健康

柴犬の子犬が自分の足を噛む理由をチェック

更新日:

柴犬は古来より日本で飼育されてきた犬種です。かつては番犬や猟犬として活躍してきた犬種ですが、現在では家庭犬として愛されることが多くなっています。柴犬の子犬が自分の足を噛んでいたら心配になってしまうかもしれません。まずは自分の足を噛んでしまう原因について知っておくことがポイントです。そして、原因に合わせた対処法を確認しておきましょう。皮膚に炎症が起こっているのかもしれませんし、ストレスが原因で噛んでしまうこともあるのです。

なかなかやめない時は悪化してしまうこともありますし、早めに動物病院に連れて行くことが重要です。

柴犬の子犬はストレスが原因で自分の足を噛むことがある

柴犬の子犬が自分の足を噛んでしまう理由はいくつかありますが、主にストレスが原因と言われています。普段から留守番が多い場合や飼い主にあまり構ってもらえない場合、柴犬の子犬はストレスを感じてしまうことがあります。穏やかに過ごしているように見えても、大きなストレスを抱えていることがあるので注意しましょう。飼い主の帰宅が遅いことやあまり散歩に連れて行ってもらえないことがストレスの原因になってしまうこともあります。柴犬の子犬は自分の足を傷つけることでストレスを発散させようとしているのです。

そのような理由で噛んでいる場合、玩具で一緒に遊んであげたり、十分な運動をさせるなどの対策が効果的です。雨の日や雷が鳴っている日、台風の日などは散歩に行かないという人もいるかもしれません。その場合は室内でたくさん遊んであげることが大切です。柴犬の子犬にとってスキンシップが足りないのもストレスになりますが、構いすぎるのも良くありません。適度なスキンシップを取ることにより、ストレスを感じることなく過ごさせることができるでしょう。

柴犬の子犬が足を噛んだり舐めることが癖になっている場合、なかなかやめさせるのが難しいかもしれません。その場合は噛んでいない時に褒められるということを繰り返し覚えさせることが効果的です。しかし、足を噛んでいる途中でおやつを与えた場合、噛んだら良いことがあったと間違って学習してしまうため、噛んでいない時におやつを与えることが大切です。

柴犬の子犬が自分の足を噛んでいるのは病気が原因のことも

柴犬の子犬が自分の足を噛んでいる場合、実は病気が隠れているのかもしれません。ノミやダニによってアレルギー反応を起こし、見えない部分で炎症が起こっていることもあるのです。足に炎症が起きているだけでなく、他の部分に起きた炎症が原因で足を噛んでしまうこともあります。この場合は炎症による痛みや痒みが気になっており、噛んでストレスを発散させようとしていると考えられます。しかし、そのままにしておくとさらに悪化してしまうこともあるため、動物病院に連れて行くようにしましょう。

また、肉球がアスファルトで傷ついて出血した場合、傷口を気にして噛んだり舐めたりしてしまいます。肉球に傷がつくとなかなか治らないこともあるため、普段からクリームなどで保湿ケアをしておきましょう。シャンプーのすすぎ残しにより、指の間や肉球に炎症が起こってしまうこともあります。指の間や肉球はすすぎ残しの多い部分ですが、シャワーをしっかり当てて洗い流すようにしましょう。逆にしっかり洗っていない場合、汚れが残ることで炎症が起こってしまうこともあります。

中には犬を綺麗にするために洗いすぎてしまい、逆に皮膚にダメージを与えてしまうこともあるので注意が必要です。柴犬の子犬のシャンプーは月に1~2回程度にしておくのが無難です。散歩の後にウェットティッシュなどで柴犬の子犬の足を拭いている飼い主は多いかもしれません。しかし、拭き取るだけでは汚れは残っていることもありますし、指の間や肉球に炎症が起きやすい場合、散歩の度にシャンプーや石鹸で足を綺麗にしてあげるのがおすすめです。

柴犬の子犬は急性湿疹で自分の足を気にすることも


柴犬の子犬が自分の足を噛んでしまうのは急性湿疹が原因かもしれません。これは高温で多湿の梅雨時期に起こりやすく、数時間から1日で急に発症することも特徴です。急激に発症するのですぐに対処することがポイントです。急性湿疹になると痒みというより痛みに近い症状が出てしまうため、柴犬の子犬はしきりに噛んだり地面に擦り付けたりしてしまいます。それによって湿疹がさらにひどくなってしまうのです。また、痛みが強いので飼い主が触ろうとしても嫌がることがあります。

急性湿疹はどんな犬種でも起こりますが、アンダーコートが密生している柴犬は特に起こりやすい犬種です。急性湿疹はいくつかの要因が重なり合って発症すると言われており、アレルギーやアトピーを持っている柴犬の子犬の場合は注意が必要です。急性湿疹が原因で自分の足を噛んでしまう場合、細菌に対抗するための抗生物質や痒みを軽減する抗炎症薬での治療が行われます。傷口を噛んだり舐めたりすると治りにくくなるため、エリザベスカラーを装着することが多いでしょう。

きちんと治療をすれば数日で細菌感染と炎症が軽減し、数週間程度で改善していきます。急性湿疹は繰り返してしまうことも多いです。夏場はエアコンを使って室温と湿度を下げたり、カットして被毛を短く保つなどの方法が有効になるかもしれません。また、ノミやダニなどの予防はもちろん、アレルギーに配慮したドッグフードに変更するという方法もあります。

柴犬の子犬が自分の足を噛んでしまう時の対処法

柴犬の子犬が自分の足を噛んでしまう場合、一番の対処法はその原因を取り除くということです。飼い主は柴犬の子犬がどのような時に自分の足を噛んでしまうのかをしっかり観察することが大切です。病気や怪我が原因で足を気にする場合、それらを治療することで噛んでしまうのをやめさせることができます。心配な場合は早めに病院に連れて行きましょう。爪が伸びすぎている場合、飼い主が切ってあげるかトリミングサロンで切ってもらうのがおすすめです。特に地面に着かない狼爪は伸びていても気づきにくいので注意が必要です。

炎症が酷くなっていても噛むのをやめない場合、エリザベスカラーで炎症が治まるまで対処することが一般的です。また、嫌がらない場合は靴下を履かせておくのも良いでしょう。柴犬の子犬が自分の足を噛んでしまう原因のほとんどは内的要因が原因とされています。動物病院に連れて行っても異常が見つからなかった場合、ストレスが溜まっているのかもしれません。犬にとって特に楽しみなのは食事や運動の時間です。しかし、飼い主と遊ぶ時間やスキンシップの時間も犬にとっては重要です。

柴犬の子犬が足を噛んでいることに気づいた場合、まずは1日の過ごし方を見直してみましょう。そうすることでストレスの原因を突き止めることができるかもしれません。生活環境が変わった時や留守番が多くなった時、散歩に行っていない時などに噛んでしまうことが多いです。

まとめ

柴犬の子犬が自分の足を噛むのはストレスや病気が原因となっていることが多いです。暇つぶし目的で噛んでいたのが癖になってしまい、やめられなくなってしまうこともあります。そのままにしておくと皮膚に炎症が起こってしまうこともあるので注意しましょう。まずは柴犬の子犬の様子を観察し、足を噛んでしまう原因を考えてみることが大切です。特にストレスの原因が見つからない場合、病気や怪我が原因になっているのかもしれません。

その場合は早めに治療をする必要があるため、動物病院に連れて行くことが重要です。ストレスが原因の場合はたくさん遊んであげることが対処法になります。

-健康

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.