすことで匂いが立つため、食いつきが良くなることがあります。犬にとっては食事の匂いというのはとても大切なものですし、フードをなかなか食べないと感じた場合もふやかしてみると良いでしょう。さらに、フードをふやかすことで水分補給ができることも重要です。
柴犬の子犬のドライフードをふやかす注意点
柴犬の子犬にはドライフードをふやかして与える必要があります。ふやかすことでさまざまなメリットがありますが、注意点もあることを知っておきましょう。フードをふやかすデメリットとしてはまず、歯垢がつきやすくなるということが挙げられます。柔らかい食べ物は歯に食べかすがつきやすいというイメージがあるかもしれませんが、実際にはそこまで大きな違いはないということです。歯垢がつきやすいと感じている場合、きちんとデンタルケアをすれば問題ありません。硬いフードを与えると噛む力が低下すると言われることもあります。
確かに噛む力が衰えることで歯のトラブルに繋がってしまうこともありますが、玩具などで遊ばせてあげれば問題ないでしょう。柴犬の子犬にとって噛むことは本能ですし、それによって肉体的にも精神的にも良い効果が期待できるのです。噛んで良い玩具などを用意しないと家具や人の手などを玩具代わりに噛んでしまうかもしれません。6ヶ月を過ぎると硬いままのフードを与えられるようになります。しかし、それで成犬になったというわけではありませんし、1歳を過ぎるまでは子犬用のフードを与えるようにしましょう。
子犬用のフードには成犬用のフードよりも栄養素が豊富に含まれており、柴犬の子犬の成長をしっかりサポートしてくれるのです。一度の食べる量が少なくても効率よく栄養素を摂取できるため、子犬用のフードを選ぶことが重要なのです。
まとめ
柴犬の子犬を飼い始めたらドッグフードが必要となります。毎日与えるならドッグフードの中でもドライフードがおすすめですが、その選び方や与え方を知っておきましょう。柴犬の子犬の安全面や健康面を考えることはもちろん、飼い主にとって飼いやすい商品を選ぶことも重要です。ペットショップから犬を迎え入れたらそのお店でおすすめのフードを選ぶこともあるでしょう。しかし、そこで勧められたフードはお店の都合で勧めているだけかもしれません。
まずは正しい知識を身につけ、柴犬の子犬の健康をサポートしてくれる商品を選んでいくべきです。