健康

柴犬の子犬に適したにおい対策で愛犬を守ろう

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柴犬の子犬が思わぬにおいを発していて、困っている飼い主さんもいるのではないでしょうか。動物臭はあまり強くない犬種のはずなのに、かなり独特の臭さがあって困るほどになっているとき、適切な対応をしないと可愛い愛犬が病気になってしまう可能性があります。原因が何なのか突き止めて対応することで、室内で飼っていても気にならず楽しく暮らしていくことが可能です。初めてペットを飼われる人は臭い理由に気づきにくいことがありますので、色んな可能性が考えられることを覚えておくと安心です。

これから臭くなる原因と対策などについて、紹介していきます。

柴犬の子犬のにおいの原因が耳だったときの対応

柴犬の子犬を抱き寄せたら鼻をつくようなツンとしたにおいがして、それが耳の中から発生しているときは、すぐ動物病院で診てもらうことがベストです。汗をかいた後など、耳の中が一時的に臭くなることは人でもよくあります。綿棒やタオルなどを使って、自分で掃除をする人もいるでしょう。でも柴犬の子犬に対して、慣れていない人が耳の中を掃除することはあまりおすすめできません。なぜなら柴犬の場合、自分の汗で臭くなることはあまり考えられず、何らかの病気が原因である可能性が高いためです。

立耳は比較的、中の水分が蒸発しやすい構造です。柴犬の子犬がどんなに汗をかいても、悪臭に変質するまで汗が耳の中に残ったままになることはそれほど多くありません。もし残る可能性があるとすれば、耳垢がたくさん溜まっている事が考えられます。さらに耳の病気として中耳炎を起こしているか、アレルギーによる影響が考えられます。デリケートな耳の中の掃除は、扱いが慣れていない人が行うと傷つけ、炎症を起こしやすいです。犬の扱いに慣れたトリマーの人でも耳掃除は断る事があるほどです。

中耳炎やアレルギーの場合、薬による治療が必要な可能性があるので、何が原因であるかしっかりと判断してもらえる動物病院に連れて行きます。病気でなくても動物病院で耳掃除を行なってもらえるので、柴犬の子犬の耳が臭いと感じたら、すぐにかかりつけのドクターに診てもらいましょう。

ブラッシングで気づく柴犬の子犬の体のにおいがひどい場合

体が獣臭いのは動物だったら当たり前ですが、番犬として外にいた頃と違って室内で飼うことが多くなった柴犬は、きちんとケアしているとそこまでにおいが出ることはありません。まして子犬のときは近くで嗅いでも平気なほどであることが多いですから、原因が何か突き止めましょう。毛がありますから汗などがうまく蒸発せず、雑菌が繁殖すると悪臭につながっていくことがあります。お散歩から帰宅したとき、足の裏だけでなく体全体をひと拭きしてあげたほうが良いです。

シャンプーは毎日してしまうと肌荒れを起こしたり毛が傷んだりすることがあるため、子犬のうちは月1回で十分です。ブラッシングをしていて愛犬のにおいが気になったら、シャンプータオルで優しく毛を拭きましょう。動物病院で販売されていて、柴犬の子犬に使っても安心な除菌スプレーを活用すれば、汗が悪臭に変わることを防げます。雨が降っていたときなど、タオルで拭くだけでなくドライヤーの風を遠くから当てて、しっかりと乾かしましょう。

雨の湿気が残っていても雑菌の繁殖がありますし、カーペットやクッションなどに、におい移りがひどくなります。悪臭防止だけでなく、風邪予防にも繋がります。ドライヤーの温風を近くで当てすぎると低温やけどのリスクがあるので、少し離したくらいがちょうど良いです。柴犬が子犬のうちは音を怖がることもあるため、ドライヤーを嫌がるようなら無理せず、乾燥タオルで丁寧に拭き取ってあげましょう。

