健康

柴犬の子犬を育てるには健康や気温にも注意を

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人気の高い柴犬は、比較的丈夫な犬としても知られています。ただし子犬の頃はやはり悪戯もしますし、病気もしがちなものです。柴犬の子犬を育てるには、どのような点に気をつけるといいのでしょうか。それはやはり適切なしつけをすると同時に、健康面にも気を配るようにすることです。特に気温の変化について行けず、病気になってしまうこともあります。子犬の住環境は、まず子犬に取って気持ちのいい状態にしてあげましょう。

そしてもちろん排泄の習慣もきちんとしつけるようにします。清潔で快適な条件下で、危険物がない状態こそが望ましいといえるでしょう。

子犬の時にはきちんとしつけをしましょう

ペットとして人気のある柴犬は、顔や雰囲気が原種の犬に近いことなど、西洋犬とは違った魅力を備えている点が魅力です。この柴犬は、昔から日本人に狩猟犬として飼われていました。そのため性格的にはいくらか激しく、また攻撃的な部分もあります。しかし飼い主がきちんとしつけをすると、ちゃんということを聞くようになります。ですからまず子犬の時から、飼い主の指示に従うように教えるようにしましょう。そうはいっても、何でもかんでも厳しくしろというのではありません。

どのような犬であっても、子犬の頃はかなりやんちゃですし悪戯もするからです。ですから最初はまず名前を覚えさせること、簡単な指示に従わせることから始めて行きます。簡単な指示とは待てとか、おすわりなどです。待ての場合は掛け声をかけてから、飼い主は少し距離をおきます。そのまま何分間かじっとしていられたら、ほめてあげるようにします。おすわりも、急に動いたり走り出したりしないためには必要な指示です。

これも犬がきちんと覚えたらほめるようにしましょう。くれぐれも体罰を与えたりしてはいけません。犬を怖がらせてしまうので、かえって言うことを聞かなくなってしまいます。まず指示を出してそれができたらほめ、さらにその次の段階に行かせるようにします。柴犬の場合は特にそうですが、犬を飼う場合は、飼い主との主従関係を覚え込ませると同時に、信頼関係を築くようにすることも大切なのです。

トイレのしつけも忘れないように

それからもう一つ覚えておきたいことがあります。それは排泄のトレーニングです。柴犬はきれい好きな犬であり、自分の寝床と排泄用スペースが隣り合うのを嫌がります。ですからまず寝るためのスペース、そして排泄用のスペースを確保してあげるようにしましょう。こちらは周囲を囲み、トイレ用のシーツを敷いておくようにします。特に子犬の頃は、サークルの中で過ごすことが多いです。まずサークルを寝床とし、排泄用のトレーを別に置いておくようにしましょう。

子犬は排泄したくなると、独特の動きをするようになります。また特定の時間帯になると、行きたがる子犬もいます。そのような時はトイレに移動させるようにします。最初のうちは飼い主が連れて行ってもいいのですが、徐々に飼い主に頼らず、自分で行かせるようにしましょう。排泄のトレーニングは時間がかかりますので、うまくできた時は必ずほめるようにします。それから失敗しても怒らないようにしましょう。

特に新しい家に来たばかりの子犬は、ストレスかうまく排泄ができなかったり、下痢をしたりしてしまうこともあります。また排泄スペースの近くにカーペットやラグを敷くのは、シーツと間違えるので避けた方がいいでしょう。もちろん排泄行為のみならず、他にも子犬のために気を付けておきたいことはあります。それは室内の気温です。柴犬は概して日本の気候には適応しているものですが、子供となるとやはり事情は違って来ます。

子犬は気温の変化にも敏感なので注意を


子犬の頃は体温調節がうまくできないので、室温には注意してあげるようにします。柴犬の子犬を飼う場合の気温設定は、大体25度前後です。人間が暑いなと思う時は、子犬も暑いと感じています。暑すぎると熱中症や脱水症状を起こすので、気温には十分に気を配りたいものです。しかし暑いからといって、やたらにエアコンを入れるのもよくありません。今度は空気が冷えすぎてしまいます。また子犬を入れるサークルは、エアコンの風が直接当たらないようにしてあげましょう。

もちろんそれ以外にも温度の差が激しく、直射日光が当たりやすい窓際は、子犬には適した環境ではありません。それ以外に人の声とか、テレビの音が大きい所も避けるようにしましょう。そしてもちろん、寒すぎるとか湿度が高いというのも、子犬の健康に大きな影響を与えることがあります。寒すぎると今度は風邪を引いてしまいます。丈夫な柴犬といえども子犬のうちは抵抗力が弱いので、ジステンパーなどの病気にかからないよう、ワクチン接種を受けさせるようにします。

それからノミやダニ、寄生虫などにも気をつけましょう。ノミやダニの場合は、皮膚病の原因になることがあります。定期的にブラッシング、そして時々はシャンプーをしてあげるようにしましょう。その他には食べ物が原因で、アトピー性皮膚炎を起こすこともあります。体の一部を掻こうとするとか、目をこするなど、どこかおかしいと思った時は、必ず獣医師に診せてアドバイスを受けるようにしてください。

子犬を育てる時に覚えておくべきこととは

子犬の時は主にサークルの中で育てていても、ある程度成長するとサークルから出る機会も増えます。そのような時は危険な物が落ちていないか、あるいは電気コードなどをかじってしまわないか注意しましょう。好奇心を引かれる物があると、つい口にくわえてしまいがちです。鉢植えの植物なども、犬が届かない場所に置くなどの工夫をしてください。人間に取ってはそうでなくても、犬に取っては危険だという物は多いのです。

階段も危険なので、フェンスをつけるようにするといいでしょう。それと犬の場合、フローリングの床は滑りやすくなりますから、柴犬の行動範囲内にはカーペットを敷くといいでしょう。また柴犬は元々狩猟犬ということもあり、運動量が豊富な犬です。そのためできるだけ外に連れ出しすようにしましょう。雨が降る日は犬用のレインコートを必ず着せ、水たまりの水は雑菌が多いので飲ませないようにします。帰ったら全身を拭いてあげましょう。

それから冬の寒い日、雪が積もるような日には防寒対策をします。雪の日は足を保護するためにも、ブーツをはかせるようにしましょう。大切な柴犬を病気にしないためには、外に出す時にも気をつけるようにします。柴犬だけでなく、柴犬をペットとして飼うにはしつけや食べ物だけでなく、気温や天候の変化にも対応させる必要があります。実際大変ではありますが、犬との関係を築くことで家族の一員ともなり、信頼関係を築くことも可能になるのです。

まとめ

柴犬の子犬を飼う時にはまず名前を覚えさせ、それから簡単な指示に従えるようにしつけます。それから食べ物や気温の変化にも気をつけるようにします。子犬はまだ抵抗力が弱いので、暑いと熱中症を起こしますし、寒いと風邪を引いてしまいます。健康に育てるためにも、これらの点には特に気を配るようにしましょう。さらにワクチン接種を行い、何かおかしい時には獣医に連れて行くようにします。

天気の悪い日に散歩に連れて行く時なども、犬の健康にダメージを与えないようにしましょう。柴犬の子犬を育てるのは大変なこともありますが、育て甲斐があるのもまた事実なのです。

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