飼い方・しつけ

柴犬の性格や気持ちを知って子犬からしつける

更新日:

日本の犬として知られている柴犬は縄文時代から人間と関わっていたと言われ、猟犬として人と生活を共にしてきたという歴史があります。愛らしくあどけない表情をしていることや、子犬の時期からしつけると忠実で従順な犬に育つので、海外でも人気があります。体格は小型ですが筋肉質で運動量も豊富です。しっぽや耳にも特徴があって、主な毛色な3種類あります。一般的には赤毛といわれている茶色の柴犬が多いことになります。

柴犬は飼い主をリーダーと認めると生涯忠誠心を持つためかけがえのないパートナーとなり、そのためにも子犬の時期からリーダーシップをもってしつけます。

柴犬の子犬の時期に行うしつけのポイント

柴犬は一度リーダーを認めた人に対しては忠実でとても従順です。飼い主としてはルールを決めてしつけを行うことが大事です。良い関係を築くためにも犬の性格や気持ちを知って育てることが必要ですが、犬のためにも環境を整えて上げるということや、ストレスをためさせないということ、健康管理もしっかりと行うということがポイントになってきます。しつけを行う時期としては子犬の時から行う方が良いということになります。ある程度育ってしまうと適応するにも時間がかかってしまいます。

柴犬は生まれてから親犬や群れと暮らして自分が犬であるということを認識するため、早くから親と引き離してしまうのもあまり良くありません。生後1ヶ月から3ヶ月ごろから社会を学ぶ時期を迎えるため、この時期に様々なことを学び社会に適応しようとします。好奇心も旺盛な時期で吸収が早く、生活に慣れさせるにも良い時期なので生活音や周囲の人、車などの行き来や音など多くの経験を積ませるといいです。それと同時にしつけを行うことが必要で、誰がリーダーなのか認識をする時でもあります。

飼い主は世話をしてあげるということ、ルールをもって良いことと悪いことを区別させてしつけを行うことです。飼い主をリーダーと認めると主従関係ができてきます。柴犬の性格や気持ちを知って接してあげること、子犬の時期から環境整えて、飼い主はルールをもってしつけを行うことが大切です。

柴犬はどのような性格の持ち主か

柴犬の性格は飼い主にとても忠実で従順です。忍耐強さも持っていますが警戒心や独立心も高い犬なのです。警戒心が強いということで、飼い主を守ろうとします。独立心というのは常に人と接しているような状況ではなく、自分の居場所でじっとしていることができる犬ということでもあります。狩猟犬や番犬として飼われていたというのもそのような性格を持っているためです。柴犬は賢い犬なのでこのような性格や特徴を知ってコミュニケーションをとってあげなければなりません。

いい加減に育ててしまうと飼い主をリーダーと認めなくなってしまうことにもなります。しつけを行う時に注意しなければならないのは甘やかすことが多くなるとそのような傾向になるため、叱るときは毅然とした態度で行うことです。またしつけを行うときに確認しておくことは気持ちです。今どのような気持ちでいるのか声や表情、動作からくみとって確認をしなければなりません。恐怖心があれば逃げ出すような態度をしめし、優位や怒りがあれば前肢を硬直させて唸りや吠えることがあります。

好意的な時には低い姿勢をとって柔軟に体を小さく見せ、時には仰向けになってお腹を見せることもあります。喜びはしっぽを早く振り表情にも親しさが出てきます。このように性格を知っておくということはもちろん、しつけを行うときには声や表情、動作から今えどのような気持ちなのかくみとってしつけを行うことが大切です。

柴犬の習性を知り環境を整えておく


柴犬を番犬として育てたい、家族と暮らせるように育てたいなど、どのように育てるか事前に考えておかなければなりません。家で家族と暮らしていた犬が急に外で飼われるようになると困惑してしまうことにもなります。柴犬の場合は独立心が高いということで自分の居場所が必要となります。家の中で飼うならサークルやゲージと用意しておくこと、玄関で飼うなら犬小屋を用意してあげることです。柴犬はそこが自分の居場所であるということを認識すると、とてもおとなしく落ち着きます。

トイレについては習性でもありましが、臭いで自分の居場所がわからないようにするため別の場所ですることが多いです。そのためトイレは別の場所を決めておくといいです。子犬の時期は気になったものをかじるという習性があります。噛んではいけないものはできるだけ近くに置かなようにして、電気コードのように危険なものは対策をしておくことです。人の手を甘噛みすることがありますが、そのまま放置するのはあまりよくありません。大きくなって噛む力も強くなるので、子犬の時期に手を噛んだ場合は口元をもってダメとしつけます。

しかし噛みたい時期に何もできないとストレスにもなります。噛んでもいいおもちゃやロープなどを与えておくということと声や表情をみて気持ちをくみとってあげます。柴犬の性格や習性を知り、どのように育てていきたいか考えて環境を整えてあげることが大切です。

柴犬は散歩とブラッシングで健康管理

柴犬は小型ですが筋肉質で運動量が豊富な犬です。サークルや犬小屋で過ごして運動の機会が少ないようでは運動不足になり、ストレスにもなってしまいます。ストレスが多くなると吠えてしまうことが多くなります。毎日1時間程度、子犬の時期なら20分から30分程度散歩してあげます。出かけるときはあまり時間を決めない方がいいです。賢い犬はその時間になると吠えてしまうことにもなります。初めての散歩は不安もあります、徐々に慣れさせていくことも大切です。楽しさを覚えると自分からいろいろなところに行こうとします。

このような時もしつけをしっかりとしておくことです。これはリーダーウォークと言いますが、飼い主主導で連れていくということです。飼い主の横を歩くようにリードを短くもってコントロールします。そして時々立ち止まって、止まるということを覚えさせることが大切です。これらは事故を防ぐためにも大事なことになります。もう一つ大切なことはブラッシングです。比較的短く硬い毛で、上毛と下毛があり一年中生え変わります。

一週間ごとにブラッシングをしてあげて、ノミやダニが毛の中に住み着いてしまうことを防ぐためにも月に1回はシャンプーをします。この時に皮膚の状態をよく確認をしてあげることが必要です。このように柴犬は運動することが好きなので散歩をさせてあげることと、皮膚が弱いので皮膚の状況を確認し健康管理を行います。

まとめ

日本だけでなく海外でも人気のある柴犬ですが、飼い主に忠実でしっかりとしつけを行うことで主従関係を維持することができ良きパートナーとして生活を送ることもできるようになります。家族で買うような場合はしつけのルールを統一しておくこと、環境を整えてあげることが必要です。柴犬の性格や習性を知って育てることと、しつけを行うような場合も声や表情などから気持ちをくみとってあげることです。

ストレスを溜めないように運動を欠かさず行い、ブラッシングで皮膚の状況もよく確認して健康管理を欠かさないようにすることが大切です。

-飼い方・しつけ

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.