健康

柴犬の腎機能に配慮することの大切さ

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柴犬の腎臓機能が壊れてしまったらもとに戻る可能性は、ほとんどありません。ほかの内臓のように修復されず、状態が回復する確率がとても少ないからです。飼い主はドッグフードの与え方などに十分注意し、腎機能が衰えないように配慮する必要がありますし、万が一ダメージを受けていたら、それ以上悪化することがないように配慮しましょう。誤った食生活により腎臓をダメにしてしまうと、柴犬は体内にたまった老廃物の除去や尿の生成がうまくいかなくなってしまいます。

老犬になると腎不全を起こしやすいですが、若い場合も塩分の取りすぎなどに配慮しつつ尿ケアの知識を持っているとよりよいでしょう。

柴犬が腎臓疾患になると現れやすい症状

柴犬が頻繁に水を飲み、それがずっと続いているなら腎機能に問題が生じている可能性があります。排尿される量が極端に違ってきているなら、すぐに医師の診断を仰ぎましょう。腎臓は血液の影響をとても受けやすい器官です。血液内に含まれる老廃物を取り出し、尿を作って排出しているためです。日ごろ塩分や脂肪分の取りすぎを指摘されていれば、当然腎機能に影響が出ていないかを見ておく必要があります。

高血圧に悩まされている柴犬も腎機能が衰えやすいので、毎日の排尿量や水を飲む量などに注視しましょう。腎臓疾患は軽度の場合、なかなか症状が現れません。水を頻繁に飲むようになるのもある程度、症状が進行してからです。もし完全に悪化していた場合、水の飲ませすぎは危険な場合もあるため早めに治療を受けましょう。老犬を飼われている方は、尿ケアの知識を身に着けている方も多いでしょう。しかし、若い柴犬でも急性腎障害になる可能性があります。

体がむくみ、餌を食べないトイレに行ったばかりでまたおしっこをしているなどの症状があったら注意しましょう。急性腎障害は急激に症状が悪化していくので、治療が遅くなると手遅れになる可能性がありますから、しばらく様子を見てから病院に連れていくのでは遅すぎます。老犬の慢性腎臓病は、知識がないと年老いたことでだんだんと機能が衰えていると考え、体の変化を放置してしまいがちです。

病院を受診しないでしまうことがあるので、水をたくさん飲むのに脱水し、尿の量も増加しているようであればすぐに対応しましょう。

柴犬もなってしまうかもしれない腎臓疾患の原因

犬が腎臓疾患になってしまう原因に、血液量の変化、腎臓の障害、尿路系の障害が挙げられます。血液量の変化とは、心臓病や貧血、血液量の変化などによって血液の量が変化してしまうことをいい、これが原因で腎臓疾患が発生してしまうケースがあります。腎臓の障害とは、外傷や感染症、薬物などによって腎臓そのものに障害が起きてしまうことをいいます。尿路系の障害は、腫瘍や尿石症など、うまく体外に排出できないで起こるケースのことをいいます。

尿路系の障害は、ドッグフードなど食べ物に気を付けることによって、予防することも可能です。ドッグフードにリンやミネラルが多く含まれていると、腎臓疾患になりやすくなってしまうので、あまり含まれていないものを選ぶようにしましょう。最近は尿ケア用のドッグフードも販売されているのでそれを利用するのもいいのかもしれません。

アレルギー疾患になりやすい柴犬は、腎臓疾患のことをあまり気にしなくてもよいと考えがちですが、柴犬も高齢になると腎臓が衰えてしまうので、定期的にチェックすることが大切です。腎臓疾患は実はとても怖い病気です。柴犬であっても一度失われた腎臓の機能は再び回復することが難しいので、飼い主が気を付けることがポイントです。かわいい柴犬といつまでも一緒にいたいなら、ケアを怠らないようにしましょう。

