ドッグフード

柴犬にもおすすめなオーガニックのドッグフード

更新日:

日本犬の中で、柴犬は小型で歴史がある犬種だとされており、国内はもちろん国外でも飼育されているケースが増えています。SNSでは柴犬の愛らしい様子が数多く投稿されおり、親近感を抱きやすい犬種と言えるでしょう。柴犬を飼い始めて間もない頃は、どんなフードを選ぶか迷う人も多いはずです。ドッグフードは柴犬の健康を左右すると言えるほど重要です。しかし、世の中には良いものもあれば粗悪なものも販売されていますので、何を規準にして選択したらよいか困ることも。

ここで注目したいのが、フードの成分および原材料にこだわったオーガニックのフードです。今回は、柴犬に適したドッグフードの選び方について紹介します。

柴犬に適したドッグフードを選ぶポイント

飼い主にとって、大事な柴犬の健康を良好に保つことは何よりも優先したいことと言えます。柴犬用のフードを選ぶ時は、具体的に個々のフードにどんな特徴があるのかをチェックする必要があります。例えば、「柴犬専用」とされているフードの多くは、被毛への栄養が強化されて製造されています。しかし、独自の特徴を持つフードだとしても、それ以前にベースとなる部分が適切に設計されていることが必要です。

つまり、品質の良い動物性タンパク質を使用して、良質なビタミンとミネラルが添加されているかを確認しましょう。また、保存料および着色料などの添加物が極力抑えられているかもチェックします。柴犬のフードは、これらの基準をクリアしているものを選んで下さい。また、年齢に応じた選び方も柴犬の健康維持には大切です。子犬の頃は生理機能がまだ十分に発達していないので、より消化が良いフードを選んであげます。

さらに子犬の時期は、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの必要量が違います。子犬専用のもの、あるいはオールステージに対応するタイプを選んであげて下さい。逆に、シニアの時期に入った柴犬は若い頃と比べて代謝が落ちるので、カロリーを控えたフードが良いでしょう。ただし、タンパク質およびビタミン、ミネラルなどの栄養素はしっかり摂取する必要があります。つい「単にフードの量を減らせば大丈夫」と思いがちですが、実際はそうではありませんので注意しましょう。

最近注目を浴びているオーガニックのドッグフード

最近では食の安全性が取り上げられるようになりました。家族の一員である柴犬のためにも、安心して食べてもらえるフードを探している人が多くなっています。しかし、スーパーに行くとすぐ分かるように、世の中には犬用のフードが溢れています。正直、沢山ありすぎて一つに絞りきれないほどです。安価で販売されているフードの原材料も多いですが、原材料を見てみると粗悪な原料が使用されていることがあります。

例えば、「ミートミール」や「チキンパウダー」などの表示を見たことがある人もいるでしょう。確かに、ミートやチキンという表示はありますが、実際には何の肉が使用されているか分かりません。食肉部分を取り除き、本来であれば廃棄すべき部位を粉砕して使っている可能性があります。どんな材料か分からないものが入っているのは、飼い主にとっては不安になるはず。そこでおすすめなのが、近年注目を浴びているオーガニックのフードです。

オーガニックのフードに使用される原料には、農薬はもちろん化学肥料や土壌改良剤などが使われず、有機生産の原料だけを使用します。過去3年の間、化学肥料および農薬を使っていないことや、遺伝子組み換え原料が入っていないことなど、厳しい条件をクリアしたものがオーガニックと名乗ることができます。また、オーガニックのフードは人工添加物および保存料、着色料や香料なども一切使われていません。

農薬も化学肥料も使用せず、有機栽培で作られた野菜および果物を使用しているので安心です。

オーガニックのフードなら使われている添加物も最低限


オーガニックドッグフードを利用するもう一つの利点は、添加物が最低限だということです。柴犬のフードを選ぶ時、添加物と聞くと誰しも良いイメージを持つ人はいないでしょう。特に柴犬は比較的アレルギーになりやすい犬種なので、添加物は要注意です。また、着色料あるいは発色剤は柴犬だけでなく犬全般にとって不要です。色がよく分からない犬にとって、わざわざフードを着色するのは何のメリットもありません。

また、香料も健康の維持に関係ありません。良質な肉を適切に使っていれば、そもそも香料で香りを出す必要などない訳です。さらに、ドッグフードに欠かせない「酸化防止剤」というものにも注目しましょう。安価なフードに使われる酸化防止剤としてよく知られているのが、エトキシキンやBHA、BHTなどです。しかし、これらの酸化防止剤は発がん性が確認されているため食用には禁止されていたり、制限があります。特にエトキシキンは枯葉剤の酸化防止剤に使われた過去があります。

オーガニックのドッグフードにも、酸化防止剤は使われていますが、天然由来のものを使用しているので安心です。例えば、ミックストコフェロール(ビタミンE)やローズマリー抽出物などが代表的。オーガニックのフードにはこうした最低限の添加物だけが使用されていますので、不安なく柴犬に与えることができます。ちなみに、天然由来の酸化防止剤が使われているタイプは人工酸化防止剤を使ったタイプと比べて賞味期限は短めです。

オーガニックのドッグフードはどのように選んだらよいか

オーガニックのドッグフード選びのポイントは、日本のフードの場合は有機JAS認証機関から認定を受けているかどうかです。海外でも同等あるいはそれ以上の基準を有する認定機関がありますので、そのような機関から認定を受けているかどうかチェックしましょう。さらに、オーガニックにのみとらわれ原材料の欄もしっかり確認します。この時のポイントは2つあり、一つ目が高タンパク質であること、もう一つはグレインフリーかどうかという点です。

肉食動物の犬は、穀物の中でもトウモロコシや小麦などの消化吸収が得意ではありません。特に柴犬の場合、これらの穀物はアレルギーが起こりやすい食品です。ところが、安価なドッグフードの原材料をチェックすると、トウモロコシもしくは小麦が掲載されている場合があります。穀類がメインになっている餌を食べ続けていると、消化吸収が上手くできずにアレルギーに繋がりかねません。

そのため、柴犬にオーガニックのドッグフードを与える時は、穀物が不使用のグレインフリーがおすすめです。また、犬に大切な栄養素がタンパク質です。柴犬にとって必要とされるタンパク質はチキンやラム肉、魚肉などの動物性タンパク質と言われています。犬にとっては、基本的に原料の25%以上がタンパク質であることが理想とされています。できれば50%以上、肉あるいは魚が入っているタイプを選ぶことで、柴犬に必要なタンパク質をたっぷり摂取できます。

まとめ

一般的に柴犬は、アレルギー性皮膚炎が起きやすく太りやすいと言われているので、ドッグフード選びが比較的難しい犬種です。しかし、オーガニックのドッグフードなら柴犬に必要とされる栄養素が適切に配合されていて、出来る限り無添加にこだわって製造されています。何よりも新鮮な肉や魚、野菜や果物が使用されているために消化が良く、安心して食べさせることができます。さらに添加物なども最低限の使用になっていますから、アレルギー対策にも適している訳です。

皮膚にアレルギーが出やすい柴犬にも向いています。原材料にこだわって食品を選ぶのと同様に、愛犬のドッグフードも慎重に選んでみて下さい。

-ドッグフード

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.