色々試したい柴犬の子犬が臭いにおいのときの対処方法


愛犬の体が清潔になるように頑張っても何か臭ってきてしまい困っているなら、他の対処方法も色々試してみましょう。普段から使っているアイテムに、においがこびりついている可能性があります。子犬のために買ってあげたものの中でも、悪臭が移りやすいのは布製品です。ベッドはそのまま使わず、タオルを敷いて毎日交換し洗ってあげて、クッションなども抗菌カバーを使いましょう。ブラシなども抗菌で揃えるとよいですが、毎日使えば抗菌力が衰えてきます。

1年程度で買い替えるか、ペットにも使える抗菌スプレーを使い、ブラシを使った後にスプレーしておくことでも清潔さを維持できます。柴犬のトイレを常にきれいなシートに交換していても、子犬のうちは自分の排泄物を踏んでしまうことが多く、体を汚しがちです。お尻の周りに、フンがついたままになっていることもあるでしょう。トイレが終わった後は、きれいに拭き取ってあげるといつまでも臭いにおいが残ってしまうことを防げます。お尻の周りにあまりにもフンが付きやすい時は、毛を短くカットすると良いです。

子犬のうちは肛門腺内に溜まる分泌物を排泄時に一緒に出せない場合も多いので、きれいに拭きつつ時々絞ってあげるのも悪臭軽減に役立ちます。成長すれば、自然に排泄できるようになることが多いです。肛門付近の筋肉が十分に発達しなかったときや高齢になってきたとき、肥満になったときなどは自力で出せないことがあるので、飼い主さんが肛門腺を絞ってあげましょう。

柴犬の悪臭がお口からするなら子犬でも口臭ケアでにおいをカット

柴犬の子犬がまだ乳歯だと、十分歯磨きをしない人もいます。でも、歯垢がにおいの原因なることも多いから、大切なのは子犬のときからのケアです。子犬のうちから歯磨きに慣れさせておくと、成長してからも嫌がらずに磨かせてくれるようになるメリットもあります。歯周病は、柴犬が高齢になってから起きやすいと考えている飼い主さんがいますが、十分ケアできていなければ子犬のうちでも発症してしまうことがあります。

歯茎の色がおかしい、歯にぐらつきがあるといった変化があったら、すぐ動物病院のドクターに診てもらい歯の健康チェックが大切です。歯磨きをしっかりしても変化がないなら、毎日与えているフードを変えてみるのも一つの方法です。体臭を軽減させるフードは色々販売されていますが、今食べているフードの主原材料がお肉なら、今までとは違ったお肉が使われているものに変えてみましょう。体質によって食べ物に含まれるにおい成分の分解力に差があるから、替えることで口臭がなくなる可能性があります。

柴犬によっては、体臭に出てくる場合もあるので、色んなケアでもダメだったときにはフードの変更を検討することも考えます。腸内環境が悪化し、便秘気味になると口臭に変化が出てくるのは、人も柴犬も同じです。フードに食物繊維がたっぷり入っていても、補給する水分量や運動量の不足、ストレスなどで便秘になることがあります。柴犬の子犬が母乳で育っていない時は、腸内の善玉菌が不足していることがあります。無糖ヨーグルトをティースプーンで半分ぐらい、1日1回だけ与えてみましょう。

まとめ

大好きな柴犬がまだ子犬なのににおいがして、対応が十分できないでいたのでは、成犬になってから大変です。悪臭になってしまう原因を色々知って、日頃からきちんとケアしていきましょう。海外でも人気がある犬種ですから、散歩のときに声をかけられるかもしれません。そのとき、悪臭がしていたら飼い主さんが恥ずかしい思いをしてしまいます。あまり過敏になりすぎて、子犬の体を何度も拭いたり除菌スプレーを吹きかけ続けたりしたら、愛犬のストレスになってしまいます。

程々にして、どうしてもにおいが気になる時は動物病院のドクターやトリマーに相談しましょう。

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