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柴犬の子犬にマッサージをするポイント

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柴犬は縄文時代から日本人とともに生活をしてきた犬種です。かつては番犬や猟犬として活躍してきたため、体は小さくても活発であることが特徴です。子犬のうちはとても可愛らしいのですが、成長とともに凛とした姿になるのが好きという人も多いでしょう。柴犬の子犬にマッサージをしてみたいという人もいるかもしれません。難しそうに感じるかもしれませんが、実は簡単に行うことができます。慣れてくると柴犬の子犬も気持ちよさそうな顔をしてくれますし、落ち着いた様子を見せてくれるようになります。

飼い主にとっても幸せな時間になるため、具体的な方法を知っておくのがおすすめです。

柴犬の子犬にマッサージを始める前に

柴犬の子犬も人間と同じように体が凝ってしまうことがあります。そこで優しく刺激をして凝りを解してあげることにより、心身ともにリラックスさせることができるのです。柴犬の子犬をマッサージする時に大切なのは、穏やかな気持ちで行うということです。犬は群れで生活してきた動物であり、相手の気持ちを理解することが得意です。心配な時やイライラしている時に行った場合、柴犬の子犬もその気持ちに同調し、不安になったり、興奮してしまうことがあるのです。お互いがリラックスしている時に始めるようにしましょう。

時間については10分程度で十分です。忙しくて時間がない場合、毎日1~2分手を当てるだけでも良いかもしれません。大切なのは毎日少しずつでも継続するということです。準備するものなどは特にありません。犬を寝かせる時にクッションがあれば便利ですが、ない場合はソファなどに寝かせることもできます。そのため誰でも気軽に始めることができるのです。ちなみに、犬には急所というものがあり、信頼していない人には気軽に触らせてくれない部分があります。急所と言われているのは頭やお腹、足、尻尾などの部分です。

信頼している人にはこれらの部分を触らせてくれることが多いです。しかし、きちんと信頼関係ができていない場合、これらの場所をいきなり触ろうとしても逃げられることが多いでしょう。余計に触られることを嫌がってしまうこともあるため、まずは触れられることに慣れてもらうことが大切です。

柴犬の子犬にマッサージをするポイント

柴犬の子犬にマッサージを行う場合、触ると喜ぶ場所を知っておくのがおすすめです。柴犬の子犬は人間より体高が低く、いつも飼い主の顔を見上げています。そのため首が凝りやすいと言われています。首の凝りを解消するためには首を両手で挟むように持ち、円を描くように刺激していきましょう。最初は優しくさする程度から始め、嫌がらない場合は少しずつ力を咥えていきましょう。軽く頭を持ち上げてあげると良いかもしれません。喉は強く揉むと苦しいため、あまり力を入れないことがポイントです。

犬は人間より聴覚が優れており、さまざまな音を聞き分けることができます。耳や周囲の筋肉もよく使うので凝りやすいと言われています。親指と他の指の間に耳を挟み、根元から先に向かって軽く刺激してあげると喜びます。耳の付け根部分はあまり力を入れず、優しく押すようにしていきます。涙や目やにが多い時は目の周りをさすってあげるのがおすすめです。犬の目は硬い骨でしっかり囲まれているため、この骨に沿って刺激していきましょう。犬のお腹をマッサージする場合、まず胸部を中心に優しく撫でていきます。

腹部は犬にとって弱点となる部分であり、いきなり触ると嫌がるかもしれません。ちなみに、柴犬の子犬がお腹を見せてくれるのは信頼できる相手に対してのみです。お腹を見せてきた時は胸からお腹を優しく触れるように撫でてあげましょう。また、後ろ足も疲労が蓄積しやすいため、撫でてあげると喜ぶかもしれません。

柴犬の子犬にマッサージをするメリット


柴犬の子犬をマッサージすることにより、愛犬をリラックスさせて喜ばせることができます。それによって飼い主との信頼関係も深まるでしょう。それは人にどこを触られても嫌がらない子に育てることに繋がります。人に触れるのを嫌がる子の場合、ちょっとしたことがきっかけで人を噛んでしまう事故が起こってしまうことも考えられます。柴犬の子犬を外に出すと急に知らない人が撫でようとすることがあるかもしれません。その時に突発的に噛んでしまった場合、問題になってしまうことがあるのです。

触って欲しくないのに無理矢理触られたのが嫌だったということもありますし、触り方が乱暴で痛かったということもあるでしょう。犬にとっては悪気はありませんし、仕方ないことだと考えることもできますが、犬が人の手を強く噛んでしまうと相手を怪我させてしまうこともあるのです。そのようなリスクを軽減するためには人の手は怖くないのだと教えてあげることが大切です。柴犬の子犬にマッサージを行うことにより、病気を早期発見できるというメリットもあります。

常に柴犬の体に触れている場合、いつもと違う感触やしこり、皮膚トラブル、小さな怪我などにも気づきやすいでしょう。特に体の表面にしこりができる病気の場合、普段から柴犬の体の状態を知っておくことで早期発見できる場合が多いのです。いつもと違うと感じたら早めに動物病院に連れて行くことにより、早期発見や早期治療に繋がります。

柴犬の子犬にマッサージをする時の注意点

柴犬の子犬にマッサージをすることにより、犬にとっても人にとってもいろいろなメリットがあります。しかし、メリットだけでなく注意点もあることを知っておきましょう。基本的に柴犬の体に異変を感じた場合、触るのをやめた方が無難です。心配な場合は動物病院に連れて行き、診察を受けてから触っても良いかどうかを確認しましょう。特に怪我やガンは刺激することでさらに悪化してしまう可能性もあります。柴犬の子犬に辛い思いをさせないためにも無理に体を触るのはやめましょう。

治療としてマッサージが必要になることもありますが、その場合はドクターにきちんと方法を聞いておくことが大切です。また、空腹時や食後、運動後などもマッサージをするのは良くありません。このような時は興奮しやすいですし、攻撃的になっているので噛まれてしまうことがあります。柴犬の子犬が落ち着くのを待ってから触れるようにしましょう。人間は痛い時や嫌な時に言葉で主張することができますが、犬は言葉を話すことができません。そのため犬の仕草を見て痛がっているかどうかを判断する必要があります。

柴犬の子犬が急に起き上がった時や振り向いた時、あくびをしている時などは触れられたくない場所を触ったり、痛がっているのかもしれません。そのまま無理に続けた場合、触られること自体を嫌がるようになることもあるので注意が必要です。また、柴犬の子犬に触れる時には時計などの装飾品などを外し、手を温めておくこともポイントです。

まとめ

犬のマッサージと聞くと本格的なものをイメージする人が多いかもしれません。しかし、決して意気込んで行うようなものではないと知っておきましょう。あくまでもコミュニケーションの一つであり、柴犬の子犬の疲れを癒したり、飼い主と犬の絆を深めることが目的です。また、病気や体の変化にもすぐ気づけるようになるため、普段から気軽な気持ちで柴犬に触れると良いかもしれません。マッサージは人間も柴犬も健康でリラックスしている状態の時に行うことがポイントです。

ちなみに、事前に専門の本や動画を見て勉強しておくという方法もあります。

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