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柴犬の子犬の食事が大切

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柴犬は古来より日本人とともに生活をしてきた犬種です。かつては番犬や猟犬として活躍してきたということですが、その可愛らしい姿が好きという人も多いでしょう。最近では日本だけでなく海外でも人気が高まってきています。人間は20年近くかけて大人になりますが、犬の場合はほぼ1年で成犬になります。生後10日程度で出生時の体重の約2倍になり、生後4~5ヶ月で成犬時の体重の約半分になるということです。柴犬の子犬の健康な成長をサポートするためには毎日の食事が欠かせません。

栄養バランスに優れたフードを選んであげましょう。

柴犬の子犬に必要な食事について

柴犬の子犬が成長するためには成犬よりも高いエネルギーが必要となるため、食事に気をつけることが大切です。子犬はいろいろなことに興味を持ちますし、自然と運動量も増えるでしょう。そのため子犬用のフードには筋肉や骨、臓器などの元となるタンパク質が多く含まれていることが特徴です。カルシウムやリン、マグネシウムなどのミネラルも必要ですし、カルシウムの吸収を助けるビタミンについてもしっかり摂取させましょう。抗酸化物質であるビタミン類が配合されているかどうかもポイントです。

生まれたばかりの子犬は母犬の母乳を飲むことにより、免疫を備えます。母乳には抵抗力を高めるために欠かせない栄養素が豊富に含まれており、子犬の脳や目の発達をサポートする栄養素も含まれているということです。犬の離乳期は生後6~8週間ですが、ほとんどの子犬は3~4週間もすると母犬の食べているフードに興味を持つようになります。母犬の食べているフードを舐めてみる子犬もいるかもしれません。そのため授乳期の母犬にも子犬用のフードを与えた方が良いということです。

子犬がフードに興味を持ち始めたら、食事に少しずつ子犬用フードを与えてみましょう。まずは母犬に与えているフードをぬるま湯でふやかし、柔らかくして与えてみることがポイントです。フードはミキサーなどで細かくしても良いでしょう。ちなみに、フードをふやかす時に熱湯を使うと栄養素が壊れてしまうので注意が必要です。

柴犬の子犬が食事を摂らない理由

柴犬の子犬がなかなか食事を摂らない場合、いくつかの理由が考えられます。まずは環境に慣れていないのかもしれません。ペットショップやブリーダーから迎えたばかりの柴犬の子犬は不安と緊張でいっぱいです。元気そうに見えるかもしれませんが、新しい環境に慣れるまでには少し時間がかかります。不安によるストレスで食欲が出ないということもあるのです。柴犬の子犬はとても可愛らしいですが、あまり構いすぎるのも良くありません。それがストレスになってしまうこともあるので注意しましょう。

柴犬の子犬が新しい環境に慣れるまでは今まで食べていたものと同じフードを与えるのがおすすめです。ペットショップやブリーダーからフードの種類を聞き、それと同じものを購入しましょう。柴犬がしっかりフードを食べ、良い便が出る状態が続いていれば問題ありません。柴犬の子犬は元気でも与えられたフードを食べたくないということがあります。もともと犬は食べることに貪欲とされていますが、人間に飼われている犬の場合は食べることに関して危機感を持っていないこともあるのです。

与えたフードを食べないという場合、15分程度で食器を片付けてしまうと良いでしょう。これは出された時に食べないと食べられなくなると覚えてもらうためです。心配な時は次の食事の時間を少し早くして様子を見るようにしましょう。柴犬の子犬は胃腸の成長が未熟であり、一度にたくさん食べられないことも多いです。フードを残してしまう場合は食事の回数を増やし、一度に与える量を減らすと良いかもしれません。

柴犬の子犬への食事の与え方について


柴犬の子犬は短期間で急成長するため、豊富な栄養素とエネルギーが必要になります。しかし、子犬は消化器官が未熟ですし、一度にたくさん食べることができません。そのため栄養価が高く消化しやすいフードを1日数回に分けて与えることが大切です。離乳直後の犬は1日に5回〜6回程度、生後5ヶ月までは1日3回に分けて与えるのが理想です。しかし、仕事などで忙しい場合はなかなか食事の回数を増やすことができないかもしれません。その場合は友人や家族に頼むという方法もありますし、ペットホテルなどを利用する方法もあります。

できる範囲で工夫していきましょう。柴犬の子犬にとって硬いままのフードだと食べにくいですし、消化器官に負担をかけてしまうこともあります。柴犬が4ヶ月を過ぎるまではきちんとふやかしたフードを与えることがポイントです。ふやかすことで食べやすくなることはもちろん、水分補給になることや匂いが立って食欲がアップするといった効果も期待できます。運動の直前や直後の食事は避けることも大切です。運動前後に食べさせると消化に悪い影響を与えてしまいますし、胃拡張や胃捻転を引き起こす可能性があるので注意しましょう。

食いつきが悪いこともあるかもしれませんが、フードを出したままにしておくというのは良くありません。フードは空気に触れることで酸化し、味も劣化してしまいます。特に夏場はフードが傷みやすくなりますし、傷んだフードを食べることで下痢や嘔吐を引き起こすこともあるのです。

柴犬の子犬の食事を切り替えるポイント

柴犬の子犬が4ヶ月を過ぎたら様子を見ながら少しずつ硬いフードも与えていきましょう。柔らかいフードから移行する時の注意点は時間をかけてゆっくり移行していくということです。ふやかすお湯の量は10日程度かけて少しずつ減らしていきます。そうすることで犬の消化器官への負担を軽減することができるのです。柴犬の子犬は成長すると食欲も増します。体が大きくなって筋肉も増えるため、さらにエネルギーが必要となるのです。

しかし、成長後期に入ると体重の増加も落ち着きますし、一時的に必要なエネルギーが減少するため、食欲がないように見えることもあります。心配になるかもしれませんが、これは成犬へと成長しているサインです。1歳が近づいてきたら子犬用から成犬用のフードに切り替えることになるでしょう。切り替える際には少しずつ切り替えることが大切です。柴犬の子犬に初めて食べさせる場合、様子を見ながら少しずつ与えることがポイントです。

食事の回数を変える時も与えるのをやめる時間帯のフードを少しずつ減らし、そのまま与える時間帯の食事は増やしていきましょう。犬は人間の食べ物を欲しがることがあるかもしれません。しかし、人間の食べ物を与えてしまうのは良くないことです。人間にとっては問題ないものでも栄養バランスが崩れ、健康に悪影響を及ぼす可能性もあるので注意しましょう。犬用に作られたフードやおやつだけを与えることが大切です。

まとめ

柴犬の子犬は短期間で一気に大きく成長します。迎え入れた時は赤ちゃんのように小さくて可愛らしいかもしれませんが、1年程度で成犬と見なされるようになるのです。短期間で筋肉や骨などの組織を作り、健康的に育つためには豊富な栄養素が必要となります。しかし、ただたくさん食べさせれば良いというわけではありませんし、柴犬の子犬は消化器官が未熟なので一度にたくさんの量を食べられないこともあります。

そのため栄養価が高く消化しやすいフードを選ぶことはもちろん、成犬より食事の回数を多く増やして上げることもポイントです。

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