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柴犬に栄養バランスの取れた食事を与える

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柴犬の健康を維持するためには良質なタンパク質をきちんと摂取させることが大切です。炭水化物や脂質も必要ですが、多すぎると肥満の原因になるので適量を与えることがポイントです。しかし、どんなに良いドッグフードでも栄養がきちんと消化吸収されなければ意味がありません。栄養が偏ることで健康にさまざまな影響が出てしまうので注意しましょう。最近ではさまざまなドッグフードが販売されていますが、安すぎるものには注意が必要です。

柴犬に必要な栄養素が十分に含まれていないこともありますし、栄養バランスが偏ってしまうこともあるのです。

柴犬の栄養が偏ると起こる症状をチェック

柴犬には栄養価の高いドッグフードを与えるのがおすすめです。人間は栄養バランスが偏ると健康に影響が出てきますが、柴犬の場合もいろいろな症状が出てしまうということです。栄養が偏ると痩せすぎてしまったり、逆に肥満になってしまうこともあるので注意しましょう。不眠や被毛のツヤがなくなる、毛が抜ける、体臭が強くなる、疲れやすくなるといった症状が出ることもあります。

タンパク質やミネラルが不足すると筋力や体温を保つため免疫力も低下してしまいますし、病気にかかりやすくなってしまいます。ドッグフードを与えているのに様子がおかしいと感じた場合、栄養が偏っているのかもしれません。分かりにくい症状もありますが、柴犬に当てはまることがあるなら食生活を見直してみると良いでしょう。最近では小型犬が人気となっており、子犬にあまり餌を与えないようにして成長を止めているという人もいます。

子犬にはたくさんの栄養が必要ですし、栄養が偏ると健康な犬に育つことができなくなってしまいます。柴犬にとっても可哀そうなことですし、虐待にもなるので絶対に行わないようにしましょう。痩せすぎや肥満など見た目で明らかに分かることもありますが、栄養バランスの偏りは見た目だけでは分からないこともあります。犬は自身で伝えることができないですし、なかなか気づかないこともあるでしょう。

体調の変化に気づいてあげるためには毎日のコミュニケーションが重要になります。

柴犬に必要な栄養素をチェックする

犬は人間と長く暮らすうちに雑食性になったと言われていますが、もともと肉食動物だったため、人間よりも多くのタンパク質が必要とされています。そのため肉や魚などのタンパク質がしっかり含まれており、栄養価の高いドッグフードを選ぶようにしましょう。タンパク質と脂肪、炭水化物という三大栄養素は人間が生きていく上で欠かせないものですが、柴犬にとっても欠かせないものです。

筋肉や皮膚、毛などを作り出すタンパク質はアミノ酸から構成される栄養素であり、アミノ酸は全部で22種類あります。柴犬は体内で12種類のアミノ酸を生成できますが、残りの10種類は体内では生成できないため、食事から摂取する必要があります。タンパク質が不足すると発育が遅れてしまったり、体調不良の原因になってしまうこともあるので注意しましょう。

特に品質の悪いドッグフードの場合、タンパク質の含有量が少ないこともあります。柴犬の健康を考えるならタンパク質が豊富に含まれているドッグフードを選ぶようにしましょう。体のエネルギー源となるのが脂肪であり、脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きや食物の嗜好性を高める働きもあります。また、必須脂肪酸を供給することもできます。

必須脂肪酸が不足すると毛の艶が悪くなったり、繁殖能力が衰えてしまうこともあるため、低脂肪のドッグフードを与えて調子が悪そうに感じたら他のドッグフードに切り替えた方が良いでしょう。以前は柴犬には炭水化物が必要ないと言われていたこともありますが、最近のドッグフードには炭水化物も含まれています。また、ビタミンやミネラルなどの栄養素も体調を維持するために欠かせません。

柴犬に必要な栄養価とドックフード


国の天然記念物にも指定されている柴犬ですが、他の犬種と同様に柴犬も人間と生活するようになり、肉食動物から雑食動物へと変化をしてきました。柴犬に必要な栄養価はたんぱく質、脂肪、糖質、ミネラル、ビタミンですが、避けるべき栄養価ももちろんあります。とくに脂肪分の過剰摂取は肥満の元になるため注意が必要です。同じ柴犬でも幼少の時は成長のために脂肪分が多く必要なので、ドッグフードも幼少用の方が脂肪分が多く入っています。

柴犬のドックフードを選ぶときは愛犬の年齢を考え、購入しなくてはいけません。その他にも柴犬が避けるべきものは、チョコレートやココアに含まれているデオブロミンやキシリトール、腎臓への影響が心配されるレーズン、果実、種、葉などにペルシンという物質が含まれているアボカド、アリルプロピルジスルファイドという赤血球を壊す物質が含まれているネギ類は、とくに注意の必要な栄養価です。

ペットフードは価格が高いものが多く、高額になってしまいますが、正しく選ぶことができれば、柴犬の避けるべき栄養価は入っていないので、大切な愛犬の命はもちろん毛並みや肌を豊富な栄養素で守ることにつながります。雑食に変わったとはいえ、避けるべき食材はたくさんあります。かわいいからといって人間と同じ食べ物を与えるのではなく、愛犬が健康に長生きできるように適切な食べ物を選択し守っていく必要が飼い主にはあるのです。

栄養価を考えて柴犬用のドッグフードを選ぶ

柴犬用のドッグフードを選ぶ際には価格だけでなく栄養価についてもしっかりと確認することが重要です。炭水化物は糖質と食物繊維で構成されています。特に糖質は柴犬が筋肉を動かしたり体温を保つのに重要な栄養素です。犬は人間よりも糖質の分解が苦手なので、少量与えれば十分です。穀物由来の炭水化物は消化不良やアレルギーの原因となるため注意する必要があります。

タンパク質は血液や筋肉、臓器や皮膚など体を作るのに必要な栄養素です。ホルモンや免疫機能の働きにも関与しています。犬は植物性タンパク質の吸収・分解が苦手なので、動物性タンパク質を多く与える必要があります。脂肪はカロリーが高く運動や体温維持のためのエネルギーとして利用されます。臓器の保護や細胞膜の生成、皮膚や毛の健康を維持する役割も果たします。食物繊維は消化できないので便として排出されます。

ごく少量であれば便通を改善する効果があります。大量に食物繊維が含まれているドッグフードは避けます。ビタミンやミネラルは体の調子を整える重要な役割を担います。ミネラルにはリンやカルシウムの他にマグネシウムやカリウム、ナトリウムなどがあります。特にリンやカルシウムは骨や歯の構成部分となる重要な栄養素です。柴犬が健康を維持するには水分もしっかりと摂取しなければなりません。

ウェットタイプのドッグフードには水分が含まれていますが、ドライタイプは別に与える必要があります。

まとめ

愛犬には栄養豊富な食事を与える必要があります。ドッグフードにはドライタイプとウェットタイプが存在します。特にウェットタイプは水分が多いため、別に水を与えなくても十分な水分補給が可能です。しかし含まれている栄養価はドライタイプの方が優れています。バランスの良い食事を与えないと柴犬が栄養失調になることがあります。犬も不眠症になったり歯が抜けるなどの症状が現れることがあるので注意が必要です。

健康を維持するためには動物性タンパク質の他に糖質や脂質、ビタミンやミネラルなどをバランス良く摂取することが重要となります。

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