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柴犬が散歩拒否をする原因とその対応

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柴犬の歴史は古く縄文時代から猟犬として日本人と一緒に生活してきました。活発な犬種で主従関係を重んじる性格から現在では番犬の目的で飼っている人も多くいます。赤毛のダブルコートでもふもふしている姿が愛らしく愛犬にしたい理由もわかります。とても運動することが大好きで動けないとストレスが溜まってしまうので毎日の散歩が欠かせません。成犬になったあとは、だいたい1時間は走らせて上げた方がいいでしょう。

でも、たまにまったく散歩に行きたがらないことや散歩中に止まってしまって動かないことがあります。それが散歩拒否と言われる現象です。

柴犬は活発で散歩が大好きな犬種

猟犬だった頃の名残か柴犬はとても動くことが大好きです。昔は天気も関係なくいつでも外を走り回っていたはずです。そのため柴犬を飼ったら毎日の散歩は欠かせません。ただし、愛犬としての歴史も長くなってきたので雨が降った時は散歩に行きたがらないこともあります。あまり長い期間雨が続くようならドッグランなど思い切り走れるところに連れて行ってストレス発散をさせてあげた方がいいでしょう。普段は1時間は散歩に連れて行ってあげる必要があります。

まとまった時間が取れない時は朝晩で30分に分けても問題ありません。でも、同じ場所をぐるぐる回るのは避けた方が良いでしょう。柴犬は好奇心旺盛な性格なので同じような風景のところばかりでは飽きてしまいます。朝晩でコースを変えることも気分転換になって良いかもしれません。散歩のコースには信号や人の多い場所があるはずです。そんな時に確実に止まれる状態にしておかないと何が起こるかわかりません。

散歩に出るようになる前には、危険な状態にならないようにしつけをしておかなければいけません。興奮した状態では車にはねられてしまうようなリスクがあります。必ず飼い主の近くにいることや指示に従って止まること、待つ時はじっとしていられることなどをしつけておきましょう。運動が好きな柴犬でも、突然散歩拒否になることがあります。原因はいろいろと考えられますが、究明してそれにあった対応をすれば問題ありません。

柴犬がまったく散歩に行きたがらない理由

柴犬の散歩拒否はタイミングによって2つに分けることができます。まったく外出したがらない場合と途中で散歩拒否に陥る時です。まったくでたがらない方の散歩拒否は、注意が必要です。例えば体調がすぐれない時や怪我などによって痛いところがある恐れがあります。人間でもどこにも行きたくないと言う日があります。疲れすぎていることや熱がある時、お腹が痛くて動きたくない時とさまざまです。

でも、大好きなはずなのに散歩拒否をするぐらいですからそれだけ状況が悪くなっているかもしれません。特に老犬の場合は、体力が消耗しやすくなっていることや関節が痛むなどの症状が続いていいることがあるので、早めに病院に連れて行ってあげた方が安心です。時期によっては、外が暑すぎるから散歩拒否をしていると言うこともあります。散歩に行くコースはアスファルトのところがほとんどだったりすると、夏の時期は温度はかなり上昇しています。

猛暑日ではアスファルトの温度が60度を超えることもあり、とても耐えられる温度ではありません。特に柴犬は地面に近いのでその暑さを直接受けることになります。肉球に感じる熱も真夏の砂浜と同じぐらいかなりのものです。汗をかかない柴犬にとってはまさに地獄のような状態です。一度でも体験した柴犬は二度と行きたくないと思ってしまうでしょう。いくら大好きなことでも散歩拒否をしたくなる気持ちになるのも理解できます。

柴犬が途中で散歩拒否をした時の理由


散歩には出たものの、途中で散歩を嫌がるような行動をすることがあります。前に進むことを拒否しててこでも動かないと頑張っているような時です。せっかく外に出たのに動かないなんて何があったか不思議になります。でも、ちゃんと理由があってやっている行動のはずです。まず一つ考えられることは恐怖を感じているものがあると言うことです。人間の恐怖と柴犬の恐怖は違います。何かに怖がって、あの道に行きたくないと言うことで散歩拒否をしていることがあります。

柴犬が恐怖に感じるものとして、音や振動、臭いなどが考えられます。痛い思いをしたところも怖がることがありますが、それなら飼い主も記憶があるはずです。人間よりも嗅覚も嗅覚もすぐれている彼らにとって、ちょっとした音や臭いも気になる対象となります。それが人間でも不快なほどの大きさだったら、恐怖以外のなにものでもありません。次に考えられるのがリーダーとして振舞っている時です。柴犬は主従関係がしっかりしている犬種です。

リーダーの命令には従う習性があります。ただし、自分が飼い主より上の立場と思っていたらどうでしょう。自分が考えたことを相手に伝えて従ってもらわなければいけません。散歩の主導権が柴犬にあると言うことです。飼い主が思っているように動いたらリーダーとしての立場がなくなります。散歩の途中でも自分のわがままが通じなければいけません。それが動かなくなっている理由の時があります。

柴犬の散歩拒否を上手に解消する方法

散歩拒否の理由がわかったら、上手に対応して楽しい散歩ができるようにしましょう。もし、体調を崩しているなどの身体的な問題がある時には早めに医療機関を受診して、治療に専念した方が良いでしょう。元気になったら思う存分走らせてあげましょう。動けなくてストレスがたまるようなら、許される範囲で家の中などで遊べる方法を考えてあげると喜びます。外が暑くて行きたがらないような、散歩の時間を調整しましょう。朝早くや夜になってからなら少しは温度が下がっています。

アスファルトを避けて木陰のあるような公園を見つけておくのも大切です。芝の上ならそれほど温度が上がらないので日中でも暑さを気にしなくても良いところもあります。恐怖に感じているものがある場合は、コースを変えることを検討しましょう。恐怖の対象を知ることも大切ですが、場所を変えるだけで解消されるようならそれで問題はありません。気分転換に定期的にコースを変えてみるのもおすすめです。

もしリーダーシップを発揮しているなら、しっかりとしたしつけが重要です。誰が上の立場か教え込んでおかないとどんどんわがままになる恐れもあります。しつける時には怒るのではなく叱ることが重要です。リーダーが誰で、今した行動が間違っていてますよとわかるまで教え込みます。マッサージをしてあげるのも効果的です。柴犬が体を触らせるのは自分よりも上の立場のものだけです。少しずつ続けて上下関係を正します。

まとめ

柴犬にとっての散歩は、なくてはならないものです。しばらく行けないだけでもストレスが溜まって体調が悪くなりこともあるぐらいです。そんな柴犬でも散歩拒否をすることがあります。そんな時に無理やり引っ張ったり、ただ怒るのではなく原因を知ることが重要です。原因がわかれば、適切な対処方法があるので問題ありません。飼い主が気がついてしっかりとした対応をしてあげましょう。普段の態度を見てあげていると変化に気が付きやすくて原因の究明が早く済むでしょう。

柴犬にとって散歩はせっかくの楽しい時間なので、嫌がってしまうのは残念です。

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