我が家の柴犬は、きちんとケアを行ったおかげで、腎臓疾患になることがなく、いつまでも健康で元気です。

柴犬が腎臓疾患にかかった場合の対処法


腎臓疾患にかかってしまった場合には、様々な対処が必要になります。私の愛犬は柴犬でしたが、どのような治療をすべきかということを最初は悩みました。しかし、対処する順序を知っていれば柴犬でもどのような犬でも安心です。まずは、腎臓疾患についてです。腎臓疾患とは、腎臓に送られていく血液量に変化が起こる病気ということができます。この場合には心臓病や脱水症状による腎臓病が当てはまります。

さらに、尿経路に障害が出る場合があり、腫瘍や尿石症によってうまく尿が出にくくなるという問題も起こる可能性があります。この腎臓疾患の原因は、主に腎臓そのものが病気である腎臓病の場合には、薬物や外傷さらに、感染症が原因で引き起こされます。次に尿経路に問題がある腎後系腎臓病で腫瘍や尿石が遮断していることが原因です。さらに、心臓病や脱水で起こる血液量が変化することが原因の場合も考えられます。

これらにかかってしまった場合の対処法は犬の食べているドッグフードの種類を変えることになります。私の場合にはたまに食べ物の残りを与えていたのでそれがいけなかったといえます。尿ケアのために良いドッグフードは腎臓に負担があるリンやミネラルが多く含まれていないものを選択します。また、発症した際には、点滴を打ってもらうことや薬を飲ませることも重要です。私の柴犬は点滴を嫌がり大変でしたが、重要です。いかがでしたか。

今回は柴犬の場合でしたがこの尿ケアについては、他の種でも同じように言うことができるので予防のためにもまずは食事療法から取り入れてみることをお勧めします。

柴犬のために尿ケア用のドッグフードを選ぶなら

柴犬が腎臓疾患になってしまった場合、食生活を見直すことが重要です。尿ケア用のドッグフードにはいろいろありますが、おすすめの商品を選び方をチェックしておきましょう。まずは栄養バランスに優れた尿ケア用のドッグフードを選ぶことがポイントです。栄養バランスの良いフードの基準は動物性たんぱく質が50%以上で粗タンパク質が22~33%、脂質が10~15%、糖質が35~45%となっている商品です。

柴犬はもともと肉食動物ですが、肉類だけでなく野菜や果物などいろいろな原材料を使っているフードがおすすめです。尿ケア用のドッグフードに含まれている添加物にも注意が必要です。BHAやBHTは酸化防止剤として使用されることがありますが、発がん性物質として知られています。柴犬は発がん性物質を長く摂取することにより、命の危険が高まってしまいます。また、肉副産物であるミートやミールなどが含まれるフードも健康に良くありません。

人工添加物や肉副産物を使っているドッグフードは避けた方が良いでしょう。人工添加物や粗悪な原材料を使っていないフードなら安心です。尿ケア用のドッグフードを選ぶ時には穀物を使っていないものがおすすめとなっています。柴犬は穀物を消化することが苦手です。市販の安いドッグフードにはかさ増しのために穀物が大量に使われていることがありますが、穀物の摂取を続けることで消化不良を起こしやすくなりますし、アレルギーの原因になってしまうこともあるので注意しましょう。

最近では穀物を全く使っていないフードも増えてきているため、そのような商品を選んであげると良いでしょう。

まとめ

腎臓疾患は高齢の柴犬に多く、進行すると死に至ってしまうこともあります。腎臓は年齢を重ねるごとに機能が失われていきますが、再生しない臓器であると言われています。そのため柴犬の腎臓の状態を定期的に確認し、病気をできるだけ早く発見することが重要です。腎機能の低下が続くと腎不全となり、腎不全が進行すると尿毒症になってしまうことがあります。尿毒症になると早急に治療が必要であり、すぐ病院に連れて行きましょう。

早めに対処することで病気の進行を遅らせることができますし、犬の生活の質を改善できることが分かっています。病気の進行を緩やかにしたいという場合、尿ケア用のドッグフードを与えることも大切です。

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