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柴犬に豚肉を含むドッグフードを与えたい

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豚にはいろいろな種類があり、古くから人間がよく食べている肉ですが、ドッグフードの原材料としても使われることがあります。近年では豚肉を主原料としたドッグフードも増えてきています。さまざまな商品がありますが、信頼できるメーカーの商品なら原材料の品質についても心配ありません。アミノ酸を豊富に含んだ質の良いタンパク質やビタミンB群を多く含んでおり、活発な柴犬にも最適な肉です。

また、ダイエットに効果的なことも注目を集めています。代謝をアップさせる栄養素が含まれているため、太り気味な柴犬に与えてみても良いでしょう。

柴犬にも良い豚肉の栄養素をチェック

ドッグフードの原材料の一つである豚肉は栄養価が非常に高く、部位による違いが少ないことが特徴です。牛などと比べてタンパク質は少なめですが、吸収率の高い良質なタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉や皮膚などを作る上で欠かせない栄養素ですし、柴犬にとっても重要な栄養素です。豚肉はビタミンB群が多く含まれていると言われています。

特にビタミンB1は赤身の肉と比べて含有量が多く、牛肉の10倍以上の量が含まれているということです。ビタミンB1は摂取した炭水化物を分解するために必要であり、神経伝達をスムーズに行うために欠かせないものです。豚肉の脂肪は酸化しにくいことが特徴です。血中コレステロールを増やす飽和脂肪酸が多く含まれているため、柴犬に脂身ばかり与えるのは良くありません。

もちろんドッグフードは脂肪分の調整もされていますし、あまり心配しなくても良いでしょう。また、アラキドン酸が含まれていることもポイントです。これは必須栄養素の一つであり、免疫力をアップさせる効果や記憶力を向上させるといった効果が期待できます。カルノシンという成分も多く含まれています。この成分は乳酸の生成を抑えてくれるため、疲労回復に効果が期待できます。

老化を緩やかにすることもできるため、積極的に柴犬に与えていきましょう。豚と聞くと太りそうなイメージがあるかもしれません。しかし、その肉にはビタミンB群やナイアシンといった成分が多く含まれています。これらが糖質や脂肪の代謝を促進してくれるのです。

柴犬のために安全な豚肉を含むドッグフードを選ぶ

柴犬のために豚肉を含むドッグフードを与えたいという場合、選び方のポイントや注意点を守るようにしましょう。ドッグフードに含まれるBHAやBHTなどは酸化防止剤としての役割がありますが、発がん性があるので避けた方が無難です。また、調味料や着色料、防腐剤なども柴犬には必要ありませんし、避けた方が良いでしょう。豚肉を含むドッグフードは原材料のチェックも大切ですが、栄養バランスも非常に重要です。

品質の良い肉を使っていても栄養バランスが悪ければ健康には良くありません。穀物から摂取できる炭水化物は柴犬にとっても必要な栄養素です。しかし、小麦やトウモロコシは犬が消化しにくい食べ物ですし、消化不良やアレルギーの原因となってしまいます。長く食べ続けることでリスクが高まってしまうため、小麦やトウモロコシといった穀物は避けるようにしましょう。原産国についてもきちんと記載されている方が安心です。

国産だから安心できるというわけではなく、日本はペットの食に関しては遅れているのです。そのためペット先進国であるイギリスやドイツ、アメリカなどで作られているドッグフードを選ぶようにしましょう。豚肉を含むドッグフードの中には食いつきを良くするため、動物性脂肪を注入しているものもあります。しかし、これは柴犬の健康には良くありませんし、食べ続けることで腎障害や肝障害を引き起こす可能性もあるのです。

豚肉を含むドッグフードを選ぶ場合、肉の品質をチェックすることも重要です。ポークミールやポークミート、副産物といった表記がある場合は注意しましょう。これは人間が食べられないような品質の悪い肉や廃棄処分されるレベルの肉を使っている可能性があります。

柴犬に豚肉が原材料のドッグフードを与えるときは


豚肉は良質な動物性タンパク質であり、必須アミノ酸がバランス良く含まれることが特徴で代謝をサポートするビタミンB群も豊富に含まれています。脳に働きかけて情緒を安定させるアミノ酸のトリプトファンも含まれます。豚の肉が原材料のドッグフードは運動量が多く、神経質な部分がある柴犬に適したフードのひとつといえます。しかし、豚肉を原材料にしたドッグフードはあまりみかけません。

その理由はアレルギーの発症リスクがほかの食材と比較すると高いためともいわれます。アレルギーが発症する確率は個体差がありますが、本来、皮膚にアレルギーがでやすい傾向がある柴犬に与えるときには注意するべきです。豚肉のドッグフードを柴犬に初めて食べさせるときは、必ず少量ずつ与えてまずは様子をみましょう。痒がったり顔の目や口のまわりに赤みが出たり、毛が抜けたり嘔吐などの症状がみられたときは与えるのは中止しましょう。

そして豚肉は脂肪分を多く含みます。太りやすい体質の柴犬には、ドッグフードを与えすぎないように注意しないと肥満の原因になってしまうのです。豚肉は栄養のバランス面では、人間も疲労回復のためよく食べるようにとても優れた食材です。アレルギーの発症がなければ、柴犬の健康維持には良い効果が期待できます。アレルギーを発症するリスクがあることを理解したうえで、毎日あたえるドッグフードのひとつに加えてみることをおすすめします。

柴犬のドッグフードに豚肉を使っていいのか

アレルギー体質である柴犬には、原材料にこだわりを持った餌を与えなければなりません。そのため市販のドッグフードではなく、手作りのフードにする人がたくさんいます。そうすることで原材料に添加物が混入していない、肥満防止にも繋がるようなドッグフードを作ることができるのです。できれば柴犬にはお肉をメインとした食事を与えるべきですが、豚肉をドッグフードとして食べされることは良いのでしょうか。

実は豚肉を使ったフードでも柴犬にとっては問題ありません。ですが人間と同じように生食してしまうと菌などが体で悪さをする可能性があるので、加熱処理をした上で愛犬に与えます。豚肉は加熱調理が必要なお肉ですが、ビタミンが豊富に含まれており優秀な食材です。愛犬の健康にも役立つ成分がたくさん入っています。良性のタンパク質は毛を作るので、良い毛が生えるようになります。

お肉を調理する方法はまず火を通すことから始まります。さらに小さいサイズに切り分ける必要もあるのです。犬の歯は切り裂くために作られている特徴があるので、大きいサイズだと食べられない可能性があります。また、脂肪を多く含んでいる部分はなるべく少なくする必要があります。これは肥満防止のためです。柴犬が肉を食べないようでしたら、他のお肉との食いつきを比較してみましょう。

お肉があわない場合は食いつきの良いほうのお肉を与えるべきです。また食べたあとに嘔吐したりぐったりするときは、すぐに別のお肉を使用しましょう。

まとめ

豚肉には健康に良い成分がたっぷりと含まれています。しかし生で与えてはいけません。与えたあとぐったりしていたり嘔吐する場合は、餌が合わないものと考えるべきです。愛犬にあげる食事は安全であることが一番です。お肉の特徴を踏まえた上で、適切な量を与えれば犬の健康を保つことにも役立ちます。生肉だけは与えないようにきちんと気を配る必要があります。

しっかりとした調理方法を行い適切な餌を作ることができれば全く問題のないお肉です。むしろ愛犬の健康を維持してくれる良いお肉といえます。積極的に取り入れて、他のお肉の食べ方と比較してみましょう。

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